2012年 03月 30日
かりかりカリフラワー

冷めてもおいしく香ばしいので、スナック菓子のように手が止まらず、あっと言う間に食べ終わってしまいました。

事の発端は、夕方お義母さんからいただいたこちらのカリフラワー(cavolfiore)です。ふだん畑で採れるカリフラワーは、お店で見かけるようにきれいで、白い花のブーケのようなのですが、今回は花が不ぞろいで、あちこち別の方向を向いています。お義母さんによると、あんまり暖かくて春らしい陽気なので、カリフラワーが育ちすぎて、こういう形になったそうです。小人たちが、葉の間から飛び出そうとしているような、愛嬌のあるカリフラワーです。

家に野菜畑があると、新鮮な野菜が食べられるのは、大いにありがたいのですが、たとえば夏ならズッキーニ(zucchina)、今の季節ならカリフラワーと、その時期に採れる同じ野菜を、「傷まないうちに」と、立て続けに食べる必要に迫られることも、よくあります。そういうとき、料理に変化を持たせるために、日伊のレシピを参考にするのですが、今回試してみて大成功、「これはおいしい!」と夫もわたしも大満足のレシピは、しゅう☆みり さんの「大人気♪◆カリフラワーのかりかり揚げ」(クックパッド、レシピはこちら)です。これまでにも、天ぷらの衣で揚げたり、卵と小麦粉にパルミジャーノを加えて揚げたり、いろいろ試してみたのですが、今回は大当たり。しゅう☆みりさんも書かれているように、カリフラワーは「何となく淡白な味」で、わたしたちはふつうに衣をつけて揚げたカリフラワーも好きなのですが、このレシピを使うと、「やめられない止まらない」味に豹変しました。
レシピには卵1/2個とあるところを、小さい卵をまる1個使い、醤油小さじ2杯、オイスターソース小さじ1杯はレシピどおりの分量を使いました。片栗粉は、いつものように、コーンスターチ(amido di mais)で代用しました。コーンスターチは、ちょうど大さじ4杯半ほど残っていたので、それをすべて使い、以上すべてを混ぜるとどろどろしていたので、水を加え、今度は水を加えすぎたので、小麦粉(farina)を、最終的には大さじ2、3杯ほど加えたのではないかと思います。というのは、天ぷらを作る要領で、冷たくするためために氷を一つ入れたら、その氷が解けてさらに水っぽくなったので、さらに小麦粉を少し加えたからです。
味もとびきりにおいしいのですが、口あたりが本当にかりかりで、まさにイタリア語でいうところのcroccante、夫が大好きな揚がり具合になりました。しゅう☆みりさん、すてきなレシピをありがとうございます。これからも何度も作ってみたいと思います。イタリアでは手に入りにくく高価なオイスターソースを切らしかけているのではありますが。

話は変わって、昨日、3月29日木曜日は、今年初めての野生のアスパラガス(asparagi selvatici)を収穫しました。テッツィオ山のお決まりの散歩コースを歩いて、トラジメーノ湖が見える場所、ミーララーゴ(Miralago)まで、沈む夕日を見ようと歩いたのですが、行きがけにわたしが1本見つけたら、アスパラガス探しの師匠としては、弟子に負けていられないと思ったのでしょう、日没後、薄暗い山道を下りながら、夫は何本ものアスパラガスを見つけました。お義父さんによると、ミジャーナではもう何日も前からアスパラガス狩りをする人がうろうろしていて、義父や左官屋が「収穫しないように」言うものの、狩人たちは、オリーブ園の主人とは知らずに、アスパラガスを摘み続けていたそうです。
夕日が沈んだのは午後7時半過ぎ、家に戻ったのは午後8時過ぎ。さっそくアスパラガス入り炒り卵(frittata agli asparagi)を作って、ほんのりとした苦味と緑色に、春を感じながら、おいしく食べました。


美味しそうですねぇ~
カリカリあげ作りたいですわ、オイスターソースで味付け
っていいお味でしょう。
新鮮なうちに食べるのが美味しいわぁ、小人さんたちが
飛び出してきそうっていい表現ですね。
こちらは雨がきつく降っています。
フィギュア、ご覧になりましたか?
イタリアはコストナーで嬉しい話題もちきりでしょうか?
さてさて...。このかりかりカリフラワー、美味しそうですね!
さっそく我が家でもマネっ子...と思いきや、オイスターソース
を切らしていることに気がつきつつ、それでもなお作って
みることにしました! (これから食べてみます! )
こんどは、材料を全部揃えて、再度挑戦したいです。
実は私、カリフラワーが大好きで、最近はちょっと尖った
「ロマネスコ」に夢中です。
カリフラワーは淡白な味わいなので、意外とどんな味とでも
調和するのがよいですね。特にカレー味との相性は抜群で、
カレー粉で炒めて食べるのも大好きです。
おいしいレシピを教えていただき、ありがとうございます!
このカリフラワー、「こんなにかりかりしていていいんだろうか?」(とカリ城のセリフをもじり、ここにも「カリ」があったりして)と驚くほどでした。オイスターソースなしでも、みほさんのことですから、あるもので、きっとおいしく料理されたことでしょうね。
カレー粉で炒めてもおいしいですよね♪ まだまだ畑での収穫は続くので、いろんなレシピを試してみたいと思います。みほさんのコメントを読んで、カレーライスを作って、カリフラワーを添えてみようかなとも思ったり。シチューには合いますが、カレーライスだとどうでしょうね?