2012年 11月 20日
新オイルでブルスケッタ2012


きれいな深い緑色をしています。

さっそく、オーブンでパンの両面を焼き、ニンニクをすりつけ、塩をかけ、新オイルをたっぷりふりかけて、ブルスケッタにして、食べました。
新オイルには、独特の辛味があるのですが、ニンニクのせいで、その辛味が分かりづらかったので、3枚目は、ニンニクなしに、塩と新オイルだけで食べてみました。そうすると、新オイルのピリッとした辛さを、よく感じることができました。

ごくわずかながら、わたしたちも収穫に貢献したので、そうでなくてもおいしい新オイルとブルスケッタが、いっそうおいしく感じられました。

今日は夕方、夫の従姉、パオラが義父母を訪ねて来ました。パオラと夫のチェーザレは、カステッルッチョに小さなかわいい別宅を持っていて、今年カステッルッチョでできたレンズマメを、我が家に運んでくれたのです。チェーザレによると、村の農家で収穫できたレンズマメに、よそで採れたマメを混ぜて売る店も多いそうで、義父母は毎年、パオラ夫妻に頼んで、知り合いの農家が作ったというカステッルッチョ生粋のレンズマメを、購入しているのです。
昔むかし、難病に苦しんでいた子供を、薬草を使って治した人の話、戦争のため、兵士としてアフリカに出かけて、8年後にようやく帰宅した親戚の話、料理がうまかったおかげで、フェッラーラの将校たちのコックとして重宝され、戦地に赴かずにすんだ伯父の話、幼い義父が半ズボンのまま、高く積もった雪の中を歩いて、両足が真っ赤になった話など、義父母と従姉の間で、遠い昔の、3人にとってはなつかしい、夫とわたしにとっては興味深い思い出話が、いつまでもいつまでも続きました。
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Bruschetta con l'olio nuovo 2012
Bello il colore smeraldo e naturalmente anche buono!
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- 雪のカステッルッチョ1 / Castelluccio con neve – parte1 (7/1/2012)


少し前、かなり前。 ちょうど搾油シーズンに滞在する事が出来た時、
目の前に搾油された美しい緑と味に感激していました。 一体私は
何を今まで使って来ていたんだろう?と。 街の小さな食料品屋さんの入口には「新オイルあります」の紙が揺れていて、店先で味見もさせてもらった思い出もあります。 最近物事が早く、また浅くなりがちな所に
疑問を持ちつつ、追いつけずにいますが、ゆっくりと地に足をつけて、
ゆっくりと踏みしめながら生活をしていたい....と、ブログ記事を読ませて頂いて再確認しました。
こんにちは。
抹茶かと思う位に綺麗な色していますね。
これがしぼりたてのオリーブオイルなんですね、はじめて
パンにつけて食べた時はオシャレな味だなって思いました。
色々なお話をされ、懐かしかったことでしょう。
そちらの方々のお付き合いやお食事などが素晴らしくて
いいなって思いますわぁ。
綺麗な景色にオリーブの実にオイル、あぁ素晴らしい~

ご親戚の方達が寄られて楽しいひとときでしたね。こちらでも、法事の時など、昔話をよくしていた叔父や叔母を思い出します。どこの国でも一緒なのですね。レンズ豆、なおこさんの手料理が又見せて頂けるかな。
それとメルマガで天気予報情報を詳しく頂いてありがとうございました。なおこさん、私の為に書いて下さったーとか勝手に感激しています。旅行はあと一ヶ月になったので毎日チェックしているのですが、えーと…洪水なのですが、私は今までinondazioneとばかり思っていました。esondazioneは初めての単語で知りませんでした。先のなおこさんの「TPO」のお話を改めて思いました。
日本では、わたしもそうでしたが、つい仕事に追われて、足を止める時間、心に休養と栄養を与える時間が取りにくいと思います。お疲れさまです。難しいとは思いますが、できるときに、そういう時間も、ご自分のために取ってあげてください。
数多い兄弟のうち、義父は末っ子で、パオラは長女であった亡き伯母の娘なので、叔父と姪の関係ではあるものの、年齢的には近いし、共有している思い出や、パオラが亡き母から何度も何度も聞いた昔話に、義父にも懐かしい思い出が多いようです。半世紀も昔の、かつては貧しかったけれど心が豊かだった暮らし、戦時中の話などが聞けて、本当に興味深かったです。
そんなふうに法事などの機会に、昔の話が語り伝えられるのは大切ですよね。レンズマメ、最近は、お義母さんがたっぷり作ったもののおすそわけをいただくことが多いのですが、今度わたしが作ったときにでも、写真を載せてみますね。(つづく)
洪水はinondazioneとも言うのですが、テレビニュースではalluvioneと言うことが多いように思います。引用した新聞記事ではesondazioneとなっていましたが、inondazioneとしているニュースもたくさんありますよ。伊伊辞典を見ると、esondareはvoce dotta(学識語、教養語)とありますから、esondazioneの方が、語として格式が高い言葉で、どちらを用いるかは、書く人の文章のスタイルや好みによります。秋から冬にかけて雨の日が多いのですが、イタリアでは、長く大雨が降ると土砂崩れや洪水が起こる可能性のある地域がたくさんあります。イタリアの全市町村の7割にそういう危険があると言い、その危険がリグーリアでは98パーセントとも言われています。洪水や土砂崩れが起こると、道路が通行止めになったり、電車が運休になったりもします。かずさんが訪ねる頃には雨も収まっていることを願うのですが、そういう可能性も頭に入れた上で、旅程を立ててくださいね。
Maltempo: Coldiretti, in Liguria 98% comuni a rischio frane/alluvioni
http://www2.coldiretti.it/News/Pagine/836---26-Ottobre-2012.aspx
新オリーブオイルとブルスケッタ、ご馳走ですね♪
日本でも「今年も新オリーブオイルの予約販売を開始しました」という広告を目にしますが、お、お高~~いのであります。
イタリア語のTPOの記事、とても参考になりました。
私はレースを習うために、イタリア語を勉強したので、レースさえ織れるようになれば、イタリア語はそこそこしゃべれればいい程度にしか考えておりませんでした。
が、間違っておりました。何年か通ううちに、いつも同じ単語、同じ言い回し、誰にでも同じような事をしゃべっている自分が恥ずかしくなったのです。 はぁ、進歩のない人間と反省するのですが、、、私もnaokoさんを見習ってイタリア語頑張らなくては、、、
暮らすわけでもないのに、ちゃんと目的を持って、イタリア語を日本で勉強されたFuselloさん、すばらしいと思います。まずは目的が達成できることが大切で、あとはそのあと、言葉が分かれば、使えれば、理解も世界も幅が広がると伝えたかったんです。それから、外国語の勉強は、何らかの意味で、ついつい偏りがちになるということを。人間は弱いもので、絶対に必要というところまで自分が追いつめられないと、なかなか勉強に本腰が入らないのですが、わたしもフランス語の勉強を頑張ります! 一緒に頑張りましょうね。