イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

日伊の仏語入門書の違いとびっくり『おおシャンゼリゼ』

 着々とフランス語の勉強を進めています。おもしろいのは、各入門書によって、同じ文法事項が出てくる順番がかなり異なることです。たとえば、フランス語で、「~に、~で」と場所などを表す前置詞、àは、イタリア語で該当する前置詞、aと似ていて、アクセントがついただけなので覚えやすいのですが、日本人向けの入門書では、かなり課が進んでから、ようやく登場することが多いようです。

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 『フランス語のABC』では、今日、第12課、91ページにして、ようやくこの「フランス語で最もよく使われる前置詞の一つ」だという前置詞が登場しました。『新・リュミエール フランス文法参考書』も似たようなもので、昨晩、第4課、93ページで、やっと説明に出会えました。

 これは、日本語の外国語入門書は、文法の品詞など、文法項目ごとに構成されていて、「発音、名詞、冠詞、動詞……」といった順序で、学習を進めることが多いからだと思います。ただ、買う前からそれは十分に承知していて、「コミュニケーションを主体に据えたイタリア人向けの入門書」を主軸に据えて勉強し、日本人向け入門書は、文法の参考や練習に役立てるつもりでいました。

 一方、イタリア人向け入門書、『Francese Corso Completo』では、この前置詞は、第4課、46ページででてきます。と言っても、実は、この入門書はまだ第3課までしか終えていません。最初に簡単に発音と表記の説明があったあと、いきなり第1課から、長い会話が登場し、学習する文法事項も、avoir・être(それぞれイタリア語のavere・essere、英語のhave・beにあたる動詞)と-erで終わる規則動詞の直説法現在の活用などと、多岐にわたり、所有形容詞まででてきて、密度が非常に濃いからです。
 
 ただし、前置詞àの文法説明こそ、第4課になって初めて登場しますが、第1課の会話文中に、すでにこのàがふんだんに使われていました。

- Monsieur Rossi est à Paris. Il discend à l’hôtel Astre […].
-Malheureusement, nous n’avons plus de chambre à un lit. On vous a réservé une chambre à deux lits […].
- Le dîner est à 19 heures 30. Au revoir, Monsieur.
- Mes parents habitent dans un petit village à la frontière avec la France. Ils aiment la campagne. Moi, j’adore vivre à Paris!

(Dall’Unità 1 del “Francese Corso Completo”)

 フランス語もイタリア語も、もともと同じ俗ラテン語から発展・変容してできた言語なので、語彙や文法に相応する部分が多いため、イタリア語訳を添えただけで、àの用法や働きが、推測できるからでしょう。

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 でも、この前置詞àの文法説明を、わたしは早くから知っていました。歯医者通院中、待ち時間に少しずつ読み進めていたロンリー・プラネットのイタリア語話者向けの『フランス旅行会話集』(記事はこちら)では、発音・表記の説明の直後に、まっさきに前置詞àとdeが紹介されているからです。

 少し文法をかじったところで、少しずつ『星の王子さま』の原書、フランス語版を読み始め、まだ難しいのでごくまれにですが、朗読CD を、アイロンがけなどをしながら、聞いたりしています。語彙の形や文法がイタリア語と似ている上、『星の王子さま』は大好きで、日本語でもイタリア語でも、何度も読んだりCDを聞いたりしたので(記事はこちら)、時々読んで分からないところがあっても、なんとか筋を追っていけるし、何となく意味が理解できるところが多いからです。ただ、イタリア語ではfalsi amici(直訳は「偽りの友人」)と呼ばれるのですが、異言語間では、形がよく似ていても(時には、まったく同形でも)、それぞれの言語で、意味がまったく違う単語というのがあるので、まだ語彙の少ない今は、時々ひどい勘違いをしながら読んでいるかもしれません。(そういうわたしの勘違いの一例はこちら

 読むと漠然と分かっても、耳から聞いてはちんぷんかんぷんなので、最近、家事をしながら聞き流しているのは、歌のCDや、『Francese Corso Completo』付属の音声CDです。

