2012年 04月 11日
せせらぎを聞きながら
夫が上の写真の橋を歩いたのは、好奇心からです。川の向こう岸の様子だけ見て、すぐに戻って来ました。
天気が悪かった前日の復活祭とは打って変わって、天気のいい1日でした。急に気温が下がり、前夜雪が降ったのか、アッシジ(Assisi)の近くを通り過ぎると、スバージオ山(Monte Subasio)の頂が、白雪に覆われています。
今回わたしたちが散歩した場所は、このスバージオ山の向こう側、アッシジがあるのとは反対側の山のふもとです。
出発地点は、ヴァルトピーナ村の村はずれです。空き地に車を置いて、赤い矢印で示した道を、歩いて行きました。車道ですが、CAI(Club Alpino Italiano、イタリア山岳クラブ)の57番トレッキングコースになっています。奥に見える、雪を頂いた高い山は、スバージオ山です
しばらく歩くと、勢いよく音を立てて流れるアンナ川(Fosso dell’Anna)が、道の左手に現れました。
それから長い間、小川のせせらぎを楽しみながら、川に沿って、歩き続けました。川沿い、道沿いには、かわいらしい野の花が咲いていました。淡い紫色をしたスミレ(violetta)、
鮮やかなピンク色のシクラメン(ciclamino)たち、
クリーム色のプリムラ(primula)。ただ、車が通ることは少ないと言っても、車道であるからか、花との出会いは、アッペンニーニの山中を歩くときほど、頻繁ではありませんでした。
途中、道の分岐点があり、そこから、アンナ川をしばらく離れて坂を上り、このマルコ・フラーテという集落にたどり着きました。
改築されたばかりらしい、美しい中世の家があります。
集落を通り過ぎ、水車小屋への道しるべに従って、さらに歩いて行きます。目前に高くそびえ立つのは、スバージオ山(Monte Subasio)。もうこんなに近くまで来ました。この山の向こう側に、アッシジの町があります。
リンゴ(melo)の赤いつぼみを愛でながら、小川の上にかかる橋を渡ると、
道の傍らに、再び小川が現れ、川沿いには、桜の木が並んでいます。ペルージャの我が家では、もう散りかけていた白い桜が、ここでは、きれいな花をいっぱいに咲かせていました。
ここまで来ると、目的地の古い水車小屋は、すぐ近くでした。
白鳥や鴨、アヒルたちがのんびりと池でくつろぐ様子を眺め、水車小屋の周囲(写真はこちら)を歩いたあと、
水車小屋の裏にある急な山をしばらく登り、木の間、花の傍らで、昼食のパニーノとオレンジを食べました。昼食が終わって、山を下るときには、こんなふうに、水車小屋と、これまで歩いて来たアンナ渓谷(Valle dell’Anna)がきれいに見えました。
(Servizio Turistico Associato, 2005)
上の地図にあるように、帰りは別の道を通って出発点に戻ろうとしたのですが、コース(下記、一つ目のリンク先にあり)に従って、アンナ川を渡り、カピエッチ(Capiecci)を目指すと、坂道を上ったところにある家の傍らで、道が柵と網で遮断されていました。そこで、しばらく代わりの道を探して歩いたものの、見つからず、結局は、坂道を下ってアンナ川まで戻り、元来た川沿いの道を通って、午後3時15分頃に、出発点に戻りました。
LINK
- Parks.it - Parco del Monte Subasio – Sentiero 57
- Parks.it - Parco del Monte Subasio – Punti d’interesse
でもペルージャは寒いですよね?
クラスメイトに「春がくるのは6月か7月」と言われてしまいました。
そこだけ春で,それを観ている私は冬です。
私の留学は9月の終わりまでの予定で、状況が許せばさらに半年延長するつもりです。
東京よりも冬は寒く、夏は暑いと覚悟してきました。
でももちろん暖房も切られていますし、とにかく今は寒くてたまらないので、はやく暖かくなってほしいです。
美しい眺めに気持ちが高揚しますわ。
名もない野の花にシクラメンのお花が咲いてるのは感動しますね。青い空に中世の家にせせらぎ~なんて贅沢な眺めかしら。
見せていただいて嬉しいです~
中世の家は、三つのアーチが並ぶ正面を始め、家の造りがとてもすてきで、夫と二人で、家の周りをぐるぐる回って、眺めました。
大学は午前中だけ暖房が入っています。(でも窓を開け放してしまう教授がいます・・・・笑)
家は・・・そうですね、同居人が明日あたり帰ってくるので相談してみます。でもクラスメイトの日本人も暖房が無いと言っているのでそんなものかと思っていました・・・・。