2012年 02月 23日
凍れるトラジメーノ湖1

そのため、今年は、トラジメーノ湖も、1985年以来、久しぶりに凍ったと聞いて、2月10日金曜日の午後、トラジメーノ湖を訪ねました。

まずは、ペルージャから無料高速道路で湖を目指しました。

マジョーネで高速を下り、湖に向かって進むと、やがて下り坂の先に、トラジメーノ湖が見えてきました。湖がどれほど凍っているかに半信半疑だった夫が、「湖のこちら側は凍っていないけれど、対岸付近は凍っているよ!」と声を上げます。

それでも、水が凍っていないとは予想しつつ、まずは近くにあるサン・フェリチャーノに向かいました。この村には、ポルヴェーセ島行きフェリーの港があります。

ボート置き場の水は凍っているものの、

湖は凍っておらず、ごくたまに薄い氷が少しずつ張り始めた箇所が見える程度です。

サン・フェリチャーノを後にしたわたしたちは、湖の凍っている対岸、カスティッリョーネの町を目指して、時計回りに湖を周回しました。湖の南岸には、車を置いて、見晴らしや散歩を楽しむことができる場所がいくつかあります。その一つで車から降りると、高台から、湖が一面に凍っているのが見えました。

波や風によるものか、凍った湖面に描かれた模様も美しく、大好きなトラジメーノ湖が凍っているのを初めて見て、夫もわたしも感動しました。

さらにしばらく車を西に進めて、他の展望台から眺めると、一面に氷が張った湖の中に、一箇所だけ大きくぽっかりと穴を開けたように、まだ水の凍っていない部分が広がっているのが見えました。

冷たい北風が頬に雪を吹きつける中、それでも、同じように車を停めて、凍った湖を眺めている人が、他にもいました。

さらに車を進め、カスティッリョーネ・デル・ラーゴの傍らを通り過ぎて、再び湖が見えてきたところで車を停めました。湖の一面が、穏やかな波を立てている最中に、そのまま時が止まったかのように、凍りついて、静止しています。

さざ波を立てた形のまま、凍りついた湖のそこかしこに白い雪が降り積もっています。

夫は氷の上に足をのせ、氷はまだそれほど厚くないよと言いました。

寒空の下、冬に凍った様子もまた美しい湖の眺めを楽しんでから、帰途につきました。本当は、北岸のトゥオーロでも下りて、湖を見る予定だったのですが、降り始めた雪が道路に積もり始め、凍結の恐れもあったため、そのままペルージャに向かいました。
⇒ 記事、「凍れるトラジメーノ湖2」につづく。
⇒ Continua all'articolo, "Lago Trasimeno gelato 2" (Trasimeno 14/2/2012).



昨日はご訪問を有難うございました♪
私はイタリアが大好きです! 昔、ツアーでアッシジに立ち寄ったことがあります。
日本人の牧師さんがいらして…。もしかしてその方がご友人ですか?
ずいぶん昔なのですが、当時、おひとりしかいらっしゃらなかったです、日本人のかたは。
イタリアの景色や食文化など、ガイドブックと違い、とても身近に感じます。とても楽しみです♪
