2013年 02月 13日
空映す湖水のほとり
トラジメーノ湖の水面は、天気や時刻、風・波の有無によって、青、緑、水色、赤、ピンクと、色が変わります。
昨日は、空と湖が、静かに向かい合い、湖水が天空をそのまま映し出して、ことさらにきれいでした。
昨日のペルージャは、朝から気持ちのいい青空が広がっていました。それで、昼食後、散歩をしようと、湖に向かったのですが、まずは、こちらのパッシンニャーノ(Passignano)を訪ねて、
湖の水位を確認しました。理想の水位まで、あと61cm。秋から、もう80cmも水位が上がりました。
桟橋の近くから、遠くを見やり、向こうに見える葦(canna)の生い茂る岸辺が、散歩にうってつけだという話になり、車で、この岸辺を目指しました。
この線路の下を通る道をくぐれば、湖畔まで出られそうだと、近くのバールの前に車を置いて、歩いて行きました。
まっすぐ進むと、草木の間から湖が見えたのですが、この辺りには、散歩道はありません。
そこで、少し湖からは離れるのですが、線路の手前を走る、サイクリング用の道を歩いて行きました。道と湖の間には、広い私有地や家、木々があり、遠くにわずかに見える湖を、時々左手に確認しながら歩いて行くと、やがて、こんなふうに、湖に向かって、突き出した木の歩道がありました。
この遊歩道は、湖を眺めたり、水草の間に棲む水鳥を観察したりするために設置されたのだと思います。残念ながら、葦が高く生い茂っているため、湖はその間から、かろうじて少し見えるだけでした。
線路に沿って歩く間に、進行方向が違う電車が、2台通り過ぎていきました。
歩くうちに、トラジメーノ湖に流れ込む小川にも出会いました。湖は相変わらず、遠くにわずかに見えるだけです。
歩き続ければ、そのうち道が湖に近づくのではないかと期待しながら歩いていたのですが、湖は近づかず、日が傾いてきたので、この辺りまで歩いたあと、元来た道を引き返すことにしました。
歩きながら、時々振り返って、茜色に染まっていく西の空を眺めます。
帰り道に、夫の関心を引いたこの教会を訪ねようと考えたのですが、閉まっていました。
駐車場に戻ると、午後5時45分。ペルージャに向かって走る車から見えた湖が、茜色に染まる空を映して、それはきれいに見えました。
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Nuvole, sole, tramonto
Ieri il Lago Trasimeno rispecchiava lo spettacolo del cielo.
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おはようございます。
美しく神秘的な景色が広がりますねぇ、同じ空も見る場所に
よってこんなに詩情豊かな雰囲気ですね。
ぐんぐんと引き寄せられる景色になおこさんの言葉が
合わさって素敵です~
いつもありがとうございます。
この記事のコメント、誤って扉は右開き左開きのコメント欄に書き込んで送信してしまいました。
たいへん失礼致しました。何処でどう間違ったのか、あわて者の私を笑って見逃して下さいませ。