2013年 02月 04日
お肌しっとり
肌の質は、年齢にもよりますし、人によってかなり違いがあります。わたしは40代半ばで、Tゾーンは、特に夏には脂っぽくなるけれども、他は乾燥しがちな普通肌で、イタリア語で言うと、pelle normaleやpelle mista用の化粧品が肌に合うようです。

まず、化粧水はこちらのHelanのacqua tonica riequilibranteです。実は、化粧水は、もう数年、これを使い続けています。外箱の花の絵の下に、イタリア語でpelle mista e normaleと書かれています。乾燥肌や脂肌の方には、他の基礎化粧品にも言えることですが、同じシリーズの中に、そういう肌に合った別商品があります。125ml入りで10.50ユーロです。

日本で言うと、乳液にあたるクリームで、朝晩使っているのは、こちらのPlanter’sのaloevera crema viso 24 ore antirugheです。viso、antirugheは、イタリア語で、それぞれ「顔」、「しわ予防(しわ改善)」という意味です。箱に、すべての肌向き(Tutti i tipi di pelle)と、書いてはありますが、このシリーズにも、肌の質に応じて、いろんなクリームがあります。店の方が、「あなたの肌にはこれがいいわよ。」と選んでくれたので、今回初めて使い始めたのですが、香りもいいし、UVAもUVBもカットしてくれるし、何より、これまでになく肌の調子がいいので、すっかり気に入りました。50mlで、27ユーロ。実は、これまでにも、この店で、自然派化粧品のいろいろなクリームを試してみたのですが、時々吹き出物ができて、困ったので、しばらく使い続けて様子を見ては、変えていたのです。このクリームには、化粧品に含まれがちな有害な化学成分であるパラペン(parabeni)やポリエチレングリコール(PEG)、シリコン(silicio)、ワセリン(petrolato)が、一切含まれていない旨が、箱に明記してあります。わたしがerboristeriaの化粧品を好むのは、そういう有害成分を含まず、環境にも体にもいい商品を扱っているからです。上の化粧水にせよ、このクリームにせよ、自然界にある安全な成分だけを使っているため、動物実験をする必要がなく、外箱に、「Not tested on animals」(動物実験はされていません)というマークが記されています。

洗顔と化粧落としに使っているのは、こちらのAloedermalのlatte tonico struccante(struccanteは「化粧落とし」)です。実は、この商品は、単なる「化粧落とし」(クレンジング)としては、数年使っています。使い始めた頃は、「子供にも使える、肌に優しい洗顔料」というのが売りで、チューブ式だったのが、最近ポンプ式になり、「化粧落とし用乳液」という名で、売られるようになりました。
イタリアで買う洗顔料や化粧落としは、特に化粧落としは、それだけでは何だか汚れがきちんと落ちないような気がして、わたしは長い間、化粧落としだけに、この洗顔料を使い、まずはこの乳液で顔を洗った上で、さらに、他の洗顔料で、ダブル洗顔をしていました。朝や化粧をしないときの洗顔には、子供の肌にもいいという石けんや贈り物にいただいた肌に優しいという石けんを使ったりしていました。

