2013年 01月 16日
大雨と雪とレンガと
舞い落ちる雪とみぞれが、ミジャーナにうっすらと雪化粧をほどこしたのは、昨年の12月5日のことです。(下記リンク参照)
凍えるような寒さの中、水道工事の職人さんたちは、黙々と作業を続けていきます。まずは、床をすべて覆いつくし、
その上から、床下暖房のために、温水が通る配管を設置し、
さらに、その上を網で覆いました。
この一連の作業を、極寒の中で行うことになったのは、床に敷くレンガを注文していた業者が、11月半ばにイタリア中部を襲った水害で、1メートルの浸水に遭い、11月下旬だったはずのレンガの完成が、12月上旬になったからです。水道工事の業者が、配管作業を床のレンガを敷く直前に行うと言っていたのは、配管を凍結から守るためです。ところが、温水の配管がようやく終わり、床のレンガが届いた頃から、ペルージャの気温が氷点下以下になる日が続いたため、夫は気温が上がるまでと作業を延期。レンガ敷きの職人は、ならば作業はクリスマス休暇明けに始めるとのこと。
と言っても、クリスマス休暇明けの1月7日に電話をすると、「来週から」との返事で、結局、床のレンガを敷く作業が始まったのは、昨日、1月15日火曜日になってからのことでした。本当は月曜日に来るはずだったので、夫は有給休暇を取って、早朝から寒い中、ミジャーナで職人たちを待っていたのですが、連絡もなしに、2時間待ちぼうけを食らって、大憤慨。オルヴィエートからペルージャに向かう途中で、大雨に遭い、これでは作業はできぬと引き返したそうですが、それにしても、電話連絡はすべきでしょう。
というわけで、温水の配管から1か月以上経って、昨日ようやく、床にレンガを敷く作業が始まりました。ひどく寒い上に、昨日は雨が、今日は雪が時々降るのですが、そんな中、職人たちはセメント作りを、夫は、廊下とトイレ用に、長方形のレンガを半分に切断して、正方形にする作業を、外で行いました。
少し不ぞろいになったけれどと夫は言いますが、そうやって、夫が苦労しながら、時には、指にも切り傷が入りながら、一生懸命に切ったレンガは、とてもきれいに、廊下やトイレの床を飾っています。
昨日、朝7時半に家を出た夫が、一度だけ昼食に家に戻り、再びミジャーナで仕事を見守り、帰宅したのは午後7時頃です。わたしには、寒いし天気が悪いから家にいるように言い、今日も昼食のあと、再びミジャーナに戻りました。寒いし天気もひどく悪いので、職人さんも夫も、本当にご苦労さまです。大掃除も日本語の授業の準備も、ようやく片がついてきたので、今日は、おいしいトルコロを焼いて、疲れて帰って来るであろう夫を出迎えるつもりです。
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Finalmente i mattoni coprono i tubi di riscaldamento a pavimento con più di un mese di ritardo. (← Prima l'alluvione, poi il gelo, le festività natalizie e la pioggia...)
Ieri mio marito ha lavorato, creando i mattonelli quadrati per i pavimenti di corridoi e bagni.
I pavimentisti e mio marito lavorano nonostante questo freddo e la neve. Otsukaresama!
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それにしてもご主人様は器用な方でおられるのですね。れんがをこんなに綺麗に切断されるなんて。そして温かなお食事を作られて待っておられるなおこさんも素敵な女性だと気持ちが温かくなりました。
それにしてもダンナ様も作業の方も、寒い中体力的に辛いでしょうに、良く働かれてますね。
私はてっきり日本のように、家は業者に頼むものだと思っていましたが、イタリアでは自分でもやるんですね。とはいってもイタリア人みんながこういうことができるわけじゃないと思うので、やっぱりダンナ様、すごいです。
改築はうちも業者に頼んでいるのですが、業者だけに任せておけないので、しばしば足を運んでいます。そう言えば、友人のフランコは、3年間かけて、時々は業者にも頼みながら、自分の腕で家を建てたんですよ。