2013年 10月 09日
フランス語B1問題集と南仏旅行の思い出、カマルグでキャンプ

昨日はまず、4月に購入していたDELF B1の問題集2冊の前書きをじっくりと読み、それから両方とも、ページをぱらぱらとめくってみました。

そうして、青い問題集、『Réussir le DELF B1』

わたしたちが友人たちとカマルグ(Camargue)で利用した宿は、二つともキャンプ場でした。サント・マリーに着く前の晩、サント・ボームから移動中に宿が見つからず、夕食後、すでに受付は閉まっていたのに、守衛さんに頼んで、テントを立てて眠ったのは、こちらのキャンプ場です。翌日支払いに行くと、親切なことに、三つテントを立てて6人が眠ったのに、テント一つ二人分だけ払えばいいと言ってくれたそうです。宿での交渉は、高校でフランス語をみっちり学んだという友人二人に頼ってしまいました。二人一泊7ユーロは破格にしても、テントで眠れば安くは上がるのですが、やはり体がつらいし、デジカメの充電もできませんでした。

そこで、サント・マリー・ド・ラ・メールでは、安さに魅かれて、やはりキャンプ場に泊まることにしたものの、6人用の小さなバンガローを借りました。ごく小さい3部屋に、それぞれ二人用のベッドが置かれているのですが、トイレ・シャワーつきで、台所にはテーブルや椅子、ソファー、そして、調理道具や食器がそろっています。最低3泊ということで、確か6人で、合計約185ユーロを支払いました。寝袋は使うものの、ベッドで寝て、一人あたり3泊の料金が31ユーロです。施設側に掃除を頼むのであれば50ユーロ、そうでなければ、トイレも台所も含めて自分たちで徹底的に掃除をし、出発前に、施設の担当者が掃除と破損物・紛失物がないかどうかを確認するとのことでしたが、なんとかこの確認試験に無事合格しました。

それはさておき、今日初めて、DELF B1の青い問題集を解きました。B1レベルではどういう聴解力が要求されるかや試験の体裁については昨晩すでに読んでいたので、すぐに、音声CD六つのテキストを聴いて、それぞれのコミュニケーションの意図について、問題に答えました。一度聴いてすぐにほぼ内容が聞き取れたものも、一つだけありましたが、意図は分かったものの、細部でかなりの聞き違いがあるものが多く、改めて、フランス語の音声を聞き取ることの難しさと精聴の大切さを感じました。何度でも聴いてから答えたのでいいと書いてあるので、3回(テキストによっては4回)聴いて答えたら、一応全部正解ではあったのですが、耳できちんと聞き取れていない言葉、理解できていなかった表現がたくさんあります。録音内容のトランスクリプトを見て、辞書を引きながら意味を理解し、どのテキストも、3回ずつ後について言ってみました。
問題集をいよいよ解き始めてみて、もっと早く手をつけていればよかったと、つくづく思いました。B1のレベルでできることには、
Peut se débrouiller (= cavarsela) dans la plupart des situations rencontrées en voyage dans une région où la langue cible (= bersaglio) est parlée.
といった具合に、「旅で出会いそうな場面の多くで、うまくその言語で切り抜けることができる」ことも含まれていて、今回に限らず、いろいろな旅で役立つ表現や語彙も学べそうだからです。いずれにせよ、入門書や参考書を順に解いていくより、自分の力を総合的に試しながら、勉強できるこの問題集の方が、勉強していてずっとおもしろいです。最初のうちだけ、目新しいのでそう思えるのかもしれませんが……

第1問から、問題のテキストの中に、レストランで注文する際のヒントや学びがあるのです。こういう問題の数をいろいろとこなしていけば、この壁に描かれた絵の美しいサント・マリー・ド・ラ・メールのレストランでも、もっと迷わず注文して、予想したとおりのものが、テーブルに届いたかもしれません。

この日の昼食で、魚のスープ定食を頼んだ夫たちは、イタリアではzuppa di pesceと言うと、魚だけではなく、海老や貝、イカなども入り、こうした具が形として目に見えるため、そういうスープを想像していました。ところが、実際に運ばれて来たスープは、裏ごししてあるのかミキサーにかけたのか、本当に液体だけだったので、びっくりしていました。ただ、それはそれでおいしかったそうなのですが、皆が、スープの他にもあると信じていた料理が、スープかその料理かの選択で、実はスープとワインかデザートだけで14ユーロだと知ったときには、がっかりしていました。外国で、特に言葉をよく知らない土地のレストランで食べると、こういうことがよくあります。

魚介類には苦手なものがあるので、悲しい驚きを避けたいわたしは、フランコと一緒に、ビュッフェ形式で、好きな料理を食べたいだけ取るというメニューを選びました。

海老や貝が嫌いなわたしは、最初は自分のために、野菜中心に料理を取って来たのですが、二度目は夫のために、味が見てみたいという海老も取ってみました。
フランス旅行中は、朝食でも昼食後でも、店で出されたコーヒーがエスプレッソではなくて、頼むんじゃなかったと後悔したことが何度かありました。この店では、たまたまミラノから大勢の旅行客が集団旅行で昼食をしていて、ガイドか添乗員とおぼしき人が、「ここのコーヒーはエスプレッソでおいしいんですよ。コーヒーがほしい人!」と声を上げていたので、それを耳にしたわたしたちも、これは幸いとばかりに、食後においしいコーヒーも注文しました。

昼にこういう失敗もあったので、この日の夕食は、イタリア語でもメニューが書いてあるレストランで食べたのですが、その話はまた次の機会に。
Restaurant L’Amirauté
46, avenue Théodore Aubanel - 13460 Les Saintes-Maries de la Mer
Tél. : 04 90 43 32 70
Email: lamiraute.3@orange.fr
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Saintes-Maries-de-la-Mer 23/9/2013
Mare azzurro & cielo azzurro, poi tramonto.
Avventura in campeggi e in ristorante.
Non sempre ci portavano quello che immaginavamo leggendo il menù.
Ho iniziato a studiare "Réussir le DELF B1"!
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関連記事へのリンク
- 南仏と再会の旅 / Viaggio in Francia 2013 (30/9/2013)
- 大変! フランス語 / Saint-Maximin (9/10/2013) ← 旅行後の反省
- 語学検定と言語観、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR) (20/4/2013)
↑↑ 4月に購入していたDELF B1の問題集2冊。
LINK
- DELFDALF.JP フランス国民教育省・フランス語資格試験 – DELF B1とは
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Bien-direも青い本の最初の録音も、はっきりていねいに発音してくれているので、どれも聞いていると、大筋や意図は分かるのですが、トランスクリプトを見ると、細かいところでひどい勘違いをしているところがよくあります。"Quand on suit son mari.."を"Canton swiss on marie"と聞いたり、何だか笑い話の世界です。やっぱり聞き流しではいけないなと痛感します。lucien518さんはお仕事もお忙しいようで、大変ですね。離れていても勉強仲間がいると思うと励みになります♪ お互いに頑張りましょう!!!