実は、そもそも、上の洗顔料を勧められて、使い出したのは、わたしがかつて、商品見本としてもらった、上の写真のアロエ洗顔料が気に入って、店員さんに話したことがきっかけでした。今となっては、数年前のことなので、アロエの洗顔料と言っても、別の商品だった可能性もあります。とにかく、その見本を使ってみて、それまでイタリアの洗顔料では経験したことのない、さっぱりとした洗い上がりに、「これだ!」と思ったのです。
それが、店員さんにそれを言うと、「同じアロエを使った洗顔料なら、絶対にこちらの方がいい。」と、別の商品であるAloedermalの方を強く勧められ、ずっとこれを使っていたわけです。実際、「100パーセント、自然界に存在する成分でできている上に、保存料も使われていない」と、容器に書かれています。前回は、石けんを切らしてしまったので、店員さんの「洗顔ならAloedermalの方が絶対にいいのだけれど。」という言葉を押し切って、とうとうこのL’Erbolario Lodiのアロエ洗顔料を購入しました。それが…… かつて使用見本で感じたほどのさっぱりした洗い上がりが感じられない上に、2、3週間ほど使った頃からか、肌が乾燥し、あごがかさかさになっているのに気づきました。冬は肌が乾燥しがちとは言え、そこまで肌が乾燥で打撃を受けたことがなかったので、これは、この買ったばかりのアロエ洗顔が、わたしの肌には、特に冬には、刺激が強すぎるというか、必要な脂分まで流してしまうのではないかという結論に至りました。
それで、仕方なく、それまでは化粧落としとしてだけ使っていたAloedermalを、朝と素顔のときの洗顔にも使い始め、さらに、化粧をした際の二度洗顔をやめたのです。冬で水が冷たいせいもあって、さらに、水で顔を洗うもをやめ、容器に書いてあるように、水で洗い流さずに、化粧用コットンだけを使って、洗顔をするようにしました。すると…… 2、3週間ほどしてから、肌がしっとりし始めて、冬だというのに、とてもいい調子になったのです。イタリアの、カルシウムの多い水道水が、洗顔で顔に与える害を防ぐことができたということもあるでしょう。ごくたまには、汚れが気になって、l’Erbolario Lodiのアロエ洗顔を使って、水洗いもするのですが、Aloedermal一本を使ってみて、どれだけこの洗顔が肌に優しいかを実感しました。
というわけで、数年いろんな商品を試した結果、今のところ、この3点セットがいいなと落ち着いたのは、こちらの基礎化粧品たちです。

