2012年 10月 11日
新オリーブオイル祭り、トレーヴィ
今年の開催は、11月3日、4日。今回は、昨年、10月29日土曜日に、この新オリーブオイル祭りを訪ねたときの様子をご紹介します。
途中の坂道に車を置いて、眺めを楽しみながら、坂を上って行きます。丘の斜面は、すぐ下も、そして右手も、オリーブの木々に覆われています。
トレーヴィには、オリーブ文化博物館(Museo della Civiltà dell’Ulivo)もあります。この日は、時間がないので、前を素通りして、会場の中心街に向かいました。
広場ではこうして、カリカリにトーストしたパンに、新オイルをたっぷりつけたブルスケッタ(bruschetta)を、道行く人に無料でふるまっていました。
市場もあって、新オイル以外にも、トレーヴィやウンブリアを始め、イタリア各地の特産物を販売する店がたくさん並んでいます。
わたしは、この店で、ラベンダーなどの精油と、きれいな布袋に包まれた、ラベンダー入りの芳香剤や防虫剤をたくさん購入しました。
いろんなおいしい食べ物と共に、数種類のワインを試飲できる券があったので、4人ともこの券を購入し、会場を回って、ワインと地方色のあるつまみを楽しみました。
こういう歴史あるお屋敷に入って、新オイルやワインを味わい、
音楽を楽しみながら、
くつろぐこともできました。
最後の試飲・試食会場を目指して、階段を上って行きます。
町並みの風情を楽しむうち、会場にたどり着きました。
この辺りで、この時期にだけ収穫できるという、地方名産のおいしいセロリ、sedano nero di Trevi(直訳すると「トレーヴィの黒いセロリも売られていて、友人は、この機会を逃すまいと購入していました。セロリは夫が嫌いなので、わたしたちは買いませんでしたが、翌月、通訳で同行したお客様との昼食で、この名物セロリをおいしく食べることができました。仕事中で写真は撮れませんでしたが、どの料理もワインもとびきりおいしかったそのお店は、フォリンニョのレストラン、Il Cavaliereです。
冒頭の写真にも見える、天井画の美しい館では、トレーヴィの様々な農場が、テーブルに、味見のための新オイルやブルスケッタ、オリーブオイルの瓶や缶を並べていました。友人たちは、オリーブオイルを、いくつか選んで購入していました。
日曜日に、トレーヴィ郊外の丘を散歩すると、豊かに実ったオリーブの色が、少しずつ深みを増していっていました。今年のトレーヴィの新オイル祭りまで、あと3週間。この祭りでは、オリーブオイル搾油所の見学やオリーブ文化博物館の訪問、トリュフ狩りの見学に、栗林やオリーブ園の散歩などを、楽しむこともできます。機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。
関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 新オイルでブルスケッタ / Bruschetta con olio nuovo (23/11/2010)
- 風見の大天使 / Segna il vento San Michele (7/10/2012)
↑ トレーヴィ郊外のオリーブの木々の間を散歩 / Passeggiata al colle di Trevi
- ウンブリア最古のオリーブ / L’Olivo più antico dell’Umbria (7/10/2012)
新オリーブのお祭りがあるんですね。
ワインの試飲があったり、なんともオシャレな感じがします。
日本も新米とか新蕎麦の収穫祭みたいのなら、やってる所はやってると思いますけどね~。
凸ポチ!
新オリーブオイル祭りとはいいですね~!
オイルの試飲だけでも嬉しいのに、オイル以外にもイタリアの特産品が販売されているとはこれまた嬉しい(^^)私もラベンダーの香りは大好き♪ちなみにラベンダーの防虫剤は効果がありました?!(笑)
トレーヴィの黒いセロリも大のセロリ好きの私としてはとても気になりました!よく、「黒いものは体に良い!」と聞くのでこの辺りにあったらぜひ購入するのに~(笑)お味はいかがでしたか?
トレーヴィのオリーブオイルは初めて聞きましたが、
美味しいオリーブオイルとして名高いのですね~!
これは地元のスーパーでも手に入るかな?!
ぜひ探してみたいです(^^)
黒いセロリと言われるのは、特に手をかけずにそのままできるこの辺りのセロリは暗い色で筋が多いからのようです。おいしく食べられるためには土中に埋める必要があって、その過程を経て、白く、筋のないそれはおいしいセロリになるとか。(つづく)
同行した友人によると(裏づける情報が見つからなかったので記事には書かなかったのですが)、トレーヴィのオイルは緑がとても深いので、クロレラが豊富に含まれていて、健康にとてもいいのだそうです。色は確かにそうで、うちのオリーブを搾油所で絞ってできるオイルは、搾りたてでもこんなに深い緑ではありません。オリーブの種にもよるでしょうし、義弟によると、フォリンニョからスポレートにかけて(トレーヴィはこの二つの町の間にあります)は、おいしいオリーブオイルができるのに最適の土壌なのだそうです。さらに、この友人によると、トレーヴィのオイルはイタリアで一番いいので、ベルルスコーニが首相だった頃、他国の代表者に贈り物をするときには、トレーヴィのオリーブオイルを贈ったとか。自州自慢もありそうですが、逆に知人を通じて知ったニュースかも知れず、本当の話かどうか?
sedano nero di Treviという名前聞いたことがありませんでした。ほんとに地元だけに出回るものかもしれませんね?男の人はどうしてセロリが苦手な人が多いのでしょう。好きだという男性を見たことないかも?(笑 うちの夫はフィノッキオは食べるんですがね。
購入された新しいオリーブの味はどうでしたか?いいなー♪
実はこれは去年のお祭りの話で、我が家では、うちのオリーブ園のオリーブでできるオイルがあるので、トレーヴィでは買わなかったのです。味見したオイルは、おいしかったですよ~