イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

仏語学習中間報告

 2013年の前半が終わった時点での学習状況を、ご報告します。今年は、学習時間1000時間達成を目指しまそうと、フランス語を勉強しているのですが、6月30日までの累計学習時間が394時間です。

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 学習書については、すでにお話したように、今年前半に、ようやく『フランス語のABC』『新・リュミエール フランス文法参考書』を終え、今はイタリア人向けの文法練習問題集、『Francese. Esercizi pratici』を解いているところです。6月30日に、受動態と代名動詞を扱った第15課を終え、今は、第16課の非人称動詞の練習問題に取り組んでいます。

 すでに2冊の入門書で勉強した学習内容でも、勉強して数か月経ってから練習問題を解こうとすると、覚つかないところも多いので、問題集の新しい課に入る前に、『新・リュミエール』の該当する文法事項を読んでおさらいしています。

 非人称動詞についての最初の練習問題は、「次の文に斜体で書かれた天候に関わる非人称動詞を、フランス語に訳しなさい。」というものです。

1. En automne piove souvent.
2. L’hiver, en houte montagne nevica et gela presque tous les jours.
5. L’année dernière, è nevicato molto et nous avons fait beaucoup de ski.
と、こんな調子で長短の問題文が10並んでいます。

(伊) Piove.     (仏) Il pleut.    (日) 雨が降る。
(伊) Nevica.    (仏) Il neige.     (日) 雪が降る。
(伊) Fa caldo.   (仏) Il fait chaud. (日) 暑い。
(伊) Fa freddo.  (仏) Il fait froid.  (日) 寒い。

といった具合に、主語を必ずしも立てる必要のないイタリア語では、主語抜きに非人称動詞で天候を表すのですが、原則として文で主語を明示しなければならないフランス語では、形式上の主語である、非人称のilが、天候を表す非人称動詞の前に置かれます。

 上の問題1.のように、「雨が降る」の直説法現在をフランス語に直すだけの単純な問題だと、il pleutと正しく答えられたのですが、2.では文が長く、gelareに対応するフランス語の単語が頭に思い浮かばなかったので、辞書で調べたりしていたら、il neige et il gèleが正解なのに、どちらもうっかり非人称のilを忘れてしまいました。

 5.では、ちゃんとilを忘れなかったのですが、フランス語では、副詞は助動詞と過去分詞の間に来るので、il a beaucoup neigéとしなければいけないのに、イタリア語の語順に引きずられて、beaucoupを最後に並べてしまいました。

 フランス語では「ILが要る」という、イタリア語との違いをしっかり認識し、イタリア語と混同せずにフランス語を身につける練習が、この問題集を通して、できているのではないかと思います。

 先週解いた受動態の練習問題には、たくさん並んでいる受動態の文の空欄に、deかparを入れなさいという問題がありました。

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 受動態で動作主を表す前置詞は、イタリア語ではdaと決まっているので楽なのですが、フランス語には、parとdeの二つあります。使い分けをしっかり確認したいと思って、解く前に、『フランス語ハンドブック』と『現代フランス広文典』の該当項目を調べました。『フランス語ハンドブック』の説明は、入門書の説明を少し掘り下げたくらいだったのですが、『現代フランス広文典』の解説がそれは詳細で、前置詞にdeが使われやすい場合を、ていねいに説明してくれているので、とても助かりました。

 「状態に重点が置かれ、動詞が感情を表す場合にはdeを用いる」ということは、他の学習書にも書いてあるのですが、「随伴、包囲などを表す動詞の後」、「保護が手段、原因、内容などを表すとき」にもdeが使われる旨を記し、それぞれについて、具体的な動詞や例文を挙げてあるのは、『現代フランス広文典』だけです。

 学習書については、できるだけ早くこの練習問題集を終えて、イタリア語話者向けの入門書、『Francese. Corso completo』の続きに取り組みたいと思っています。

