2012年 10月 09日
窓の外には


ふと気づいたら、ちょうど窓の開閉部分、わたしが通るところの近くに、この御仁が鎮座しているではありませんか。

そうです、カマキリです。もう長い間、緑の多いところに暮らしているため、蜘蛛や蚊、カメムシはもちろん、スズメバチやサソリ、ゲジゲジまで、出会うことは時々あったのですが、イタリアでカマキリを見たのは、これが初めてです。
スズメバチやサソリと違って、刺されたらという心配はないでしょうが、それでも、水やりに行こうと外に出たとたんに、跳びかかられたり、家の中に入られたら困るなと思って、水やり作業を中断しました。

というのも、カマキリときたら、移動はするのですが、真上に向かってひたすら上って行くだけなので、いつになっても、窓の開閉部分にいるからです。別にエサがあるようにも見えないので、単に上に登るのを楽しんでいるようでした。それにしても、まるで空手かカンフーのような構えをしています。本当に鎌を振り上げているように見えるなあと、しばらく眺めて感心しながら、その場をあとにしました。数時間後に、カマキリが窓から下りたのを見届けて、それからようやく、水やりを再開したのでありました。
ところが今日は、昨日は1日中、テラスの窓の近くにいたカマキリが、どこを探しても見当たりません。安心して出入りできるのはうれしいのですが、ひょっとしたら、ネコに食べられたのかもしれないと、今は行方が気になっています。
カマキリのイタリア語名は、mantide religiosa。高く掲げた前脚から、祈りを捧げているように見えたからだそうです。
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文学的な名前ですね~
先日はキッチンにいたけど、触るのは嫌だし無害なのでほっといたら2,3日そのまま家の中にいましたよ。
そのうち家族の誰かがつまみだしましたが。
台所に、そんなに長い間いたんですか! やっぱり寒くなると、暖かい室内に入りたがるのかもしれませんね。