ちなみに、わたしがお気に入りのerboristeriaは、ペルージャの隣町、コルチャーノ(Corciano)郊外にあるショッピングセンター(centro commerciale)、ゲルリンダの2階にあるIsola Verde(訳すと「みどりの島」)です。品揃えが豊富な上に、笑顔の優しい年配の金髪の店員さんが、親切に、わたしの希望に近い品を、一生懸命考え、豊かな知識と経験を活用して、見つけ出してくれるからです。
外箱のデザインや包装もとてもすてきな商品が並んでいる上に、お茶やハーブ、花粉症などの自然療法、かわいいティーカップや芳香剤なども売っているので、わたしたちは、贈り物も、よくこの店に買いに行きます。
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Ho finalmente scoperto la combinazione dei prodotti cosmetici italiani che mi aiutano a mantenere la pelle sana.
Sono i primi tre prodotti; utilizzando l'ultimo, la mia pelle è diventata troppo secca, forse anche perché ora è inverno.
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私は超敏感肌なので、薬局が取り扱う温泉水ベースの「LA ROCHE POSAY」という製品を使っているのですが、私も水で洗う洗顔を止めたらビックリするほど肌の調子が良くなりました。日本人は洗顔を重視しますし水での洗顔は特に夏などは気持ちがいいので「洗顔なし」を習慣づけるのは大変ですが、なおこさんがおっしゃるように、カルシウムの多いイタリアの水で洗顔するよりはしないほうが肌にはずっと良いのでしょうね!
パッケージも優しくて可愛くて素敵ですね。
洗顔や化粧水ってなかなか合うのに出会わないですね。
自然に近く香料もきつくなく植物性はいいですね。
今は夜のクリームをぬってしっとりとさせていますが
長続きしない私です~
いつもありがとうございます~♪
お話出来て嬉しいです~
まさみさんも、水洗い洗顔をやめたら、肌の調子がよくなったんですね! (わたしの場合は、出不精と冷たい水で顔を洗うのが嫌だという、お恥ずかしい理由がきっかけでそういう結論に至ったのですが)水の違いは、肌と同様、髪でも感じるのですが、イタリアでは化粧落としに、水洗い洗顔ではなく、化粧用コットンで落とすことを勧めているのも、水を使わない方が、肌に優しいからかもしれませんね。
わたしも、ムームーさんとお話できるのがうれしいです♪
日本人の肌には日本のメーカーの化粧品がいちばんと考えていた私ですが、erboristeriaを覗いてみれば香料も強くなく自然派の化粧品を探すことが出来るんですね♪
化粧品といえば、少し前のテレビ番組で資生堂の美容部員をとり上げておりました。親切丁寧、至れり尽くせり、礼儀正しく、押し付けがましくない、こんな美容部員は外国人から見てクールといった内容でした。さらに驚くことは、資生堂が美容部員の教育育成に熱心なこと。世界中どこでも同レベルのサービスを目指しているとのこと。
そして美容部員の世界大会まで開催されている。
資生堂の企業努力、素晴らしい~~~
資生堂は、わたしも、日本を離れる少し前に、ちふれの綾花に切り替えるまでは、ずっと利用していて、店員さんが親切ていねいだったのをよく覚えています。こちらも、わたしの知っている範囲では、のぞいて話をした店員さんは、みなとても礼儀正しく、親切な人たちばかりでしたよ。
化粧品は、たとえば、ヨーロッパであれば、水道水が硬水なので、メーク落としに、水洗いではなく、化粧用コットンでふきとることを前提として作ってあるという具合に、自分が住んでいる地域の特性にあった化粧品を選ぶというのも、選択肢の一つではないかと思います。
私は若い時の方が熱心に化粧品をあれこれ試していましたが、今は楽が一番!と、「朝晩の石鹸洗顔と、この美容液一本でOK」というタイプの日本の化粧品を使っています。でもあれこれ揃えなくていいけれど一品の価格がかなり高いので、美容液はときどき「純米酒と水だけで作った化粧水」というのと交替で使っていますよ。幸い肌トラブルの少ない私は、何を使ってもあまり変化は感じないのですが…。
お勧めしたいのは、顔筋マッサージです。ネットでもたぶんいろいろ紹介されているかと思います。一日集中して仕事をしたり、緊張した時間を過ごした後は、顔のツボをつまんだり押したりすると明らかに「痛い!!」です。
ただ、イタリアに来てからは、年齢や水の違い、強い紫外線に、空気の乾燥などいろいろな理由で、肌の調子がいまひとつだということが多く、肌に合った化粧品を探していました。
純米酒と水だけで作った化粧水なんて、おもしろいですね。ありがとうございます。顔筋肉マッサージ、今度調べてみますね。
私の専門外の分野ですし、学生の頃習った知識だけなのですが、ちょっと気になったので・・・
アロエベラというのは、天然のコルチゾンの親戚です。肌が赤くなるのは、何らかの刺激に肌が反応したり軽い炎症を起こしたりしている状態が多く、コルチゾンは当然その反応を抑えます。ですから、アロエベラ製品を使うと肌の赤みが消え、すっきりとした白い肌になるのです。問題は、それをやめるとリバウンドがある場合があるという事です。これは、アロエベラの含有量にもより、全てのアロエベラ製品が問題だという訳ではないのですが、特に顔の肌は敏感ですので、当時うちの大学病院の皮膚科にはアロエベラ製品を絶つために入院している患者さんも何人もおられました。
なおこさんの使っておられる製品がどうかはわかりませんが、念のため。私の杞憂でしたら失礼致しました。一応お耳に入れておきたかっただけなので、このコメントは公開でも非公開でも結構です。
たとえいい化粧品でも、クリームは同じものをずっと使い続けるのはよくないので、時々変えた方がいいとは、店の方にも聞いていますので、そのときは、アロエベラを主成分としないクリームを使うように気をつけたいと思います。本当に、コメントをありがとうございました。
私も今まで化粧水などは日本で買ったり、母からもらったり
美容には無縁なダメな女性なのでこんな感じなのですが
今使ってるのがきれたら、一生そうしていくわけにもいかないだろうし
こっちでいい基礎化粧品を探そうと思っていたところでした。
私も値段的にも商品的にも、いわゆる化粧品メーカーのは買う気になれず
まずはせっかくフィレンツェにいるのだから
サンタマリアノヴェッラの商品を試してみようかとミーハー心で
そう思っています。
それで合うのがなければ、やっぱ私もエルボリステリアかな~。
お店の数が多いので、良い店員さんがいる良いお店を見つけるのが
大変かも~です。
フィレンツェには、お店が多いですよね。わたしもまず店に入るのに度胸がいるので、いい店員さんが見つかるまでは、なかなか大変かと思いますが、使う基礎化粧品によって、10年後、20年後の肌にはかなり違いが出てくると思います。いい品が見つかるといいですね。