2012年 05月 22日
さくらんぼの実る頃2



好きなだけ取りなさいと言うので、遠慮なく、かごいっぱいのサクランボをいただきました。

そうして、義父母は、午後、残ったサクランボでジャムを作っていたのですが、それを見た夫は、「うちでもジャムを作ろう」と、立てかけたハシゴに上ってサクランボをいっぱい摘み、ジャム作りに取りかかりました。ピンク色が本当にきれいです。

少しずつ、サクランボが煮詰まってきました。

砂糖と共に、サクランボを煮始める前に、まず種を取り除いたのですが、その際に活躍したのが、こちらの器械です。数年前に、いろいろな店をはしごして、ようやく見つけました。

煮詰めたサクランボを瓶につめ、煮沸殺菌すれば、しばらく保存できる、おいしいジャムのできあがりです。

こちらは、庭の桜が赤い実に覆われ始めた頃、5月9日に、ミジャーナの桜を撮影したものです。ご覧のように、このサクランボはまだ緑色をしていました。ミジャーナは標高が高いため、そして、桜の木の種類も違うため、例年、ペルージャのうちの桜より、1か月ほど遅れて実るそうです。

山の家のまわりに数本立つ桜の実は、けれども、実が熟すのを待つうちに、通りがかりの人が摘んだり食べたりして、なくなってしまうことが多いそうです。今年は、古い家の改築中で、桜の木は、工事のための柵の中にあるのですが、夫も義父母も、「改築工事にあたっている人たちが、摘んで食べるのではないか。まあ、どうせ毎年、他のだれかが食べてしまうんだし。」と、言っています。
「さくらんぼの実る頃」の歌が、フランス語の勉強に役立ちます。

数年前から、この季節になるたびに、姪っ子たちが、サクランボを耳飾りにして、うれしそうに歩いているのをよく見かけたのですが、この歌を聞いて、何もうちの姪たちに限ったことではないのだと知りました。そして、この歌が、美しくも哀しい歌であることが分かりました。構成がまさに漢詩のようで、起承転結が鮮やかなために、サクランボの季節がめぐるたびに、語り手が深く心に感じるであろう痛みが、聞き手の心にも、驚きと共に、深く伝わってきます。
同時に、それでも、痛みと共に喜びも感じさせてくれたこの季節を愛する語り手の思いに、心を打たれました。



あちらのお家にも桜の木があるのですね、景色も美しくて素晴らしいですねぇ~あれ、食べてしまう人もいるのですかぁ。
加藤登紀子さんの歌声いいですね、娘たちの学校のはるか昔の先輩でしたの。
サクランボのイヤリング素敵ねぇ~
加藤登紀子さんが、お嬢さんたちの学校の先輩なんですか! 歌もとてもすてきですが、『紅の豚』での声の演技も印象に残っています。

ところで、このさくらんぼ、うらやましい限りです。私は大大大好きなんですが、やっぱり買うと高いのでなかなか死ぬほどは食べれません。今日も1パック4ユーロでカルフールで売られているさくらんぼの前で足を止めましたが、やっぱり我慢と思って手にとりませんでした。さくらんぼ漬けになってみたいです(笑

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日本では見たことないです。それだけ家にサクランボの木がある人が多いってことなんでしょうか?
ウチはもうすぐお袋がウメジャムを作る季節が来ますがサクランボのほうが美味しそうです。
梅のジャムというのは初めて聞きました。梅のジャムもおいしそうです。