2013年 01月 07日
ベファーナに2度びっくり

日曜かつ主顕節の祝日とあって、昼食は大家族で食べたのですが、姪っ子たちは、食事の終わらないうちに、義父母が用意して、暖炉に吊り下げていた靴下に駆け寄り、中のお菓子を取り出していました。食後は、3階に住む義弟が用意した靴下を見つけに、階段を上がり、食後の片づけがすべてすんだ後になって、ようやく2階にあるわたしたちの家でも、姪たちにお菓子の贈呈とあいなりました。1時間もしないうちに、たくさんのお菓子を3度ももらえて、姪たちはうれしそうです。
一つ目のびっくりは、今年は、わたしにはお菓子はないのかなあと思っていたら、夫が、いつのまにかわたしの毛糸の靴下に、チョコレートをたっぷりつめて、クリスマスツリーに、巧妙に隠してあったことです。大好きなリンドールのミルクチョコに、クマさん型のチョコレートまで入っているではありませんか。食べるのがもったいないので、クマさんには、しばらく他のクマさん人形たちと、本の前に並んでいてもらうつもりです。

二つ目のびっくりは、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会で会った、修道士扮するベファーナです。
「さあ、子供たち! そこの紳士淑女も、こっちにいらっしゃい。世の中広しと言えども、フランチェスコ修道会のベファーナは、このわたし、世界に一人だけよ。お菓子がほしいのはてな? まだ、あるかしら。ちょっと見てみるわね。」
声色をすっかり女性風に変えて、本当に、声の甲高いおばあさんが話しているかのようです。

「あらあ、下に落としちゃった。悪いけど、ちょっと拾ってくれない? だって、わたし、年を取ってしまって、腰が曲がらないんですもの。え、床が汚れてしまった。大丈夫。ホウキがあるから、わたしがきれいに掃除するわ、見ていてね。ほら、このとおり!」
周囲に近づく子どもや大人の態度やすることに応じての即興での演技が、それは堂に入っていてみごとで、感心しました。
いつもわたしたちが、ミサの説教を聞くのを楽しみにしている修道士に、顔つきが似ているような気がしたのですが、気のせいだったのでしょうか? 昨日の午後、世界のプレゼーペ展を訪ねていたら、夫が、「修道士が温かいお茶をふるまいます」という掲示を見つけて、それで入った部屋で、おいしいお茶に加えて、とてもすてきなベファーナに会うことができました。
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Befana! 7/1/2013
Quest'anno le nipotine hanno trovato i dolcetti nella bambola della Befana.
FRATE BEFANA nella Basilica di Santa Maria degli Angeli!!
E' bravissimo (bravissima?). La voce sembra quella della signora di una certa età e poi recitava benissimo a seconda di chi ci stava e di che cosa succedeva intorno!!!
"Il mondo è grande, ma sono io l'unica Befana francescana!"
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- アッシジを歩く1~ポルツィウンコラ / Basilica di Santa Maria degli Angeli, Porziuncola (27/4/2011)
↑ サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会について詳しく説明。
- 世界のプレゼーペ / Presepi del mondo, Porziuncola (25/12/2010)
- 空を飛ぶには / Gli uomini hanno un’ala soltanto (13/5/2012)
↑ かつて11時半のミサの説教を担当していた修道士からは、たとえば、こんなすばらしい話が聞けました。
- L’Epifania e Befana (2)~なぜベファーナが子供たちにお菓子を贈ることになったのか
↑ 1月6日の主顕節(Epifania)について、詳しく説明。


姪御さん達、美人さんですねぇ!
この修道士さん、毎年べファーナに扮して皆を楽しませているのかしら?
↓の記事の飾り棚の中の沢山のお人形はプレゼーピオに使用するものですか、それとも各国の人形コレクション?
それから、ご主人の力作『ベファーナ物語』をスラスラ読めない私がちょっと悲しい!
文章が詩的で、1文1文がかなり長いので読みにくいんですよね。レース編みと同じで、イタリア語も、少しずつ勉強していれば、必ず思うような力が、いつか身につきますよ!
サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会は勿論アッシジですよね?一昨年ここを訪れた時、世界のプレゼーピオ展をしていて、私も見て回ったので思い出します。ベファーナに会うためには、やはり年を越した1月でないと会えないのでしょうね。アッシジはもう一度訪ねたいです。

ご主人様のなおこさんのプレゼントも憎いですねー。
素敵で美味しいサプライズのプレゼントだったのですね♪
年内にベファーナに会うのは難しいと思います。次回アッシジを訪ねる際には、ぜひ、ペルージャにも足を運んでくださいね。
リンツのリンドールチョコ、大好きなんです。業者のアイデアでしょうが、くまさんにハートの首飾りも添えてあって、うれしかったです♪