2013年 04月 04日
アスパラガスと洗濯機
昨日の午後、夫は、例の木の幹をトラクターで運ぼうと、ミジャーナに出かけたのですが、例によって、しばらく放置されていたトラクターは動こうとせず、作業をあきらめた夫は、代わりに野山に入って、アスパラガスを収穫して帰って来ました。でかした、ルイージ!
夕方遅くに戻った夫が、アスパラガスのリゾットが食べたい、パンチェッタを少し入れた方がおいしいかもと言うので、せっかくなので、希望通り、リゾットを作りました。
昨日の朝は、久しぶりに日中は雨が降らないという予報が出ていたので、タオルやテーブルクロスなど、大きめで乾きにくいものも洗濯しました。イタリアでは、水が硬水なので、洗濯機を使うときに、洗剤と柔軟剤だけではなく、水中の過剰なカルシウムが洗濯機に害を与えないようにと、anticalcare(あえて訳すと「抗カルシウム剤」)なる粉末も加えます。昨日は、うっかりしていて、洗濯機を回し始めて、洗濯が終わりかけた頃に、洗剤を入れ忘れたらしいことに気づきました。こちらの洗濯機は、ふつうに洗うと2時間以上もかかるので、洗濯し直すわけにもいかず、「しまった!」と思ったのですが、以前にテレビ番組で見たことを思い出して、インターネットで検索したら、「特にひどいしみがなければ、洗濯用洗剤を入れなくても、洗い上がりに大差ない」らしいことが分かって安心しました。干してみて、そこそこに汚れが落ちているのでほっとしました。
家中にある洗剤や掃除用の薬剤なども、今あるものを使い終えたら、こちらの本(下記リンク参照)を参考にして、環境や自然に優しいものに切り替えるつもりでいます。トイレ用の洗剤がなくなったので、今日は初めて、本の教えに従って、重曹を少しまき散らし、その上から少し酢をかけ、数分置いてから、掃除してみたら、びっくりするほどきれいになりました。主婦でありながら、掃除や洗濯は好きではなくて、お義母さんが「家事で一番好きなのは掃除」、義妹が「きれいじゃないと、ホコリが見えると落ち着かないから、掃除そうじ」と言うのに、肩身の狭い思いをしているわたしですが、少しずついろいろ工夫して、きれいでおしゃれな家づくりに挑戦するつもりです。まずは、夫と意見が合わずに、何も買わずに古い家具ですませている、居間のテレビ台から。
Di nuovo e stavolta tanti asparagi selvatici!
- Ieri sera ho fatto il risotto agli asparagi; profumo e sapore di primavera :-)
- Ieri per la prima volta ho pulito i bagni solo con aceto e bicarbonato di sodio e sono stata meravigliata dalla efficcacia del metodo!
LINK
- Amazon.it – Pulire al natural a cura di Gabriele Bindi, Terra Nuova
まだまだ肌寒い日が続き春らしい陽気にはなりませんが、うちのほうでも野生のアスパラガスがあちこちで育ち始めましたよ。先日は両手でも持ちきれない程の”ひとつかみ”収穫し、リゾットとフリッタータにしました。初めて食べた時は「苦い!」と思ったのですが、今ではこのほろ苦さが春の訪れを告げる味となりました。
実は私も掃除が得意ではないのですが、市販の薬剤をあまり使いたくなくて掃除には重曹とお酢を多用しています。こちらの物は何でも香りが強かったり、肌の弱い私には刺激が強かったりするので何かないかと探して辿り着いたのがこの重曹とお酢でした。両方とも口に入れられる物ですから、環境にも良いだろうし肌に付いても問題ありませんしね。何よりも市販の洗剤よりも安心、安価で綺麗になるような気がします。数年前に日本でもはやったようで、簡単に情報を得ることもできるので助かっています。
Rianaさんはずいぶん前からちゃんとこうしてお掃除をされていたんですね! イタリアや他国の人との、共同アパート生活が長かったので、なんとなくそのときにアパートで使っていた洗剤を選ぶことが多かったのですが、ようやく最近になって、周囲に啓発され、また、アレルギーの原因になっているらしいと分かって、重曹と酢を使ってみて、効果に驚いています。洗濯も、今ある柔軟剤がなくなったら、酢に切り替えるつもりで、こちらで買った本を参考にしていたんですが、日本ではもう早くからそういう情報が広がっていたんですね! 危険マークがたくさんついた洗剤よりも、口にも入れられる重曹と酢の方が本当に、環境にも体にも優しいですよね。わたしもこれから少しずつ、いろいろと暮らしの中でできることから改善していいたいと思っています。洗剤も、使わなくても洗い上がりに差がないということは、もっと安全なもので、十分に代用できるということですよね。