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 ヒアリングについては、今勉強中の問題集には音声CDがついているので、練習問題の正解の音声が聞けるものについては、一度聴いて、発音やイントネーションをできるだけまねながら、後について自分でも言ってみることを3度繰り返すことにしていますので、これも、一種の精聴と言えると思います。多聴の教材としては、もっぱらフランス語の学習雑誌、『Bien-dire』(下記リンク参照)の音声CDを、家事をしながら聞いています。聞き流すばかりでいけない、まずはスクリプトで内容が確認できるところは、きちんと確認しないといけないと思いつつ、まだ文字を目で見ていない部分もあるので、反省しています。

 まず今手持ちの学習書を勉強し終えてから、DELF対策の問題集に取りかかりたいと考えているのですが、フランス語会話集2冊については、「手持ちの学習書」とみなさず、いったん脇に置いて、DELF対策に移るかもしれません。

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 読むことについては、2冊目のフランス語の本を読み始めました。『Le Tour du monde en quatre-vingts jours』。ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』です。先月、書店で、フランス語学習者用に、フランス文学作品を短く、易しく書きかえ、さらに音声CDつきのシリーズを見つけて、最初は、そのシリーズのA2レベル用に書き改められた『八十日間世界一周』を買うつもりでした。それが何だか簡単すぎるかなと思って、原作を手に取ってみると、分からない言葉や部分はあるものの、大体の内容が分かって、筋を追える程度には理解することができます。それで結局、この原作を買うことにしました。

 1冊目に読んだ『星の王子さま』は、日本語でもイタリア語でもすでに何度も読み、音声CDを繰り返し聞いていたので、既存の知識に助けられ、何とか理解しながら読み終えることができたのですが、『八十日間世界一周』を読むのは、今回が初めてです。個性的な登場人物や、思いがけない物語の展開がおもしろくて、よく分からない箇所も時々あるものの、今、ちょうど本文305ページ中、103ページ目を読んでいるところです。小説なので、会話を除くと、直説法単純過去(イタリア語の遠過去に当たる)と半過去が使われ、文法で手こずった指示代名詞がよく出てくるので、読みながら、用例を通して、記憶を少しずつ片隅に蓄えて、補強していくことができます。一度読んで分からなかったところや言葉も、何度か読み返すうちに、前後の文脈から、推測して、理解できたりします。本文に時々添えられている絵も、とても味があって、内容の理解を助けてくれます。

 ペルージャ郊外の大型書店(記事はこちら)では、7.70ユーロで売られていたこの本は、オンライン書店では、アマゾンフランスで5.13ユーロで、読者からの賞賛の声がずらりと並び(リンクはこちら)、アマゾンイタリアでも5.15ユーロ(リンクはこちら)売られていました。ただ、まだまだ学習中の外国語の本が、今の自分のレベルで読めるかどうかは、書店で手に取って、ページをめくってみないと分からないので、書店で買ってよかったと思っています。

 残りの184日に、606時間勉強するには、1日あたり、3時間18分の学習時間が必要なわけですが、これまでの学習時間の平均は、2時間11分です。細切れの時間をもっと有効に利用し、そういう時間があるときには、さっと勉強に取りかかれるようにして、2013年1000時間の目標に向かって頑張ります。

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Per studiare il francese, ora leggo "Le Tour du monde en quatre-vingts jours" di Jules Verne. E' molto interessante.
Il nuovo numero di "bien-dire" parla dei Parchi Nazionali! Spero di visitarli un giorno. Invece, il numero precedente che ascolto in questi giorni parla della Corsica. Sarà bellissima anche la Corsica.
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- ナンパのフランス語・イタリア語
- 仏語学習進捗状況 (5/3/2013)
- フランス語、第1地点通過 (24/5/2013)

LINK
- Amazon.it - Tour du monde en quatre-vingts jours (Folio classique)
- Amazon.fr - Le Tour du monde en quatre-vingt jours (Folio classique)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-07-03 10:34 | Francia & francese