2012年 11月 27日
アッシジでお茶を
先の散歩中気になった場所を、じっくり訪ねたいというのが目的だったのですが、駐車場から歩いて行くと、何ともおいしそうなお菓子たちが、陳列窓に並んでいるお店があります。
甘いもの、特に、地域独特のお菓子に目のない夫は、ロッチャータ(rocciata)が気になったようです。アッシジやフォリンニョの有名なデザートですが、ペルージャではあまり見かけないからです。
左手のbaci di Assisi(訳すと、「アッシジの口づけ」)の名前がいいなと思いつつ、チョコレートの大好きなわたしは、cappuccio del frate(修道士の頭巾)に魅かれました。
壁一面を覆う絵画や天使の壁画もおしゃれです。「日が暮れて、これから寒くなるから、散歩をした帰りに、あとで寄った方がいい。」とは言ったのですが、この店に異議はなく、夫の誘いにつられて、店内に入りました。
店内で尋ねると、修道士の頭巾の中に入っているのは、メレンゲだそうです。店内にも、陳列棚に、おいしそうなお菓子がずらりと並んでいました。外部に発注するのではなく、自分たちの店で作っているそうです。bacio(口づけ、キス)という名のついた、アーモンドでできたお菓子が4種類あり、夫が二つ、別々のbacioを選んだので、わたしは、さらに残りの二つのbacioを頼みました。
店内で写真を撮るのは気が引けたので、これは、店の陳列窓を撮影したものです。左手のカカオがかかったお菓子は、baci di Santa Chiara(聖キアーラの口づけ)という名前で、わたしが食べたのですが、中にチョコレートチップが入っていて、おいしかったです。右手の黄緑色のお菓子は、baci delle suore(修道女たちの口づけ)という名前です。夫が食べたので分かりませんが、色から見て、ピスタチオが入っているのではないかと想像します。
店内の装飾もですが、テーブルや椅子も優雅で、とてもすてきです。ただ、お茶とお菓子と一緒に運ばれてきた料金を書いた紙を見て、びっくりしました。約11ユーロ! 東京やイタリアの都市にお住まいの皆さんには、どうということのない値段かと思いますが、ウンブリアは物価が安いので、店にもよりますが、紅茶なら1.5~2ユーロ、大きなおいしいシュークリームなどのデザートなら1ユーロ前後という店も多いからです。
紅茶やハーブティーの種類も多く、お菓子もおいしく、寒空の下を歩いて疲れたあとに、優雅なおいしいひとときを過ごすことができたので、うれしかったです。
この喫茶店、グラン・カッフェ(Gran Caffè)は、アッシジの目抜き通りにあります。アッシジの町は大きく、訪ねたい場所も多い上、そのためには、ひたすら歩く必要があります。ちょっと疲れたそんなときに、地元のおいしいお菓子や紅茶、ホットチョコレートを楽しみたいと思ったら、足を運んで、疲れを癒してみてください。料金は高めですが、その分、ふつうのバールと違って、人がせわしなく入れ替わることはなく、テーブルや椅子もたくさんあるので、ゆっくりとくつろぐことができます。わたしたちもうっかりしていたのですが、お菓子の量り売りの単位が、kgではなくetto(100g)になっていますので、その点だけ、ご注意ください。
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Baci di Santa Chiara, Cappuccio del frate
Dolci con aspetti e nomi invitanti. Baci erano buoni, forse ho mangiato anche un bacio di San Francesco (o era dei frati?)
Decorazioni eleganti & angeli sulle pareti. Il prezzo è molto caro (tè, infuso e quattro baci 11 euro!) ma l'atmosfera è elegante e rilassante.
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これはとてもオシャレなお店ですね。
私もチョコレート大好き人間です。(^^)/
お菓子はこの辺りで見掛けないようなお菓子ばかりで、
イタリアの郷土料理、郷土菓子の奥深さを改めて実感!
Baciは実に色々な種類があるのですね!
Baci大好き人間としてはこちらも気になる~(笑)
アッシジを訪れることがあったら、是非立ち寄ってみたいです♪
↓霧に包まれたアッシジは本当に幻想的で美しい~♪
私は霧が出ると気が滅入るのであまり好きではないのですが、
霧も悪くないですね(*^^*)
このbaci、敬虔な修道女や聖人の口づけという名前なので、おいしいだけではなく、ご利益がありそうです。アーモンドでできていますが、ちょうどいい控えめの甘さです。機会があったら、ぜひ食べてみてください!
わたしも霧が立つのは好きではなくて、日も差さず、寒い中を散歩するのはどうかなと思っていました。霧があると知っていれば、たぶんアッシジには行かなかったと思うのですが、結果的には、霧のおかげで、歩くうちに、すばらしい眺めを楽しむことができてうれしかったです♪