2013年 10月 11日
アッシジ観光 食事・買い物 同行通訳

最近は天気が崩れやすく、今日もちょうどアッシジ観光の時間帯に、大雨・暴風の予報が出ていたのですが、幸い天気に恵まれました。曇り空からたまに雨つぶが落ちることはあったものの、最後にはこんなふうに青い空を見ることもできました。

わたしと夫は、ふだん、遠い無料駐車場に車を置いて、町の端から端まで歩いて、聖フランチェスコ大聖堂を訪ねることが多いのですが、前回企業通訳でアッシジを訪問した際には、大聖堂のすぐ下の駐車場に駐車しました。そして、今日の仕事で初めて、タクシーや車椅子の方を乗せた車は、この広場まで乗りつけることができるのだと知りました。

広場の中央に、いろいろと板が積み重ねてあるのは、10月4日、聖フランチェスコの祝祭日に、新教皇フランチェスコがアッシジを訪問した際に組み立てられたステージを解体したものではないかと思います。

このブログではおなじみのサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会も、もちろん訪ねました。大きな教会は、聖フランチェスコが仲間たちと祈りを捧げて長年過ごした小さな礼拝堂、ポルツィウンコラ(Porziuncola)を包み込むように、後年建てられたもので、聖フランチェスコが亡くなったのもここです。(詳しくは下記リンク参照)お墓があるのは、アッシジの中心街にある聖フランチェスコ聖堂ですが、ジョットやチマブーエの名画で有名なこの教会はしかし、聖人の死後に、教皇の意図で建てられたものです。

昼食は、この教会から少し歩いたところにあるトラットリーア、Trattoria Santucciで食べました。ただし、写真は、昨年5月に、母の日を祝いに、義家族と共に行ったときのものです。日本在住ながら、よくイタリアを旅行されるブログ友達のKazuさんに教えていただき、修道士の友人からも、アッシジ一おいしい店と聞いたのですが、どの料理も本当においしかったです。

今回は、仕事ということもあり、食事中に写真は撮らなかったので、ここには昨年5月に食べたときの前菜の写真を載せておきます。短時間での観光だったこともあり、今日は皆、プリモや前菜だけを頼んだのですが、とびきりおいしく趣向も凝らした料理がずらりと並んでいる割には、特にプリモは、7ユーロから10ユーロで食べられて、お得だなと思いました。たとえばポルチーニのタッリャテッレが7ユーロ、ラビオリにプチトマト・アスパラガス・黒トリュフを添えたものが10ユーロです。しかもこのラビオリは、黒トリュフをテーブルに直接運び、パスタの上にたっぷりすり下ろしてくれていました。
わたしたち自身も南仏で、フランス語はかじっていても、料理を注文しながら、どんな料理が運ばれてくるかはっきり分からずどきどきしたばかりなのですが、やはり日本からのお客様も、レストランでは自分たちだけでは店選びも注文もひどく不安だとおっしゃっていました。ちなみに、以前ローマで日本人観光客ぼったくり事件があったことを覚えておいでの方も多いと思います。以前に書いた関連のメルマガ記事(事件の概要とぼったくり対策)へのリンクを下に貼っておきますので、気になる方は参考にしてください。

