2012年 02月 25日
凍れるトラジメーノ湖3

湖の東岸の中間地点にあり、

岸が岬のように、わずかだけ湖に突き出したところにあります。

そのため、村の北側からは、湖の北岸に近いマッジョーレ島(Isola Maggiore)とミノーレ島(Isola Minore)が見えるのですが、同じ岸辺を少し南に向かって歩き、桟橋(最初の写真)まで来ると、湖の南にあるポルヴェーセ島も、すぐ近くに見えるのです。

今回、おもしろいなと思ったのは、同じモンテ・デル・ラーゴの村でも、北の岸周辺では、湖面がすっかり氷に覆われ、しかもその氷がかなり厚そうであるのに対して、

同じ場所から、南の方を望むと、すっかり趣が異なり、氷が極めて薄かったり、日の光で氷が解けてしまったりしていることです。

そこで、南に向かってしばらく歩き、桟橋まで歩いてみました。写真で、桟橋の向こうに見えている島は、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)です。とても薄い氷の層が、かろうじて湖面を覆っているものの、

氷が解けて、水が湖面に顔を出しているところもあります。

この桟橋からも、北を眺めると、マッジョーレ島とミノーレ島が、遠くに見えます。

わたしたちが、つい先ほどまでいた北岸周辺では、氷の層が厚いのですが、桟橋周辺では、氷が極めて薄く、

広範囲にわたって、氷が解けてしまっている場所もあります。

坂道を上って、駐車場に向かう、その途中にも、

夕日がポルヴェーセ島とトラジメーノ湖を、桜色に、

そして、茜色に染めていく様子を、見ることができました。

南に向かって、車で湖畔を走ると、モンテ・デル・ラーゴでは、ポルヴェーセ島の右手に見えていた夕日が、島の後ろに見え隠れし、やがて、島の左手に姿を現しました。サン・フェリチャーノ村湖畔の駐車場に車を停め、岸辺まで歩きます。

空と湖を、桜色に染め上げながら、太陽が遠い山の向こうに沈んでいく様子を、こんなにも美しい眺めを楽しませてくれた自然に、今日の1日に、そして太陽に、感謝しながら見送りました。
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桜色…。茜色…。なるほど!( ..)φメモメモ
この表現はぴったりですね。
私の辞書に加えさせていただきます。(^^)/

