2012年 06月 06日
セーヌ川を目指して

最初は、家で2冊のガイドブックをめくりながら、どうやって歩こうかと考えたのですが、いつまでも道のりが決まらないので、とりあえず家からひたすら南を目指して進むことにしました。南に向かえば、3、40分も歩けば、セーヌ川にたどりつけるはずで、そうすれば、川辺を歩いたり、歌に聞き、最近ではサビの部分を覚えて鼻歌で歌ったりもするシャンゼリゼ通りも見られると考えたからです。

それが、重たいからとガイドブックを持たず、無料の大ざっぱな地図を持って外出し、さらに、大きい道は車が多いからと、小さい道を選んで、南にひたすら進んだつもりが、1時間歩いても、セーヌ川が見えてきません。家はルーブル美術館の真北にあるのに、南に向かうつもりが、いつのまにか西に向かってしまい、これはおかしいと気づいて道を尋ねると、なんとわたしは、はるか西方の共和国広場にいたのでありました。
そうです。いつかは訪ねたいと思っていたものの、本来散歩したかったところとは反対方向にあるマレ地区に来てしまったのです。雨も降ってきたし、夕食も時間も近いので、のんびりマレ地区の散歩を楽しむひまはなく、小道を歩いて道を間違えたため、今度は大きい道路沿いに歩いて、とりあえず一目セーヌ川を見ようと、ひたすら南に向かいました。
ようやくセーヌ川や川にかかる橋などが見えたときは、本当にうれしかったです。ただし、うれしそうに川のほとりに近づくと、わたしが訪ねた川岸は、おそらく人の散歩が想定されていないところであって、横を車がどんどん通り過ぎるし、歩道は狭いし、道路を渡ろうにも、いくら歩いても横断歩道がありません。重くてもやはりガイドブックを持って外に出ればよかったと後悔しましたが、それでも、セーヌ川沿いを散歩して、川岸に並ぶ優雅な建物の眺めを楽しむことができて、うれしかったです。

今日は、授業が午後1時に終わった後、同じクラスの若い日本の方と一緒に、昨日の晩遅くまでチェックしていた、日本料理店の一つ、Chez Mikiで、昼食を食べました。値段は高いのですが、おいしい懐かしい日本の味を楽しむことができてうれしかったです。昨日3時間あまり道路を歩いたために足が痛んだ上、授業中に語彙不足と文法の習熟度の低さを痛感したので、今日の午後は家で過ごし、複合過去の復習や練習問題をしました。



そうそう、シャンゼリゼ通りへ行かれたら、レオンというお店に行ってらしてみて下さい。ムール貝をバケツを抱えて食べるのですが、なかなかイケす。あっもしかしたら、チェック済みかな。
幸い宿題はありません。ただ、クラスの中で一番最近フランス語の勉強を始めたのはわたしのようで、語彙も文法もまだまだなので、家で勉強する必要をひしひしと感じます。こちらに持ってきたNetbookの作業速度がひどく遅いので、ブログの記事やコメントを書いたり、写真を使った作業に時間がかかったりして、結局家では勉強しないままとなったという日もあります。町の散歩もしたいので、ガイドブックもいろいろ見るのですが、それも中途半端に終わっている感じで、どっちつかずでいけないなという気がします。まあ毎日たいてい雨が降る上に、今日はどしゃぶりで、火曜の朝から何だか冷え込んでいるというのもあるのですが……
お店を教えてくださってありがとうございます。ただ、わたし、日本人の癖に、貝の類は一切食べないのです。また、何かアドバイスがあったら、教えてくださいね。

いそがしい時、こういう川の流れを見ると心が落ち着きますよね。
セーヌ川ですか。パリの建物をバックに流れる姿が絵になりますね。
日本料理のお店もあるんですね。美味しそうです。
凸d(^ー^)pochi!

やはり地図はいるのですねぇ、でも美味しい日本食にも出会えて
良かったですわ。
川や緑は人の気持ちを和らげてほっとさせてくれますね。
こちらも梅雨に入りばしばしと音を立てて雨が降っています。
ブログの更新が難しいのは、疲れと時間不足もありますが、何より、こちらに持ってきたネットブックの速度がひどく遅いからです。写真と記事を短くすれば何とか送信できそうな気もしますが…… ふだん更新を楽しみにしてくださっているんですね。ありがとうございます。