観光ガイドの資格はないので、ウンブリア観光ガイド協会に観光案内の見積もりを頼み、その通訳をするという形での料金も提示したのですが、人数が少ないから、道案内や食事・買い物の際の通訳だけでいいということで、わたし一人が同行しました。短い時間でしたが、アッシジの町や教会の訪問を楽しんでいただき、聖フランチェスコにも興味を示していただけたようで、うれしかったです。
Trattoria Santucci
Via Patrono d'Italia, 40
Santa Maria degli Angeli - 06081 Assisi
Tel. : 075 804 2835
Email: info@cameresantucci.com
Sito : Camere e Trattoria Santucci - HOME
FB : Facebook - Trattoria Santucci
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Visita ad Assisi 11/10/2013
Oggi per lavoro, come interprete.
Bella la città e ottimi i piatti della Trattoria Santucci.
I miei clienti erano contenti e ne sono lieta anch'io.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- アッシジを歩く3 / Passeggiata ad Assisi 3 (2/5/2011)
↑ 無料駐車場に車を置き、アッシジの町を歩いて、聖フランチェスコ大聖堂へ。
- アッシジとヒヤシンス / Assisi e i fiori di giacinto (3/5/2013)
↑ イタリア企業が日本からのお客様をアッシジに案内した際、通訳として同行。
- 新教皇がアッシジに / Papa Francesco ad Assisi! (3/10/2013)
- アッシジを歩く1 ~ポルツィウンコラ / Passeggiata ad Assisi 1 - Porziuncola (27/4/2011)
↑ Visita della Basilica di Santa Maria degli Angeli
- イタリア語学習メルマガ第15号 「ローマのぼったくりレストラン」 (24/7/2009)
- イタリア語学習メルマガ第16号 「ぼったくり事件その後 & ぼったくり対策の手引き」 (31/7/2009)
↑ ぼったくり対策として知っておいた方がいい客の権利や店の義務について、当時の新聞がまとめていた9か条を、日本語に訳して紹介しています。
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おはようございます。
通訳のお仕事でアッシジへお出かけされたのですね。
美しい眺めですね、聖フランチェスコ聖堂は素敵な
建築ですね、見とれていますの。
スケールがちがいますねぇ~
トマトの収穫は青くてもつむことなんですね、ミニトマトが
まだ実をつけていますの、可愛いものですね。
いつもありがとうございます。

そうそう、今日はご報告に来ました。これから例の曰く付きの韓国へ行ってきます。あれからさすがアリタリアという出来事があって、一時は中止になりそうだったのですが、どうにか出発できそうです。どうせ行くなら楽しんで来たいと思います。あっ今年のイタリア行きもほぼ確定しました。なおこさんの過去のブログを又いろいろと参考にさせて頂きますね。
完全に青いと(今のところは)青いままだけれど、ある程度赤味が入っていれば、摘んでも、ちゃんと赤く熟すと知って安心しました。完全に熟してから収穫した方がおいしいし、ふだんはそうしているのですが、秋になって雨が多くなり気温が下がると、収穫せずにおくと、実が傷んだり皮が裂けたりするだけだと聞いて、摘みました。イタリアの友人たちは、家で昔からトマトを育てている人が多いので、「そんなことも知らなかったの! 都会っ子ね~」と言われてしまいました。日本では、牛や馬が飼われている地域やみかんの生産地など、地方に暮らしたことも多かったのに、食文化が違うのでトマトがなかっただけなのですが……
こちらこそ、いつもありがとうございます♪
今回のお客様は、ふだん食べたことがないものを食べて口に合わなくてもという思いと、めったにない機会だから、この機会にだけ食べられるものを食べたいという葛藤があり(これは、うちの義父母も同じです。せっかく外食しても、ふだんうちで食べ慣れているものを選びたがるという……)、少しだけ冒険して、慣れたお好きな味に一ひねり加えた料理を注文するようお勧めしたのですが、どれもおいしいと喜んでいただけて、わたしもうれしかったです。ありがとうございます♪ お客様も運転手さんもいい方ばかりで、いつもですが出会いを通して学ぶことも多く、すてきな出会いに感謝しています。
こちらこそ、そんな温かいおほめの言葉をありがとうございます。近くに住んでいて、よく足を運ぶわたしよりも、一生に一度とみっちり調べてからアッシジを訪ねられたKazuさんの方が、アッシジの旅情報に通じていらっしゃる気がします。 わたしも聖ダミアーノは、Kazuさんのおかげで訪ねることができたようなものです。
わたしは結局、アリタリアのマイルは使わずじまいで終わりました。おお、いよよ出発のときが来たのですね! 十分に楽しんでいらしてくださいね。マイルのおかげで、思いがけずすてきな旅行ができたということになるといいですね♪ 今年もイタリアにいらっしゃるんですね! どこに行かれるのでしょう? 計画を立てるところから、楽しみが始まり、広がっていきますね。
旅行会社の方から勧められただけで、アッシジも聖フランチェスコも知らずに来られたお客様だったので、これを機会に親しみを持っていただけて、わたしもうれしかったです♪
