2013年 07月 18日
ひなげしの花が描くは
イタリアの道端や麦畑などで出くわす自生のヒナゲシは、どの花も、花びらはオレンジがかった赤、おしべは黒と、同じ色をしています。
一方、6月下旬に、庭に咲いたヒナゲシの花は、同じ赤い色をした花の中にも、色や咲き方、模様に、違いが見られました。
たとえば、手前の花は、ひときわ深い赤色をしている上に、花びらが幾重にもなっていて、バラの花のようです。
このヒナゲシは、赤い花びらのふちが白くなっていますし、
こちらは、白いふちがある上に、おしべが黄色です。
ピンクの花びらに白いふちがある花もあれば、
花びらばかりか、めしべの上まえで、鮮やかな桃色をした花も咲いていました。
買ったばかりなのに、使い出すとすぐに壊れる耕うん機に業を煮やして、夫が結局は自分で土を耕し、
花の種をまいたのは、4月13日のことです。
種はこちらの「蝶々を呼び寄せる」という種で、写真を見て、花盛りの庭を想像したのですが、どの花も一度に咲くわけではなく、6月にはヒナゲシが、今は別の花たちが咲いているという具合に、長く花を楽しめるものの、花はかなりまばらに咲いています。
夫が花びらで、こんなふうに絵を描きあげたのは、雨に散ったきれいな花びらに触発されたからです。(下記リンク参照)
わたしの目には、この花びらは、正解を聞いても夫が意図していたものには見えなかったので、皆さんに「さて何でしょう」と、ブログやツイッターで問いかけたのですが、皆さん、いろいろ個性があり、趣のあるお答えをありがとうございました。ちなみに、わたしが真っ先に思い浮かべたのは、赤や桜色のツツジが咲きほこる庭や山でした。
実は正解は、
孔雀の開いた尾だということなのです。尾は開いていませんが、アルト・アーディジェへの旅行中に、ユヴァル城の近くで、孔雀に出会いましたので、その写真を載せておきます。
そうでなければ、6月末に見かけた、こちらのアグリトゥリズモの壁画にある孔雀を使おうと考えていました。
旅行から戻ってみると、ヒナゲシの花は姿を消し、茎も枯れて、種が熟してきています。来年もきれいなヒナゲシの花を楽しめるように、近いうちに、種を摘むつもりでいます。(摘み方は下記リンク参照)
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Dai semi sono cresciuti i papaveri di diverse varietà;
rosa, rosso, bianco, contorno bianco - sono belli tutti i fiori :-)
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個性的なヒナゲシの花がいっぱいで楽しませてくれましたね。
ヒナゲシを見ると、アグネス・チャンの歌を思い浮かべてしまいます。
夏の花がいっぱい、暑い季節となって来ました。
こちらでは、ハスの花が盛期です。(^^)/
日本も暑い夏の盛りなんですね! 満開のハスの花たち、さぞかしみごとでしょうね。
正解は、孔雀の羽でしたか!言われてみればそう見えますね♪
こちらで孔雀をみかけた事がなかったので、新鮮でした。
なおこさんのお庭の花々、とても綺麗でカラフルですね。
うちの庭は、雑草とタンポポだらけです(笑)
うちも庭は、春はヒナギクやタンポポがいっぱい咲くのを、夫が、せっかくきれいな花が惜しいと言いつつ、時々草刈を決行しています。庭の野の花も、かわいらしいし、きれいですよね。
優雅に羽を広げる孔雀の姿、
ひなげしの花からそれを作ろうと連想されたご主人の発想が素敵だな~と思いました。
いろんなひなげしがあっていいですね~。
こちらでは、あまりふちの色があるひなげしは見かけないような気がします。
淡い色のひなげし、とても優しい雰囲気ですね☆
いつも素敵な風景を見せてくださってありがとうございます。
イタリアでも、山や麦畑で見かけるヒナゲシは、皆、2枚目の写真にある種の赤いふちのないヒナゲシなんですよ。そう言えば、先日訪ねたアルト・アーディジェで、山の家で、オレンジ色や黄色のヒナゲシを庭にいっぱい飾っている庭に時々出会いました。この花たちもふちはありませんでしたが、とってもきれいでした。
こちらこそ、うれしい、お優しいコメントをありがとうございます。