2012年 03月 09日
イチゴのミモザケーキ

イチゴのミモザケーキ(torta mimosa alle fragole)を作りました。

まずは24cm丸型のスポンジケーキを作り、オーブンでケーキを焼いている間に、イチゴ300gを細かく切って、深い大き目の器に入れ、砂糖ティースプーン2杯と少量のレモン汁を加えて、よくかき混ぜ、30分ほど置きます。
焼き上がったスポンジケーキが冷めてくる頃、生クリーム250mlに、砂糖ティースプーン2杯を加え、よく冷やしておいたボウルで泡立てて、生クリームを準備します。

スポンジケーキをナイフで3層に切り分けます。このとき、中心の層は、厚さ1cmほどで構いません。この中の層は、あとで指でほぐして、ミモザの花に見立て、ケーキを飾るのに使います。
砂糖とレモン汁につけておいたイチゴから出たイチゴの果汁を、スポンジを上・中・下に切り分けた、一番下の層のスポンジの上に、まわしかけます。さらに、スポンジを生クリームで覆って、その上に、イチゴを敷きつめます。

その上を、さらに生クリームで覆い、3層に切り分けたスポンジの上の層を、上から重ねます。

上の層を載せたあとは、スポンジケーキ全体を、残りの生クリームで覆います。

中の層は、細かい粒じょうになるほどまで、ひたすら指でほぐしていきます。

粒状になったスポンジで、生クリームで包んだスポンジケーキを覆い、イチゴで、ケーキを飾って、はい、できあがり。
昨夜は、お義母さん、夫、お義父さん、義弟と共に、このイチゴのミモザケーキを食べて、ヴィンサント(vinsanto)で祝杯を挙げ、女性の日を祝いました。大好きなイチゴがたっぷりで、うれしかったです。皆もおいしいと喜んで食べてくれました。
下にリンクを掲げているレシピを参考にしたのですが、すでに生クリームを買っていたので、別のクリームを作る代わりに、すべて生クリームを使いました。また、下のどのレシピでも、スポンジケーキ(Pan di Spagna)の薄い層を、サイコロ状に切って、それをミモザの花に見立てているのですが、わたしは、中の層を切るときに、すでにかなりパンくずならぬケーキくずができてしまったこともあり、かつてどこかで食べた粒状のスポンジに飾られたケーキを思い出しながら、こんなふうにケーキを飾ってみました。下記、三つ目のリンク先では、とても大きい長方形のミモザケーキ、四つ目では、パイナップル風味のミモザケーキのレシピが紹介されていますので、興味のある方は参考にしてください。
最後に、材料と、必要な分量をご紹介します。
イチゴのミモザケーキ 材料
スポンジケーキ 24cm丸型*
生クリーム 250ml
イチゴ 350~400g
(300gは細かく切って、レモン果汁と砂糖に漬けて、ケーキ
の中央に挟むため、残りは、ケーキの上を飾るため。)
砂糖 ティースプーン4杯(生クリームとイチゴにそれぞれ2杯ずつ使用)
レモン果汁 少量
*スポンジケーキについては、手持ちのレシピ(リンクはこちら)によると、材料は、「薄力粉100g、片栗粉50g、砂糖250g、卵5個+卵黄3個、蜂蜜20g、ベーキングパウダー」で、これで、おいしいふわふわのスポンジケーキを作ったことがあります。ただ、これだと、卵が多く、義父母も義弟も高血圧なので、今回はウンブリア伝統のリングケーキ、トルコロ(torcolo)を作る要領で、レモンの皮と果汁の代わりにオレンジを使い(ちょうど手近にレモンがなかったためです)、

リングケーキ型の代わりに、24cm丸型に入れて、焼いてみました。スポンジケーキに比べると、ふわふわ感に欠けはするのですが、ただでさえ生クリームも使ったので、コレステロールを気にせずに、安心して食べてもらえました。トルコロは、バターの代わりにオリーブオイルを使う点でも、体に優しいと思います。
参考にしたレシピたち
- Mondo Ricette – Torta mimosa alle fragole
- Alberghiera.it – Torta mimosa
- GialloZafferano.it - Torta mimosa all’ananas
- L.Sardella, J. Majello, G. Berardi, “I dolci della vecchia fattoria”, Zapping, 1998.
↑ イタリアの家庭で作られるパイ(crostata)やスポンジケーキなどのデザートのレシピが、失敗しないためのコツも含めて、図入りで親切に説明されています。



手作りの優しさあたたかさを感じるケーキです。d(-。∂)good!!
イチゴをたくさん使った味は格別でしょう。
お祝の雰囲気、みなさんの嬉しそうな雰囲気が伝わって来ますよ~。(^^)/
なおこさんの大好きなイチゴの季節の到来ですね。
私にとって、イチゴと言えばなおこさん、なおこさんと言えばイチゴです(笑) なおこさんが嬉しそうにイチゴを食べる様子が、目に浮かぶようで、こちらまで幸せ気分になりますよ〜。
ところで、ミモザのケーキというのは初めてです。スポンジをこまかくほぐしてミモザに見立てるというわけですね。ゆで卵をこまかくすりおろして(我が家はすりおろしてしまいます)、ミモザサラダにするのは日本でも浸透していますが、ミモザのケーキはまだまだかも...。とてもいいですね!
私もこんど作ってみようと思います。...あ〜、おいしそう。食べたいなぁ。
ミモザケーキは、こちらでは、特に女性の日に限らず、時々ケーキ屋さんで見かけます。ミモザサラダでゆで卵をすりおろすとは本格的ですね。わたしはいつもばたばたと昼食のしたくをするので、今年もざっとフォークでつぶしました。ミモザのケーキ、要するに生クリームとイチゴの載ったケーキの装いを少し変えただけなんですが、少しクリームが控えめで、おいしいですよ。みほさんのように、お仕事でお料理やデザートを作られている方に、そう言っていただけると、気恥ずかしいけれど、うれしいです。わたしは生クリームとイチゴの取り合わせが大好きなので(日本では年中よく見かけますが、イタリアでは春くらい)、これでもおいしいと満足なのですが、本当にふわふわおいしく柔らかく作るには、やっぱりトルコロではなく、本格的にスポンジケーキを使う必要があるかと思います。

美味しそうなミモザケーキ!
イチゴが刻まれてこんなに入ってるなんて、甘さに甘酸っぱさが加わって美味しいでしょうね。
ミモザケーキって食べたことない気がするんですけど、スポンジケーキを細かくしたものをミモザの花に見立てているんですね。見た目も綺麗です。
凸d(^ー^)pochi!