2013年 07月 23日
姪も野菜も育つ夏
それが、10日ぶりに旅から戻ると、畑には赤いトマトがたくさん実り、
ズッキーニの花がにぎやかに咲く間には、すくすくとズッキーニが育ち、
キュウリも日に平均1本ほどは、収穫できるようになりました。イタリアの店に並ぶキュウリは、びっくりするほど胴回りが太いのですが、うちの畑で育つキュウリは、まだ細い、柳腰のうちに摘むことができます。早摘みのキュウリは、見かけも味も日本のキュウリに似ていているので、うれしいです。
ピーマンも鈴なりです。まだ小さいピーマンが多く、色が変わってからの方が、苦味が抜けておいしいと思い、一つだけ収穫しました。
7月19日金曜日、朝の涼しいうちに畑へ行こうと、通りすがりに義父母にあいさつをすると、学校が夏休み中の姪っ子たちが、到着したばかりでした。トーディの自宅を早朝に出たため、まだひどく眠たそうだった姪たちは(↑↑写真でも、まぶたの周囲が重そうです。)、それでも、わたしが畑に行くというと、ついて来て、一緒に畑を歩いたり、野菜や花を観察したりしました。
足のサイズがもう、わたしよりも大きくなった二人は、背もどんどん高くなっていて、まだまだわたしの方が高いのですが、近いうちに追い越されそうな気配です。初めて出会ったときは、妹娘のマッダレーナはまだ赤ちゃんで、歩くことも話すこともできず、姉娘のアレッシアもまだ小さくて、昼食後の畑への散歩に、大好きな伯父のルイージと行こうと思っていたら、「なおこも一緒にね。」と言うので、二人きりで行きたかったのにとやきもちを焼いて、怒っていました。あれから9年、二人ともすっかりお嬢さんになりました。
レタスの外側の葉は、かたい上に虫に食われているので、鶏にやります。レタスを放り投げたとたん、メンドリたちは我先にと駆け寄ってきて、食べ始めます。
こちらが、この日の収穫です。
以上はすべて、義父の手がけた野菜たちで、夫が種から育てている夏野菜たちは、トマトもまだ、赤くなるまでには、しばらく待つ必要がありそうです。
実はすでに収穫して食べ始めた夫の野菜が一つだけあって、それは、こちらの花形ズッキーニです。ただ、旅行中に育ちすぎて、とんでもない大きさになってから収穫した上、他の実は、食べるにはまだまだ小さいので、この不思議なズッキーニについては、後日の記事でお話しするつもりです。
テラスでは、例年同様、ジャスミンの大きな鉢に、朝顔の種をまいたのですが、この日は、今年最初の朝顔の花が咲いていました。
4月には、庭に、ピンクや紫の花の種も植えたのですが、最近になってようやく、この花たちが咲き始めています。
あちらを見ても、こちらを見ても、育ちぶりが楽しみな今日この頃です。
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Il rosso di pomodori,
il verde di zucche e cetrioli
e il giallo dei loro fiori colorano l'orto e la tavola in estate.
Crescono anche le nostre nipotine, fra un po' saranno più alte di me.
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ズッキーニの花じゃなく、花形のズッキーニですか!はじめて見ました。やっぱりフライですか?詳細記事、楽しみにまってます!
このズッキーニ、形があまりにも見慣れたものと違うために、旅行前に存在に気づかずにいたら、帰って来たらとんでもなく大きく育っていました。今回こそ、ちょうどいい大きさで収穫するぞとはりきっているのですが、そうすると、毎日の成長はごくわずかです。いつかおいしい料理にできて、記事にもできますように。
きれいな花や実を見ると、何だか穏やかな気持ちになれますよね。お仕事お忙しいようですが、どうか時々は休養を取ってくださいね。パソコンは仕事で使われるので、余暇にはたまに見られるくらいが、目にも肩にも優しいかもしれませんね。