2013年 06月 07日
フダンソウ並木とカルチョーフォ


サラダ菜がなかなか育たない寒い冬の間、青野菜をたくさん提供してくれるフダンソウ(bietola)は、春になって、暖かくなると、

例年、こんなふうに、中心から上へ上へと伸び始め、やがては花を咲かせて、畑のあちこちに種を飛ばします。そうして、その種から、畑のあちこちに自然にフダンソウが生えて、また長い間、おいしい緑を提供してくれるのですが、自然に生えるので、ご覧のように、育ちすぎると、近くに生えている野菜(上の写真ではレタス)を押しつぶしてしまいます。
また、いずれ緑の葉も採れなくなる上、他の野菜を植え育てる場所が必要だということで、数日前に、お義父さんから、「フダンソウは根こそぎ取り払ってしまうから、青菜を料理したいなら、今のうちに収穫しておきなさい」宣言が出ました。

畑ではカルチョーフォも育っています。

昨日は、畑で採れたカルチョーフォ(carciofo)と、やはり畑で育ちすぎるくらい育っていたパセリ(prezzemolo)で、夕食を作りました。
夫があまり好きではないこともあり、日本では見たことのなかったこのカルチョーフォ。今回初めて、下ごしらえから、カルチョーフォを料理しました。家にある料理の本もいろいろあるのですが、やはり言葉だけでは分かりにくく、次のように、写真入りで、料理の仕方を詳しく説明してくれているサイトに助けられました。
- イタリアでモロッコごはん - カルチョーフィ(アーティチョーク)の調理法
お義母さんから、カルチョーフォを下ごしらえすると、つめや手が黒くなり、痛んで困ると、かねがね聞いていました。上のイタリア語の説明に、レモンの汁をしばしば手にこすりつけたり、ゴム手袋をつけたりするといいとあったので、使い捨てのゴム手袋を使うと、幸い、手が痛みもなく、黒くもならずにすんだので助かりました。
ちなみに作ったのは、やはりGialloZafferano.itでレシピを見つけた、Carciofi trifolati(下記リンク参照)です。
- GialloZaffelano.it – Carciofi trifolati
熱したフライパンにオリーブオイルとみじん切りのニンニクを入れて、色が少しついた頃、下ごしらえして、8分の1に切り分けたカルチョーフォを加え、しばらく炒めてから、みじん切りにしたパセリを加え、さらに、準備しておいた野菜のブロードを適量加えます。ブロードの水分がなくなりかけたら、ブロードをさらに加え、このまま15~20分間、煮ればできあがりです。みじん切りのパセリを、すべてフライパンに入れずに、少し残しておいて、お皿に盛ったあとに、上からふりかけましょう。フォークでつついてみて、カルチョーフォの茎の部分が柔らかくなっていたら、十分に煮込めていると、サイトにあります。(上のページには料理の手順を説明する写真も、たくさん載っています。)
初めてのことで、ひょっとしたら、夫が好きではない固い部分が残っていたらどうしようと思ったのですが、そんなことはなく、柔らかく、おいしく煮えたので、うれしかったです。夫も喜んでくれました。
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In primavera le bietole crescono verso l'alto e sembrano alberi.
Per la prima volta ho pulito e cucinato i carciofi!
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私のカルチョーフィの記事がお役に立てたようで何よりです。
天ぷらのようにフリットにしても美味ですよ!
是非お試しくださいね。


アーティチョークは、いつもスーパーマーケットで横目で見て通り過ぎています。(笑)
料理番組とかでも、調理の仕方を見たことはありますが、なんかどうしても、よく知らない野菜だと、出来上がった瓶詰めとかに手が伸びてしまい・・・。
でも、つめや手が黒くなったりするのですね。
今度、私も挑戦してみようかな〜。
そう言えば昨日、アッシジ近くのバールの地下のトイレに、英語で話す若い女性たちの行列ができていたので、尋ねてみたら、アメリカはアリゾナ州から、はるばる修学旅行で、10日間のイタリア周遊をしに来たとのことでした。