2012年 09月 20日
証拠の品

ルパン三世と言っても、わたしが大好きだったのは、主に、俗に言う新ルパンシリーズ(赤いジャケットのルパン)と映画、『カリオストロの城』のルパンです。もちろん今でも好きですが、夢中だったのは中学校・高校生の頃で、大人になってからは、それほどでもありません。でも、よく考えてみたら、30歳を過ぎてから、スーツケース一つ持ってイタリアに渡ろうというとき、その限られた荷物の中に、こんな古い古いルパンの下敷きを、大切に持って来たのでありました。
よくよくご覧になると、下敷きが平らではなく、微妙にあちこちゆがんでいるのが、お分かりかと思います。高校生か大学生の頃、帰省した先の祖母の家で、火鉢の近くに置いていたら、その熱でゆがんでしまったのです。

こちらのプラスチックケースも、年季が入ったもので、端の方が折れたり、欠けたりしています。
新ルパンよりもカリ城の方が、販売されていた商品が多いので、手持ちのものはカリ城ですが、中学生(高校生?)の頃、うれしそうに使っていた下敷きは、新ルパンのものでした。カリ城の下敷きは、もう一枚、フランス語のセリフ入りのものを持っていたのですが、イタリアまでは持ってこなかったようです。

ちなみに、下敷きは、赤毛のアンやナウシカのものも、持って来ています。昔はもったいなくて、使えなかった下敷きですが、イタリアでは下敷きが売っていないので、今は下敷きとしても活躍しています。

もう何年も前に、新聞・雑誌販売店の店頭で、安く売られていた、このカリ城のDVDは、日伊の2か国語で見られることだけを確認して、すぐに迷わず購入しました。
大学の日本語の2年生の授業で、て形(「見て、話して、走って」など)や希望の助動詞、「~たい」を教えたときは、時間があれば、「炎のたからもの」を、学習教材に使いたいと思って、準備をしていたのですが、授業時間が足りそうにないので、あきらめました。

ちなみに、ルパンのプラスチックケースには、本を読んでいて、心に留めておきたいと思った文を書き写したものや、そういうページのコピーがいろいろとはさんでありました。かつていいと思った言葉は、やはりいいなと思いつつ、そのとき学んだはずのことが、いまだにできていないという反省もあるのですが、それについては、また次の機会にお話しするつもりです。
LINK
- Amazon.it – Lupin III – Il Castello di Cagliostro Solo in italiano
↑ アマゾンイタリアのページの記載を見ると、このDVDはイタリア語でしか見られないようです。
- Amazon.it – Lupin III – Il Castello di Cagliostro In italiano & giapponese
↑ 日本語でも見られるので、イタリア語の勉強にはなりますが、値段がひどく高くなります。ブルーレイなら日本語入りも安いのに。



肉筆をご覧になったんですね。kobaさんのお言葉からも、卒業生が手紙を書こう、大切に手元に置こうとするところからも、すてきな手紙なのだろうなと想像ができます。
