イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

歯医者と神父とクリスマス

 元旦の晩から体調を崩し、ようやく食欲が出てきた数日後、夫の作ったピザを少しだけかじったとき、歯に少し痛みを感じました。痛みが続くので、これはどうしたことかと、舌で歯の様子を探ってみると、なんと大きな穴らしきものがあるではありませんか。虫歯でこれだけ大きな穴が開いたなら、もっと早くから痛みを感じたはずで、きっと詰めものが取れたのだろう、どうかそうでありますようにと、祈りながら、1月8日の朝、歯医者に電話をしました。

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 予約が取れた翌日の午後5時に歯医者に行くと、愛想のいい歯医者さん曰く、
「クリスマスにはトッローネ(torrone)を食べた? 黒いのが好き? 白いのが好き?」
 クリスマス休暇もとうに終わっているのに、どうしてまたトッローネの話を執拗に続けるのかと思ったら、クリスマス以来、固いトッローネを食べていて歯が折れたと、駆け込んでくる患者が多かったとのことです。わたしの場合は、歯が折れたのではなくて、穴が開いているのだと言って診てもらうと、「穴が開いたのは、詰めものの間にはさまれた本物の歯が折れてしまったから」で、「こういうことは、たまにある」のだそうです。「もし虫歯でこれだけの穴が開いたとしたら、とんでもなく大きい虫歯だけれど、どうしよう。」と心配していたわたしは、それを聞いて、とりあえず、ほっとしました。銀色の金属の詰めものは、ゆくゆく体に悪影響を与えるので、白い詰めものにするよう頼みなさいという夫からの助言どおり、白い詰めものを頼んだのですが、例によって、イタリアでの歯科治療は1度では終わらず、この日は、麻酔をして歯を削り、薬らしきものを詰めて、診療が終わりました。

 詰めものが入り、歯が完治したのは、2度目の治療に行った今日の夕方のことです。おしゃべりしていて、我が家と歯医者さんでは教区が同じだと判明しました。教区司祭の神父さんもまた、この歯医者の患者の一人で、クリスマス頃に、やはり歯科治療を受けたようです。わたしたちは、クリスマスのミサは、例年25日当日に、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会に行くのですが、歯医者さんは、わたしたちの教区教会でもあるサンタ・ルチーアで、12月24日に真夜中に行われるミサに行くそうで、このクリスマスのミサがいいので、ペルージャの他の教区からも人が訪れ、広い教会に座れず、ほとんどの人が立ったまま参列するのだと教えてくれました。

 治療が終わって尋ねてみると、今回折れた歯を取り囲んでいた詰めものは、少なくとも数年前に入れた古いもので、折れた歯の根元付近には、虫歯も少しあったそうです。例によって、治療費は、今回の一連の治療費、80ユーロを、治療が終わった今日、まとめて払いました。診療を待つ間は、フランス語旅行会話集やフランス語の雑誌を持参するので、フランス語の勉強にもなるし、歯医者さんは、親切だし愛想もいいのですが、「今年は、歯石の除去は別にして、もう虫歯で歯医者に来ることのありませんように。」と思いながら、歯科を後にしました。

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Oggi sono andata dal dentista. E’ simpatico, la cura non mi fa tanto male, ma spero di non dover ritornarci più nel 2013 per le carie.
Aujourd'hui je suis allée chez le dentiste. Il est sympa et le traitement ne me fait pas si mal, mais j’espère ne pas devoir y retourner en 2013 pour des caries.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-01-17 21:49 | Salute