2013年 08月 03日
夏です!


朝顔が、空色の花を咲かせて出迎えてくれます。

先週は、クチナシが真っ白な花を咲かせて、近づくとそれはいい香りがしていました。

ジャスミンは今も

きれいな花でいっぱいで、周囲を甘い優しい香りで包んでいます。

畑では野菜が次々に育ち、先日は花の形のズッキーニを三つ収穫しました。まだ小さいと思って油断しているうちに育ちすぎたのか、大きい緑の葉に隠れていたからか、右上のズッキーニは少々育ちすぎて、色が白くなっていました。

レモンの木に、二つだけまだ実が残ってくれていたことでもありますし、せっかくなので、前回同様、グリルで焼いて、レモンの皮とニンニクの味と香りをつけたオリーブオイルをふりかけました。たくさんできたので、義父母にも味を見てもらったら、「とてもおいしい」と喜んでくれてうれしかったです。イタリアの人って、おいしいときにはおいしい、おいしくないときはおいしくない、好みの味ではないとはっきり言ってくれるので、口に合わないと聞くと残念に思いますが、好きかどうかが分かりやすいし、おいしいと言ってくれるときには、素直に喜べます。

この数日は毎日あまりにも暑いので、猫たちも日かげでぐったりとしています。

留学・結婚などさまざまな理由で、イタリアに暮らし始めて、初めての夏を迎えておいでの方、イタリアでは夏に暑い地域でも、冷房のない場合が多く、大変な思いをされている方も多いことでしょう。早朝の涼しいうち、夜になって外気が冷え込んでから窓を開け放して屋内の空気を入れ換え、朝は、屋外の気温が屋内より高くなってしまわないうちに、窓および日中日が差し込む部屋のよろい戸(persiane)を閉めて、そのまま、外気の方が再び屋内より涼しくなるまでは、窓を閉ざしておくと、こう暑いと気持ちばかりかもしれませんが、何もしないよりは、家の中で涼しく過ごせるはずです。
旅行などで真夏、夏の暑い盛り(6月や9月になぜか突然ひどく暑い日が続くということもよくあります)にイタリアを訪ねる方は、天気予報で、天気と共に、3時間おきの気温や体感温度、紫外線の強さなども確認して、特に暑いときには、真昼から午後4時までは、レストランや美術館、ホテルの部屋など、できるだけ屋内で過ごすことをお勧めします。イタリアでは店でも、昼休みが長く、午後3時半や4時から再び開くということもよくありますし、その代わり、夏は夜がいつまでも明るいこともあって、午後8時まで営業しているような店も多くあります。ただでさえ、日本からイタリアへの長い旅で疲れているところに、地元の人でも倒れるような真夏の真昼に、せっかくだからと炎天下を歩くのは、お気持ちは分かりますが、後で体調に響く可能性が大きいと思います。暑い日が続くと、例年イタリアでも高齢者を中心に、体調を崩して救急病院に運ばれる人が増えるため、新聞やテレビでは、毎年、猛暑から身を守るための対策を市民に伝えています。
2009年の新聞に出ていた、こういう猛暑対策を、2009年のメルマガで、イタリア語の学習教材として取り上げていますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
- 第9号 「新聞記事を読む〜猛暑の予報と熱中症対策」
上のメルマガでは割愛しましたが、新聞記事には他にも、「食事の際に食べすぎないように。揚げ物や脂肪分の多い肉など、重たくカロリーの高い食品を避け、新鮮な野菜や果物を中心とした少量の食事を、一日に4度、5度に分けて取るのが望ましい」と書かれています。せっかくのイタリア旅行だからおいしいものをという気持ちは分かりますが、ひどく暑い日が続くときには、こういうことにもご注意ください。
旅行前に、例年この時期の天候や気温はどうだろうと考えて、持って行く衣類を決める方も多いと思うのですが、季節はずれの猛暑や極寒が訪れることもあるので、短い旅行であれば、できれば、例年の天気だけではなく、次のリンク先を参考にして、向こう2週間の天気を、そして、朝出かける前には、その日の3時間おきの天気や気温も確認してください。
- 天気のイタリア語、イタリアの天気予報サイトの使い方
旅行と言えば、数年前の新聞には、ぼったくり対策の9か条も書かれていました。これについても、日本語訳をメルマガの方に載せていますので、ぜひ参考にして、不愉快なぼったくりから、身を守るべくご注意ください。
- 第16号 「ぼったくり対策の手引き、ペルージャの夏」(2019年5月4日現在、早急にブログに移行する予定です)
暑い夏も、工夫次第で、かなりしのぎやすくなります。まだまだ日本でもイタリアでも暑い日が続きそうですが、義父母が言うには、冬は寒く夏は暑くないと野菜も果物も育たないようで、わたしたち人間にも、この暑い日が必要なのかもしれません。「雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ」体や、宮沢賢治のような心を持つのは難しいと思いますが、そういう心持ちで、「イツモシヅカニワラツテ」夏を、毎日を、人生を過ごせるようになれますように。
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Ogni mattina mi salutano il celeste di ipomee e il profumo di gelsomini.
Soffrono il caldo anche i gatti.
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関連記事へのリンク
- 花の形のズッキーニ (26/7/2013)
- 花の海、カステッルッチョ (29/7/2013)


おはようございます。
お庭のお花たち綺麗に咲いていますねぇ、広い所に
伸び伸びと咲くお花にお野菜、素晴らしい~
猫ちゃんたちも暑いのですねぇ。
こちらも暑くて雨戸を閉めたままにしています。
朝夕が涼しいだけでも体は楽になりますね。
なおこさんの経験されたことがこうしてお知らせ
下さるといいですね、旅される方々も安心ですわぁ。
いつもお心遣いいただいてありがとうございます。
二度はいったらごめんなさいどうかなぁ?
ムームーさん宅でも雨戸を閉めたままなんですね! 朝晩だけでも涼しいのは、本当にありがたいですよね。
ジャスミンやクチナシ、とてもいい香りが広がるお庭なのですね。
ねこちゃんやお花が広がる風景、そして色のきれいなお野菜と、
どのお写真も素敵ですね☆
前の記事の、教会でのコンサートも、本当に素敵ですね~!
こんな素敵な場所でのコンサートが、無料だなんて!
うらやましいです・・・☆
曲目も、バラエティに富んでいるのですね。
エンリオ・モリコーネの音楽、
コンサートはすてきな音楽を無料で楽しめて本当にありがたかったです。演奏者の中には日本人女性のバイオリニストもいらしたんですよ! クラシックの曲もいいのですが、映画の曲を、生演奏で聴くというのもすてきだなあと思いました。エンニオ・モリコーネの曲、いいですよね。映画の場面も引き立てるだけではなく、メロディーが心に迫ってきて、わたしも大好きです。
焼きズッキーニのレシピ、私も作ってみました。
お口の中にさわやかなレモンの香りが広がり、美味しく頂戴いたしました。レモンとニンニクの組み合わせが以外でしたが、ひょっとしてレモン風味のスパゲッティもこのように作るのかしら?
こんど挑戦してみよう!
ニンニクとレモン風味のオリーブオイル、他の焼き野菜でも試してみますね、お茄子など如何かしら?
ナスは独特の風味があるので、これはオリーブオイルとニンニクとプレッツェーモロと食べるのが、私も好きなのですが、意外といけるかもしれませんね。またご報告をお待ちしています♪