 ちなみに、これまでご紹介したフランス語学習教材には、概ね満足しているのですが、買う必要がなかったと後悔しているのは、『Francese grammatica facile』です。いろいろな文法項目を簡潔に表に整理して、見やすくしてはあるのですが、文法の概要なら、ロンリー・プラネットの会話集の方が、色つきで見やすく、よく整理されています。それに、簡単な文法項目をまとめた表に、かなり後で学ぶべき動詞の活用などが混在しているので、一通り勉強を終えた人が、ざっと見直して復習するにはいいのでしょうが、入門者には使えないつくりになっています。

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 3冊の入門書それぞれに、これは困ったなと思うところも、いいなと思うところもあり、3冊併用することで、うまく学習を進められていると感じています。イタリア人向けの同じシリーズのポルトガル語入門書(記事はこちら)では、各課の会話と文法・語彙説明のあとに、その課で学んだ文法事項の練習問題もあったのに、フランス語版には、その練習問題が欠けているので、その課ででてきた文法項目を、日本の入門書で詳しく学び、練習問題も解くようにしています。最初の写真にある練習問題集、『Francese esercizi pratici』も、少しずつ解いているのですが、準拠しているはずの『Francese Corso Completo』とは、文法項目の学習順序がかなり異なる上、まだ学んでいない文法事項や語彙を知らないとできないような難しい問題が多いので、ためにはなるけれども、ひどく使いにくいと感じています。

 ちなみに、『フランス語のABC』には、発音を示すのに、発音記号はほとんど使わず、むやみに片仮名表記に頼るという問題の他に、「2002年12月30日 第1刷発行、2009年12月10日 第8刷発行」でありながら、いまだに例として挙げているフランスの貨幣単位がフラン(franc)だという問題もあります。第9課に数字の使用例として、cinq francs(5フラン)とあります。『新リュミエール』と比べての『ABC』の長所は、『ABC』では、実際のフランス滞在や旅行中に交わされそうな会話を、よく取り上げていること、音声CDが本に付属していること、巻末に基本重要単語集があることなどだと思います。実際に使えそうな会話を、文法事項の例文として挙げているのはすばらしいと思うのです。それだけに、

- Voici deux mouchoirs; ce mouchoir-ci coûte 10 francs.
 ここに2枚のハンカチーフがあります。こちらのは10フランです。
(第10課から)

と、ユーロの導入によって、2002年2月に貨幣として使われなくなったフランが、例文中で、いまだにフランスの貨幣単位として登場しているのが、残念です。

 どちらの入門書も、まだようやく約90ページを学習し終えたところなので、以上の評価は、すでに学習した部分についての私見です。『新リュミエール』が『ABC』に比べていいところは、発音表記に片仮名よりも発音記号を多く用いていること、文法の解説が詳細で親切であること、練習問題が多岐にわたり量も多いことだと思います。音声CDが別売りで高いのが難点で、そのため、わたしは、CDなしに本だけ注文しました。『Corso Completo』にも『ABC』にも、そして『Esercizi pratici』にも、最初からCDがついているため、あえて買う必要はなかったと今でも考えているのですが、『ABC』と『新リュミエール』の2冊で勉強するとしたら、やはり『新リュミエール』のCDは、高くても購入しておくと、勉強がしやすいし、定着も早いと思います。

 さて、ではなぜ記事の題が、『おおシャンゼリゼ』なのかと言いますと……



 シャンゼリゼ通りは、パリの地理に疎いわたしでも知っている数少ない場所の一つで、それは、この歌のおかげです。と言っても、「おおシャンゼリゼ~」というサビの部分しか覚えていませんでした。

 フランス語の入門書、『Francese Corso Completo』の各課の会話の主人公は、ロッシさん(Monsieur Rossi)という男性で、このロッシさんが、第1課ではパリのホテルに到着し、第2課ではホテルで朝食を取り、第3課では電話をかけて……と話が進み、このロッシさんが旅先で交わす会話が、各課の学習内容の導入となっています。このロッシさんの滞在するホテルが、実はそのシャンゼリゼ通りに近いことが、昨日、昼食後に、第3課を勉強していて分かりました。

