2013年 03月 15日
野すみれと育ちゆく家


春を真っ先に告げる野の花の一つ、すみれが、かわいらしい花をあちこちに咲かせています。

よく見ると、すみれの紫色は、あちらで群れ咲く花とこちらに咲く花では、微妙に濃淡が違っています。

枯れ草が敷きつめられて、まだ冬の様相を見せる地面から、一足先に顔を出して、春は近いと教えてくれるすみれの花。

改築の作業や話に気を取られて、気づかずにいたわたしに、「すみれがもうたくさん咲いているよ。」と、夫が教えてくれました。

寒い冬の間にも、改築作業は少しずつ進んでゆき、オリーブ園の入り口には、門柱も立ちました。

この日は水道工事が行われていたのですが、長年仕事をして、大きなビルの水道の配管もしたという職人さんが、こんなに複雑な配管工事は初めてだと言います。家はそれほど大きくないのですが、温水式床暖房あり、太陽熱温水器あり、さらに省エネのために、ガスと並行して、各部屋の暖炉やストーブの熱も、ボイラーに取り込めるようにしたりと、特殊な配管作業がいくつも重なっているためです。あまり配管が複雑なので、電気技師も呼び、水道配管職人が、今後どういう電気配線が必要かを説明していました。
さらに、途中でガス業者もやって来ました。ミジャーナまではガスの配線が届かないのですが、暖房と温水のためのボイラーにはガスが必要なため、GPLガスタンクをレンタルする業者に、その設置やレンタルにかかる費用と、ガスの料金を尋ね、業者の方からは、ガスを年間どのくらい消費する見込みか、ガスタンクはどこに設置するつもりかを聞かれました。

こんなふうに、この日はいろいろな業者との打ち合わせがあったのですが、訪問の一番の目的は、朝から始まっていた窓の取りつけ作業を見ることです。

夫は、木材の色に近い、できるだけ明るい色がいいと言っていたのですが、職人の方から、色が明るすぎると、木が紫外線で傷みやすいし、色は日の光で少しずつ薄くなっていくはずだということで、この色になりました。
こうして話をしたり、作業を見守ったりしている間に、曇った空から、時々雨つぶが落ちてきたりはしていたのですが、途中から大雨になり、気温も下がり、強い風も吹くようになりました。この日、豪雨の中、ミジャーナをあとにして靴屋に向かい、靴を買って帰ったら、義家族がコンクラーヴェの結果を知ろうとテレビを見つめ、その直後に、わたしたちも、新しいローマ法王が選ばれたことを知ったのです。

完成した扉が取りつけられて、いよいよ家らしい顔ができたのは、昨日のことです。

歩みは遅いのですが、少しずつ少しずつ、ミジャーナの家も、完成に近づいています。費用が足りないので、まずは2階だけ仕上げようとしているのではありますが。
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Si avvicina la Primavera - Violette & la Casa che cresce
Mercoledì abbiamo trovato tanti bei fiori di Violetta a Migiana.
Ora ci sono le colonnine all'entrata dell'oliveto e la casa ha finalmente il viso completo, cioè ora ha i portoni e le finestre. Lavoravano gli idraulici e l'elettricista per completare l'impianto per alimentare la casina.
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こんにちは。
素晴らしい~
出来上がりが近くなりましたね。
オリーブ園のなかにあるなんて映画のシーンのようです。
とてもいいお家ですねぇ。
こうしてイタリアにお暮らしのなおこさんとお話が
出来て色々なことを教えてもらったり
身近な生活なども聞けたり嬉しいですわぁ~
いつもありがとうございます~♪
オリーブ園は、雑木や藪の中で傷んでいた古い木々を、義父がそうした周りの木や草を払い、手入れをして、よみがえらせたもので、毎年少しずつですが、実もなります。
わたしも、京都にお住まいのムームーさんといろいろとお話できてうれしいです。ありがとうございます♪

すみれの花が可愛いです。まだが寒いのに強くて元気を頂くようです。素敵なお屋敷が出来ているんですね^^室内のレンガもお洒落でしたが外の壁も凄く素敵です。
出来上がっていくのが楽しみですね^^
飛蚊症は知り合いの患者さんがなっていて、眼科に受診していましたからよく話を聞いていたんですよ^^
まだ気温の変化が激しいでしょうからご自愛されて下さいね。
家がちゃくちゃくと仕上がってますね。楽しみですね。こういう外装は、ミジャーナやペルージャの特徴ですか? 外装や内装の細かい点でも地方性があるので興味津々です。わが家は義母と義弟が現役建築家なので、ときどき「これはこの地方の特徴で、、、」なんて話してくれます。
今作業しているのですが、自分のブログに「お気に入りブロガー」リストをつけようと思っています。なおこさんのブログも掲載させていただいてもいいですか?
Buona domenica!!
落ち着いた色の扉と窓が付きましたね。
複雑な配管工事、無事終了する事を願っております。
オリーブ園に野生のスミレも咲き乱れるnaokoさん宅、完成が待ち遠しいです♪
↓の記事、フランチェスコの名を冠する法王の誕生にアッシジの街は沸き上がっているのでしょうね!
カトリック教会に関しては無知な私ですが、報道されているように腐りきった教会の改革に全力を尽くして欲しいと思います。
naokoさんのおっしゃるように私もイタリアの政局の方に関心大です。今後の展開から再びユーロ危機に、世界経済そしてせっかく軌道に乗ってきたかに見えるアベノミクス3本の矢政策にも影響が、、、
イタリアの政治家の先生方には正しい判断をお願いしたいものです。

そうなんですか。日本にも飛蚊症の方は多いんですね。ありがとうございます。ありがとうございます。風邪をぶり返さないように気をつけます。
リストへの掲載、ありがとうございます。ぜひどうぞ。わたしもTotoさんのブログへのリンクをいただきますね。Grazie & buona settimana!
新教皇の名前には、本当に、アッシジの修道士たちも大喜びで、いろいろな新聞記事に声が取り上げられています。教会の改革、皆が期待しています。イタリアの政治、先が見えず、見通しが立たないために、経済的にも悪影響を与えているのですが、何とか雨降って地が固まってほしい、政治家たちに、地を固めてほしいと思っています。
ずっと暮らすことになるかどうかはまだ未定ですが、時々夏などに、夫が生まれ育ったふるさとや山の家で過ごせたらとは思っています。
花粉症の時期に乳製品がよくないって知りませんでした。友人が、花粉症克服のために1年間ヨーグルトを食べ続けて、だいぶ良くなったと行ってましたが、腸の調子を整えて免疫作用が良くなったのかと思います。でも、症状があるときは控えた方がいいのかもしれませんね。Ribes Neroはいかがですか? 私は秋の花粉症なので、和らげるために今からRibes Neroで対策してます。今年の秋、どう効果が出るか、、、請うご期待!
ありがとうございます。わたしもerboristeriaで勧められて、遅まきながら2月初めからRibes Neroのgemmoderivatoを摂取し始めました。イラクサのハーブも時々並行して使っているのですが、おかげで今年は約10年ぶりに、今のところは結膜炎用の点眼液さえなしですんでいます。目薬や鼻用スプレーを使っていても、花粉飛散量の多いときには、とにかく症状が重かったので、何とか今年は薬に頼らずにすみそうです。症状が秋なのに、今からもう準備されているとはびっくりしました。秋に効き目を発揮してくれるといいですね。