2013年 05月 31日
シエナ地方庭園めぐり

四つの庭園を訪ねたのですが、中でも、午後訪ねたチェティナーレ邸(Villa Cetinale)の庭の美しさに感動しました。

英国式庭園には、色とりどりの香り高く、美しいバラが咲きほこり、古い大きなバラの木が、花を咲かせながら、アーチを作っているところが、いくつもあります。

いくつも続く緑のトンネルを通り抜けると、

こちらの噴水と彫像が、出迎えてくれました。

邸宅の後ろに一直線に伸びる、芝生に覆われた道を、いかめしい顔をした彫像や、杉並木の間を通って歩いて行くと、奥には急な斜面があり、正面に見える丘の頂には、かつて修道士が暮らしていた庵があります。
丘への登り口までは、緑のじゅうたんを、のんびりと歩けるのですが、

その先は、急傾斜の、緑に覆われた石段を登って行かなければなりません。ちなみに、こちらの階段は、Scala Santa(訳すと、「聖なる階段」)と呼ばています。

ようやく庵(Romitorio)が見えてきました。一足先に着いた夫が、手を振ってくれています。

登るのは大変でしたが、上からの見晴らしはすばらしく、館や杉並木が、はるか下方に小さく見えています。

庵からは、来た道を下るのではなく、木々の間を通るゆるやかな下り道を歩いて、La Tebaide(意味は「人里離れた場所、隠遁地」)と呼ばれる森の中に入りました。森の中には、風情あふれる、こんな池があります。

わたしたちが下った道は、修道士たちが改悛の思いで登った道であるようで、道のところどころに、改悛の情に満ちた修道士の像が像が立っていました。

花盛りの頃はさぞかしみごとだろうと思われる、みごとな藤の木もありました。

わたしたちは、午後の開園時間、午後3時に入園したので、まだ人がそれほどおらず、屋敷の前に置かれた車も少なかったのですが、

訪問を終えた5時過ぎには、チェティナーレ邸前の道も、館に至るまでの道も、至るところに路上駐車の車が果てしなく長い列をなしていたので、びっくりしました。

それはすばらしい庭園ですので、皆さんも、機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。
**********************************************************************************************************************
Giardino di Villa Cetinale Sovicille (SI) 23/5/2013
Gallerie delle rose profumate, panorama dal Romitorio, stagno con le ninfee.
Un giardino bellissimo!
**********************************************************************************************************************



英国式庭園とても素敵ですね。建物が好きです^^
世界中今の季節は薔薇一色のようですね^^綺麗です。
載せてある藤の木根が張っているのでしょうね。
大きいのに驚いています。花も凄いんでしょうね。
景色全体が雄大でミーララーゴからの景色は素晴らしいです。見ているだけでもそう思えるから実際見ると感動でしょうね。
素敵な庭園を見せていただいてありがとうございます^^
そうなんです。わたしも夫も、中でも英国式庭園に一番魅かれました。まだ花の咲いていない、緑のアーチもいくつもあるのですが、途中で夫が幹や枝のとげを見て、それもこれもバラの花であり、しかもとても大きな歴史のあるバラだと気づきました。言われてみたら、ひっそりと、花がいくつか咲いていました。藤の木の根が本当に太くて、幾重にもなり、角の向こうにある地面から生えて、壁ぞいにずっと長く長く伸びているので、藤の木の大きさにびっくりしました。本当に花が咲く頃はさぞかしみごとだろうと思います。幸い、二つだけ藤の花房が残っていて、それが上に載せた写真にも、小さく小さく見えています。
ミーララーゴからの景色、山のふもとの田園風景から、トラジメーノ湖まで、さらにその向こうの山並みまで見わたすことができて、緑と湖を眺めると、いつも感動します。こちらこそ、うれしいコメントをありがとうございます♪