2012年 10月 29日
レンガと月と冬時間
今日も夕方、はるか南西の町まで、レンガ業者を訪ねに行きました。
ペルージャからチッタ・デッラ・ピエーヴェの業者までは、南西方面に約45km。早めに仕事を切り上げた夫と、4時半過ぎにペルージャを出発しました。ピエヴァイオーラ(Pievaiola)と呼ばれる、14世紀から二つの町を結ぶ道を、ひたすら進んで行きます。
イタリアでは、先週土曜日に夏時間から冬時間に戻り、日が暮れるのも1時間早くなりました。先週までは日没が午後6時過ぎで、それでも日が短くなったと感じていたのに、冬時間に戻った今日は、ペルージャでの日没は午後5時6分です。
そのため、車で走っていた午後5時頃には、もう太陽が西の空に沈もうとしていました。
片道1時間かかる長いドライブでしたが、おかげで、少しずつ色合いの変わっていく夕焼けの空や雲の眺めを楽しむことができました。
薄い赤色のレンガにするか、赤や黄のレンガも混ぜて、色に変化を持たせるか。レンガが古くから用いられているものに見えるように、わざと傷が入ったような仕上がりにするとして、どの程度、どういう技法で、その傷を入れるのか。ガス式の釜、それとも薪をくべる釜で焼いたレンガにするのか。助言も聞きながら、いろいろと話し合って、決めていきました。
店を出た6時40分には、もう日がとっぷりと暮れていましたが、今夜は満月です。
帰りは、ぐるりと遠回りをして、トゥオーロ(Tuoro)のお気に入りのピザ屋、Il Vecchio Mulinoで、夕食にピザを食べてから、ペルージャに戻りました。
月曜日だから空いているのかと思ったら、団体客が重なったらしく、店内は学校旅行の生徒たちなどでいっぱいでした。食べる人数が多いので、ピザの生産が対応できるようにと、今日は釜の前に、ピザ職人のアンドレーアだけではなく、店の主人父子も加わって、3人で仲よく、手際よく仕事をこなしていました。
今晩は、夫はゴルゴンゾーラと辛口のサラミ、わたしはゴルゴンゾーラとサルシッチャのピザを食べました。このところ気温が急降下しているペルージャですが、トゥオーロに向かう途中で見た気温表示は5度、今日夜11時のペルージャの予想気温は2.9度、明日は最低気温が0度、最低気温が10度となっています。以後雨の日が多くなり、最低気温は上がるものの、しばらく雨の日や寒い日が続きそうです。
イタリアは一度行ってから大好きになり、まだ写真が整理できてないのでブログにはかいていませんがも今年もローマ、フィレンツェ、シェナなどを一人旅してきました。イタリアでの生活のお話にはきょうみがありまずので、また時々本問させていただきます。