2012年 10月 15日
ポルチーニ見つけた1
車を置いて歩き始めてすぐに、道の中央に、そして傍らに、栗の実がいくつもいくつも落ちています。というわけで、全員が夢中になって、栗拾いを始めました。
荷物が重くなるし、まずは目的地へと、栗拾いをやめて、皆は山を登り始めたのですが、夫は一人後ろに残って、まだ栗拾いをしています。
紅葉には、まだ一足早かったのですが、最近は雨が多いので、大きさも形も色もさまざまのキノコが、あちこちで、地面から、切り株から、木の幹から、顔を出しています。
キノコ狩りの大好きなフランコは、目ざとくこちらのキノコを見つけました。つい最近、知人から教えてもらって、食べられることを知ったのだそうです。大きすぎると、筋っぽくなるので、こんなふうに、小さいうちの方が、おいしいのだとか。
アニメ映画に出てきそうな、色の鮮やかなキノコもあります。
こちらは、つばの広い、オレンジ色の帽子をかぶったキノコ。
でも、一番多いのは、茶色、ベージュなど、木の葉や木の幹、土の色に似たキノコです。木の葉にまぎれて、人や獣の目を逃れ、長生きできるように、ということでしょうか。
色と形が、ビーチパラソルのようなキノコも見かけました。
栗拾いをやめた夫が皆に追いつき、おしゃべりしながら、歩いて行きます。このキノコがかわいい、あのキノコもと、写真撮影に忙しいわたしは、少し遅れて、皆の後について行きます。
すると、突然、フランコが足を止めて、「見つけた!」と言うではありませんか。と言われても、見慣れぬ目には、彼の差す方向を見ても、まだどこだか見当がつきません。
そこには、イタリアでキノコ狩りを愛する人が、情熱をかけて探す、あのキノコの女王、ポルチーニ(porcino、porciniは複数形)が、鎮座していました。以後は、しばらく山に分け入り、その付近に他にポルチーニがないかと、皆で探しました。
ほら、ここにも! 見つけるのは、いつもフランコです。ご覧のように、ポルチーニも、枯葉と見まがいやすい色をしています。初心者の上に、近視のわたしには、5メートルも10メートルも先の枯葉の中に潜んでいるポルチーニを見つけることは、できません。
そこで、こういうかわいらしいキノコたちを撮影することで、満足しました。
大木が倒れて、残った幹が朽ち枯れたその上から、苔がむし、花が咲いて、芸術作品のようです。
栗を拾い、キノコに心奪われてと、寄り道の多い散歩になりましたが、ようやく目的地が近づいてきました。まだ緑の木々の多い中、すでに紅葉している木があります。
ようやくたどり着いた山小屋の、広い野原の木の下で、パニーノの昼食をすませたあと、来る途中に見つかったポルチーニたちと記念撮影。1時間のはずの散歩道を、栗を拾ったり、キノコを探したり、写真を撮ったりしていて、2時間以上かけて歩き、到着したときには、もう午後1時半を過ぎていましたが、秋の恵みやキノコで装った山を楽しみ、それは充実した山歩きとなりました。(つづく)
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* 東京都福祉保健局 - 食品衛生の窓 - キノコ食中毒
↑↑ キノコ食中毒の概要、キノコの見分け方のウソ、毒キノコによる食中毒防止法、主な毒キノコの毒成分と症状など、有益な情報が多い上、主な毒キノコの写真つき解説へのリンクもあります。
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わぁ~色々なものがありますね、栗がこうして落ちてるのも
こちらの山でも見ますが、同じような景色が見れるって
不思議な気がします~♪
珍しいキノコですね、目に入る時の感動は素晴らしいでしょう~
皆さんでこうして山歩きをされて楽しまれる様子はこちらまで
嬉しくなります~素敵です~
私も主人もキノコ類が大好きなのですが、知識が全くないので山で見かけても手が出せません。とても大きくて新鮮なポルチーニが3つも!!羨ましいです。
昨日山歩きに出かけ、私たちも栗拾いをしたんですよ。栗の木があるとは知らずに歩いていたら、散歩道がまさになおこさんの写真のような状態で、毬にくるまれたままの栗を初めて見た私は夢中になって拾ってしまいました。拾っている最中もあちこちで栗が落ちる音が聞こえてきて、頭に落ちてくるのではないかと少し怖かったですが大きくてつやつやした立派な栗で、食欲には勝てませんでした。
イタリアでは自然の恵みや、季節の移り変わりというのが日本よりも身近に感じられる気がします。
ありがとうございます。夕陽や湖、花やおいしいものを求めて、ご家族であちこちと行かれるムームーさんご一家も、すてきだなと、わたしはつくづく思っています。
Rianaさんも栗拾いをされたんですね! 思いもかけないところで、栗がたくさん見つかるとうれしいですよね。そうそう、栗を拾っている傍らから、木上からいがが落ちてくるんですよね。同じです。わたしも、頭の上から落ちてきたらどうしようと心配しましたが、地面に落ちている栗も、それだけ新鮮だということですよね。
ポルチーニ、今年は豊作みたいです。
同僚や近所の人たちが9月からきのこ狩りにでかけていますが
毎回2キロとか5キロとか、持ちきれないくらいのポルチーニを
持ち帰ってきます。
そういうのを見ると、フライにしたりSugoにしたり・・・
といろいろ想像してそれだけでおなかがすいてしまいます。
秋の山を満喫しましたね。
赤いキノコはベニテングダケでしょう。
白雪姫が食べて眠ってしまったキノコです。(^^ゞ
大きいキノコが収穫できましたね。
秋の山は魅力いっぱいと感じます。(^^)/
毎回そんなにたくさんのポルチーニ、なんてうらやましい! 秋にはおいしい食べ物がたくさんあって、うれしいですね。
今は栗にキノコ、もう少ししたら、紅葉と、本当に秋の山は魅力でいっぱいですね♪
秋の山の恵みに乾杯ですね!
栗にキノコどのようにお料理されたのかしら?
オレンジ色のキノコ、毒々しいですねぇ、薄茶の小さいキノコはしめじの仲間? それにしてもポルチーニの「りっぱなお姿」にビックリです!
私も今ちょうどキノコがいっぱいのレースを織っているところです。次にデザインする時にはnaokoさんのキノコのお写真を参考にさせて頂いてよろしいでしょうか?
秋らしいレースやセーター、すてきですね。ぜひどうぞ。わたしは写真を撮っただけで、キノコたちの自然な姿です。できあがったレースを拝見するのが楽しみです。