Monsieur Rossi: A l’hôtel Astre prè des Champs-Élysées. L’hôtel est propre et le personnel très aimable.
All’hotel Astre, vicino agli Champs-Élysées. L’albergo è pulito e il personale molto gentile.
(Dall’Unità 3 del “Francese Corso Completo”)

 さらに昨夜、『新リュミエール』に、前置詞àは複数名詞につく定冠詞lesと融合してauxとなり、その発音は[o]だと書いてあるのを読んだのですが、そのときは、あまり気にとめませんでした。そのとき頭をかすめたのは、ずっと前に読んだ『旅行会話集』中の説明でした。「フランス語では、前置詞の定冠詞との融合が、イタリア語よりもずっと簡単で、前置詞のàとdeに、それぞれ二つずつ融合形があるだけだ。」イタリア語だと、前置詞と定冠詞の融合形は、aだけとってみても、al, ai, allo, agli, alla, alle, all’と7種類あるのだから、これは楽だなとだけ思いました。

 それが今日になって、『ABC』の92ページに、

「シャンゼリゼに」は à les Champs-Élyséesとなるはずですが、この場合も à les→auxの規則によってaux Champs-Élyséesとなります。

 とあるのを読んで、そこで初めて気がついたのです。「おおシャンゼリゼ」のサビの部分は、おそらく原語のフランス語でも発音は同じであって、ただし、aux Champs-Élyséesと書いて、「シャンゼリゼ通りに」という意味なのではないか、と。

 そこで慌てて、こういうときに便利なYouTubeのサイトで、歌詞つきの歌の映像を見つけて確認したら、わたしが予想したとおりでした! そんなことは、とうにご存じの方も多いと思うし、周知のことかもしれません。それでも、外国語に限らず、こうやって少しずつ勉強していくと、思いがけず、それまで断片的に知っていた知識とつながっていったり、その漠然とした知識の理由が明らかになったりして、それが勉強する醍醐味の一つだとわたしは思うので、ここに長々と書いてみました。

 上の歌の映像なのですが、映し出されるパリの街がきれいだし、歌詞に小鳥が出てくるところに、小鳥の映像が現れたりして、フランス語学習に大いに活用できそうです。分かる言葉やこんな意味ではないかと見当がつくところがあるのもうれしいのですが、映像と重なって歌詞が見づらい箇所もあるので、次回以降は、歌詞全文が載っているウェブページで、歌詞を目で追いながら、聞いてみたいと思います。

 明日はリミニから友人たちが来るし、週末は予定が立て込んでいるのですが、こんなふうに、フランス語の勉強を続けています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by Masami at 2012-05-17 17:08 x
なおこさん~、おはようございます♪

フランス語の勉強も着々と進まれているご様子、なおこさんの記事を読みながらいつも刺激を受けています(*^^*)
星の王子様は私も大好きな本で、日本語とイタリア語で読みました♪
フランス語の「Le Petie Prince」、響きがとても可愛いですね(^^)
星の王子様の朗読CDがあるのは知りませんでした。イタリア語もあるのでしょうか?

「それまで断片的に知っていた知識とつながっていったり、その漠然とした知識の理由が明らかになったりして」 本当にこう感じる瞬間があるから外国語の勉強を続けていかれるのかもしれませんね♪

フランス語・・・
実はフランスのワイナリーを訪れる度に、「いつかは勉強したい!」と思うのですよ(笑)もし、本気で勉強したくなったら、なおこさんのこちらの記事を是非参考にさせていただきたいと思います(*^^*)
Commented by milletti_naoko at 2012-05-17 17:58
まさみさん、おはようございます♪ 入門書は数か月前に買い、最初にテキストを開いたのは2月9日だという記録が残っているのですが、あとは3週間、1か月と次の勉強まで間がひどく空いて、本当に勉強ができ始めたのは4月17日からです。夫の留守中に「フランス語勉強宣言」をブログでしたことや、パリ行きの日程が決まって、ようやくエンジンがかかりました。いつでもできると思うと、結局後延ばしにしてダラダラしてしまうので、期限を設定して追い込みをかけるのも、ある意味大切だなと、今回はつくづく感じました。短い日数にたたき込んだものは、忘れるのもまた早いので、じっくり取り込もうと思っていたのですが……(つづく)
Commented by milletti_naoko at 2012-05-17 17:58
(上からの続きです)
まさみさんも、『星の王子さま』がお好きなんですね。お仲間がいてうれしいです。イタリア語の音声CDもあります。朗読というよりは、ラジオ劇のような感じで、担当者の声も違うし、声の表情で本当に物語を演じていて、イタリア語の勉強にも役立つし、特にキツネが、時にひどく陽気に、時に大仰に話す様子は、聞いていて本当に楽しいし、好きなすてきな言葉の数々が心にしみこむので、おすすめです。リンク先のページに商品紹介ページへのリンクもあるので、ぜひ参考にしてください。
http://www.geocities.jp/naoko_ishii/vol25.30_10_2009.html

