復活! ピザ屋、La Cambusa

　この近年は、ペルージャの中心街から、商店や飲食店、映画館など、多くの店や娯楽施設が、撤退しています。中心街の家賃の高騰や周囲の無料駐車場の有料化など、理由はさまざまですが、そんな中、数か月前に、わたしたちがよく足を運んでいたピザ屋、La Cambusaも看板を下ろしてしまいました。


　そのラ・カンブーザが、ペルージャ郊外で新装開店したと聞き、昨晩はさっそく、夕食に出かけました。


　前菜にと運ばれてきた、チーズとコショウ（cacio e pepe）、オリーブオイルで味つけしたピザの、おいしいこと。


　開店したてで、まずは客足を集めようということか、メニューを見ると、以前より、かなり安い料金の、そして具も、定番の素朴な組み合わせの多いピザが並んでいます。夫は、メニューのピザに、自分の好きな具を加えるように頼みました。


　わたしが注文したのは、アスパラガスとサルシッチャのピザです。そのあと、サルシッチャを切らしているので、ポルチーニでいいですかと聞かれて、ポルチーニの好きなわたしは、すぐにうなずきました。赤と白とどちらがいいか、つまりトマトの有無について希望を聞かれて、迷っていたら、「試しに半分は赤、半分は白のピザを焼きましょう。」と提案してくれました。赤と白を食べ比べてみて、わたしの好みでは、トマトの酸味がしないモッツァレッラだけの白いピザの方が、ポルチーニの味もよく引き立って、おいしかったです。ピザの生地はふっくらと柔らかで、夫もわたしも、おいしいと喜んで食べました。


　デザートも独創的で、星を散りばめた夜空のようなお皿に、パイナップルのバラと、クリームを添えた揚げ菓子が載っていました。特にこのクリームがおいしかったです。


　店を経営する一家の一人は、Università dei Saporiで、料理を教えていいて、店内には、その料理コースの生徒さんたちがアイデアを出して創ったという、きれいでおいしそうなプレぜーぺが飾ってありました。

　以前に比べて、少し遠くなりましたが、これからも、おいしいピザを楽しみに、懐かしい顔ぶれが笑顔で迎えてくれるこのピザ屋に、通うことになりそうです。

Molto buona la pizza, squisiti i dolci!

La Cambusa – pizzeria ristorante
che si trovava in Via dei Priori
ora si è trasferita in
Strada Tuderte 77, Perugia

＊追記（2018年3月）: 店が数年前に閉店したため、当時の電話番号やサイトなどの情報は削除しましたが、店で過ごした思い出として、以下のリンクは残しておきます。

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Articolo scritto da Naoko Ishii

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