イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

フランス語500時間達成と3冊目終了

 日曜日までの累計学習時間を出してみたら、507時間31分です。ようやく、今年の目標であるフランス語学習1000時間の半分に到達することができました。2013年も残すところ4か月あまり。できるだけ目標に近づけるように頑張ります。

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 昨日は久しぶりに、長い間放り出していたフランス語の文法練習問題集に取り組みました。そうして、今朝も、仕事が思いがけず早く終わったので、1時間ほど問題を解き、わたしにとっては3冊目のフランス語の学習書であるこの本を、終えることができました。

 実は、7月26日に、あと残り3ページだけというところまで仕上げていたのですが、この最後の3ページは、動詞の叙法や時制の総復習になっていたため、問題を解く前に復習も必要で、後回しにしていたのです。

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 イタリア語では接続法の動詞を用いるのに、フランス語では直説法や条件法を使う場合というのがいくつかあります。イタリア語話者向けの問題集だけあって、そういう二言語の違いに着目し、フランス語の動詞をうっかりイタリア語風に活用させないよう訓練するための練習問題が並んでいました。

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 どういうときに接続法・条件法を使うのかを、『新・リュミエール フランス文法参考書』でおさらいし、イタリア語とフランス語で、使用する叙法が違う例については、右手の『Impara rapidamente francese. Grammatica facile』(『フランス語速習、易しい文法』と訳しておきます)で確認しました。

 この『フランス語速習』の文法のまとめは、フランス語学習を始めたばかりのときに、最初から勉強しようとすると、第1課の子音の発音から、すぐにたくさんの語彙が並ぶ文章が出てきて、これは使えないと思いました。実際、本文の最初のページに、4月19日づけで、次のような書きこみをしています。

  「4/19(木) 発音も文法も分からないのに一気にせつめいされても… あとで見直す。最初はトバス。Unità2も同じ」

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 そうやって「使えない」と脇に置いていた文法書が、2冊のフランス語入門書をひととおり終えた今では、うまく要点がまとめてある上、イタリア語との違いに焦点を当てながら、フランス語の文法を説明しているので、分かりやすい上に使いやすく、とても重宝しています。

 たとえば、今回、上記の文法問題集を解くにあたっては、この文法書の第15課にある直説法と接続法の使用(Uso dell’indicativo e del congiuntivo)の一覧などがとても役に立ちました。フランス語で直説法を使う場合、接続法を使う場合について、それぞれの用法で、イタリア語ではどの叙法を用いるかが書き添えられ、フランス語の例文の下にイタリア語訳があるため、二言語の叙法の使い方の違いが、分かりやすいからです。わたしのように、すでに身につけたイタリア語の知識をもとにして、フランス語を学ぶ場合には、こんなふうに違いが明確に述べてあると、イタリア語の復習をしながら、フランス語を違いに気をつけながら学ぶことができて、とても便利です。

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 上の2冊の参考書を読んだけでは解けない場合や、実際に解いてみて、正解を見て疑問が残る場合には、『現代フランス広文典』『フランス語ハンドブック』で調べました。

 最近は、もう1か月近くも、もっぱら本を読んだりCDをながら聞きしたりで、こうやって机に向かって勉強するということがなかったのですが、机上の学習がないと、やっぱり自分にどれだけ力がついたかを確認することも、細部に気を配りながら勉強することも難しいと気づきました。

 たとえば仏作文の問題で、イタリア語の

  Mi sembra che Paul sia partito. Sai qualcosa di lui? Pare che sia andato in Inghilterra.

をフランス語にするのに、正解は、

  Il me semble que Paul est parti. Sais-tu quelque chose de lui? Il paraît qu’il est allé en Angleterre.

です。

 「~ようだ、~らしい」という非人称構文では、イタリア語なら、主節の動詞に関わらず、従属節内の動詞は接続法なのですが、フランス語では、
・主節の動詞がêtre possible, se pouvoir, semblerなら接続法、
・主節の動詞がêtre probable, paraître, me (te, lui) semblerなら直説法を用いる(以上、『新・リュミエール』、p.300から)という違いがあります。

 それでフランス語にする際に、従属節内の動詞の叙法に注意していたら、「~ようだ、~らしい」という非人称構文では、フランス語の場合には、非人称主語のilが必要なのに、それを忘れて、最後の文の冒頭のIlを落としてしまいました。こういうイタリア語からの負の転移や、つづりをきちんと覚えているかの確認は、やはり、ていねいな学習作業を通してでなければできません。上の写真でもsaisと書いたつもりが、発音しない語尾のsを落として、saiとだけ書いてしまったりしていますが、こうやって、自分の手で書いて、間違いを目で見て確認し、さらに正しいつづりを書いてみることは、とても大切だと思います。

 この問題集には、いくつかの問題について、文章を録音した音声CDがついています。問題を解いて答え合わせをしたあとで、どの文章も3回ずつ、後について発音練習をしました。これは精聴にもなり、たとえばアンシェヌマン、リエゾン、エリジオンも具体的な例をいくつも聴き、発音練習することができます。同じように語が並んでいても、発音する人によってリエゾンになったりならなかったりという例も多数出てくるので興味深かったです。

 6月中に終えたいと考えていた練習問題をようやく終えることができました。これからは、フランス語での読書を続け、『Bien-dire』のCDを、精読もできるだけ交えて聞きながら、イタリア語話者向けのフランス語の学習書3冊(上記の文法書と入門書、会話集各1冊)を仕上げたいと考えています。

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Oggi ho finalmente finito il terzo manuale del francese!

Dal 26 luglio rimanevano solo tre pagine, ma l'ho finito solo ora perché gli esercizi erano assai impegnativi, essendo il ripasso finale per l'uso dei modi e dei tempi.
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関連記事へのリンク
わたしが使っているフランス語の学習書について
- おおシャンゼリゼ
- 仏語学習中間報告
- 両極端なフランス語学習

LINK
- Amazon.it – “Impara rapidamente Francese. Esercizi pratici” con CD Audio
- Amazon.it – “Francese. Grammatica facile”
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-21 16:52 | Francia & francese