知識や人生経験って、パズルの断片のようなもので、学んでいくうち、生きていくうちに、いろいろな断片がつながっていき、少しずつ物事が見えてきて、分かってくるのがおもしろいなと思います。まさみさんは、フランス文化でも大事なワインに習熟され、フランスを訪ねる機会も多いので、フランス語を学ばれたら、すっとつながっていくいろんな知識や経験もきっと多いことでしょうね♪
Commented by ぷー at 2012-05-18 00:19 x
なるほどー。「おおシャンゼリゼ」の「おお」のお話面白いです。
つまり、「'O sole mio」の「オ」みたいなものですね。あれも歌う時は「オー」と伸ばすから、「oh」と思いがちですが、ナポリ弁の「il」になるんですよね〜。文法を知って「なるほどー!」てなる歌詞って結構ありそうですね。
Champs Elisées(大文字でEアクセント出せないので無しで失礼します)を呼ぶとき、時々周りのイタリア人で「シャンペリゼ」と発音する人がいるんですけど、イタリア人向けの参考書には、Champsのsは書いてないからでしょうか?(今なおこさんの例文を読んで気づきました)。
Commented by ゆん at 2012-05-18 01:58 x
なおこさんさすがっ!!!

英語と日本語の知識の上に、同じラテン語のイタリア語もしっかり身につけているなおこさんですもん、仏語もあっという間に修得されるのでしょうね^^少なくとも勉強嫌いで語彙が無いくせに、もう何か月も耳にさえしていない私(しかも英語が苦手!)が、なおこさんに追い越される日はすぐそこのような気がします(笑)

「おーシャンゼリゼ」今までまーったく気づきもしませんでした。
Oh la la ! なんかのOhと同じだと漠然と思っておりましたが、auxでしたか、そうでしたか!目から鱗ですわ。

さて、仏語の参考書ですが、リュミエールは私も一度買いましたが、いかにもthe勉強な感じにすぐ挫折して四分の一も読まないうちにオークションで売ってしまいました(ハハ、面目ない) そんな私が今もキープしているのは「現代フランス広文典」です。中級程度までの文法ならとりあえず網羅しているので、困った時の参考書として重宝しました。最近はほんとに仏語に触れてないので、今はもっと良いものがあるかもしれませんし、レビューを見ると初学者には難しいようなことが書かれてますが、なおこさんの知識なら全く問題ありません、と断言しちゃいますよん^^
Commented by りえ at 2012-05-18 05:49 x
お久し振りでーす。フランス語のお勉強、続けていらっしゃるんですね!すごい。
Commented by milletti_naoko at 2012-05-18 06:57
ぷーさん、そうなんです! そうそう「'O sole mio」の「オー」でも、同じような思い込みをしている人、多そうですよね。「オー」と言うと、世界共通の感嘆詞だから、その「オー」だと何となく思っていたけれど、実は違うんだということに、突然気づいて、何だかすごい発見をしたような気になってうれしくなって、一気に長いながい記事を書き上げたあとで、夫から「あれ、そんなの知らなかったの」と言われて、少し悔しい思いをしました。夫は中学校と高校で、英語ではなくフランス語を勉強した世代に属しているのです。

