2012年 08月 20日
人生にほほえめば
愛しなさい、まるで子供であるかのように
ほほえみなさい、たとえ誰が何と言おうとも
世間の言うことに耳を傾けないで
なぜって、そうあることで、人生はすばらしいものとなるのだから」

8月14日火曜日の晩、リミニの友人たちと、ミラノ・マリッティマ(Milano Marittima)で催された、イスラエル人女性歌手、ノアのコンサートに行きました。
ノアの愛する二つの国、イスラエルとイタリアの歌を始め、オーケストラの美しい演奏とみごとに調和した、さまざまな彼女の歌を楽しんだのですが、観客のアンコールに応えて、ノアが最後に歌ったのがこの歌でした。
コンサートでは英語と、そしてヘブライ語らしき言語の2か国語を交互に使って歌われたのですが、インターネットで英語の歌詞を見つけて、わたしなりに訳してみました。言葉の響きや伝えんとすることの明確さを重視して、意訳になっているところもあります。
ロベルト・ベニンニの名作で、『ライフ・イズ・ビューティフル』、イタリア語の原題を『La vita è bella』というこの映画はわたしも大好きで、イタリア語の勉強も兼ねて、何度も見ました。(詳しくはこちらの記事)
コンサートの最後に、この映画の聞き覚えのあるメロディーが流れ、やがてノアが歌い出したその歌詞の美しさに打たれました。つらいときほど、ほほえむ強さが必要で、笑顔がやがて幸せを運んでくると、そういう詩やことわざ、歌は多いのですが、このベニンニの映画のメロディーを通して、どんなに逆境に陥っても、笑顔を忘れず、息子に人生は美しいと伝え続けた主人公の姿が、歌詞の言葉に重なって、歌のメッセージが二重に胸に迫ってきました。歌詞のすべてに、映画の場面が重なって、強く心に響いてきます。ぜひ皆さんも下のリンクの英語の歌詞や上のYouTube映像のイタリア語字幕も頼りにしながら、歌を何度も聴いてみてください。
歌の初めに、Smile(ほほえみなさい)と語りかけるところが、意識してかどうか、もう一つのわたしがとても好きな歌と共通しています。
やはり映画に関わりの深いこの歌については、以前のブログ記事(リンクはこちら)で、歌詞へのリンクや歌の映像、和訳をご紹介していますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。今この記事を書くにあたって、この過去記事に目をざっと通していたら、この『Smile』の歌も、今回ご紹介した歌、『Life is beautiful that way』と同じで、映画で使われた曲に、あとから歌詞が添えられたものであること、コンサートで聴いて感動したことが分かって、何だかひどく共通点が多いのが興味深かったです。


この歌、こんなに素晴らしい歌詞だったんですね!安っぽい言い方になってしまいますが、ホントにジーンときて、涙がちょっと出てきてしまった…。「La vita è bella」って、イタリアの映画館で初めて観た映画です(ナポリで友達につれられて観に行きました)。当時は来て半年経ったくらいで、わからなかったことも多かったのですが(あらすじにはついていけました)、後にTVで何度も観てわからなかったところがわかるようになり、世間の人の何倍も遅れてからこの映画に心からの感動を覚えました(ふー、時間掛かったっ)。

先日、「何かしていて楽しくないならば、楽しくする方法を考えればいい」というような話を読んで、よーし、これだ!と心がけてたのですが、ほほえむこともそうですよね! ほほえんで、視点を変えて物事を見れば、何かが変わると思っています。今朝は特になおこさんのブログで、再認識することができました!
映画も懐かしいですね〜。

Noaの歌声を今ほど聞きましたが、心が熱くなるのを感じました・・。
「La vita è bella」は私も大好きなイタリアの映画の1つです♪
いつも最後に号泣してしまって大変なのです(*^^*)
時にに自分勝手になって、ついつい微笑むことを忘れてしまうこともありますが、微笑みは皆を幸せにする魔法のようなものがあるのかもしれませんね!素敵な気付きをありがとうございます~♪
あれと思うことがあっても、ほほえむのは、仕事の上や他人との関わりでよりも、家族との方が難しいのですが、そういう中で、自分に言い聞かせて、穏やかに目でほほえめるようになれたらいいなと思います。ポリアンナの「よかった探し」も好きで、アニメの原作になっていた小説の続編も読みましたが、そういう読書を通じて学んだことも、改めて思い出すことができました。