あ、すみません!! champsのsが脱落しているのは私のうっかりミスです。ご指摘ありがとうございます。さっそく訂正いたしました。わたしも大文字のEの上にどうアクセントをふっていいか分からないので、フランス語サイトでシャンゼリゼ通りを検索して、ハイフン以降だけコピーして貼りつけたんですが、それに気をとられて、sを忘れてしまいました。
Commented by milletti_naoko at 2012-05-18 07:07
ゆんさん、ありがとうございます! 実は文法を一通り終え、語彙を増やしても、だからと言って、現地に行って何とかなるもんではないと分かっているのですが、せっかくだからできるだけ理解できるようにと頑張っています。と言っても、今日から日曜日にかけては、来客や家事など予定が立て込んでいて、毎日学習時間ゼロになりそうです。今朝はかろうじて『星の王子さま』のYouTube朗読映像を9分見て、Zazの歌を聞きながら大掃除と洗濯をしましたが、それだけで終わってしまいました。

ゆんさん、そうなんです! うれしい、ゆんさんも、同じように気づいて感動してくださるなんて♪ 記事を書いたあとで、フランス語は中学・高校で習った夫から、「あれ、知らなかったの?」と言われて、「あら、他の人はみんな知っているのかしら」と少し不安になっていました。(つづく)
Commented by milletti_naoko at 2012-05-18 07:07
ゆんさんへ(上からの続きです)

そうリュミエール、いかにもthe勉強な感じですよね。イタリアからだと本を店頭で手にとって見ることができないので、アマゾン日本の説明や読者の批評・感想を参考にして、この2冊を選びました。もともと勉強の軸はイタリアの入門書にして、日本の入門書2冊は、文法参考書扱い兼練習問題として使うつもりだったので、そういうストイックな使い方をするにはいいのですが、そうでないと、「話せること」より「文法のしくみと語彙を学ぶこと」を主眼に置いたようなつくりをしているので、進めるのが難しいですよね。

『現代フランス広文典』も、買うことが頭をかすめた本の一つですが、入門の段階からでは難しいかなと思って、買いませんでした。もう少し力がついたら、ぜひ購入してみたいと思います。お互いに頑張りましょうね♪
Commented by milletti_naoko at 2012-05-18 07:09
りえさん、おひさしぶりです。フランス語の勉強、残り少ない日々で何とかしようと頑張っています!
Commented by mifamilia at 2012-05-18 15:41
イタリア語のテキストと日本語のテキストの比較、興味深いです。 

イタリア語のことも知ることができて勉強になります。イタリア語はスペイン語と結構似ているので、最近イタリア語にも興味があります。

スペイン語もフランス語と少し似ているので、似てるが故に意味を推測できるものもあれば、同じ綴りなのに、全く違う意味があって、ちょっとまぎらわしかったりします。 

読んだり、書いたりすることは比較的がんばれば、そのうちできるようになる気がするのですが、問題は発音です。 ^^;

これが一番厄介。 でも、なんでも練習あるのみですね☆

Commented by milletti_naoko at 2012-05-19 04:54
mifamiliaさん、実はヨーロッパ連合では、特にロマンス諸言語については、お互いの語彙や文法の類似点・共通点を利用して、自分の母国語ではない他のロマンス言語を、早く習得できるようにするための教材や学習プログラムの開発がさかんなんですよ。新聞だけ、さっと読めて分かるようにするプログラムとか、旅行や日常生活で、他のロマンス語圏で、簡単な状況なら切り抜けられる程度の言葉を身につけられるようにする教材開発の実例を、大学院でいろいろ学んだので、いつか紹介したいと思いつつ、当時のノートやプリントは、かなり探さないと出てこないという状況なので、いつになることやら……

イタリア語とスペイン語では、発音やつづりが似ているがゆえに、かえってfalsi amiciが多いようで、falsi amici辞典さえ存在するんですよ。外国語を異国で学習すると、どうしても「知識のレベル」にとどまりがちで、なかなかすらすら口から出てくるようになりにくいのですが、まずは残された日数の中で可能な範囲で、入門書を勉強してみるつもりです。お互いに頑張りましょう!
by milletti_naoko | 2012-05-16 23:13 | Francia & francese | Comments(12)