2013年 10月 28日
フィレンツェ ブロガー招待3、ドゥオーモのテラスを歩く

In alto verso il cielo, verso la Cupola
らせん階段を上り、ブルネッレスキが資材を持ち上げるのに利用したという機械の傍らを通って、

地上32メートルの高さにある屋上テラスに出ます。

ジョットの鐘楼に向かって歩いていきます。

クーポラなど、大聖堂の造りや装飾を、間近に見ることができ、町並みの眺めも楽しむことができます。

sopra di noi la Cupola così vicina e dovunque i panorami stupendi.
朝訪ねたサン・ジョヴァンニ洗礼堂を、今度は上から見下ろします。ダンテが、郷愁を込めて、「我が美しきサン・ジョヴァンニ」と呼んだ洗礼堂はまた、第二次世界大戦前までは、フィレンツェのすべての市民が洗礼を受けた場所でもあるそうです。

招待メールを送ってくれたフランチェスかが向こうから手を振って、あいさつしてくれています。

いったん中に入ると、大聖堂内部を鳥瞰できます。

フォトブロガーたちは、撮影に余念がありません。

床を飾るモザイクのみごとさと配置の妙に感嘆します。

再び外に出て、華やかなファサードの上を歩きます。大聖堂を彩る白・緑・ピンクの三色の大理石は、それぞれカッラーラ、プラート、マレンマから運ばれたそうで、当時のフィレンツェの富と繁栄を改めて思います。

decorata dai marmi bianchi di Carrara, verdi di Prato, rossi della Maremma.
今度は、洗礼堂に背を向けて、ドゥオーモの反対側のテラスを、

クーポラに向かって歩いて行きます。

美しい外壁や風景としばし別れ、クーポラ上の展望台を目指して、赤屋根の内側を登るためです。

Ci attendono ancora le meraviglie e le scale.
下の写真は、昼食後、ドゥオーモへと出陣する前に撮影したものです。我らがガイド、ルイージさんが説明する背後にある歴史ある建築物の窓に、ドゥオーモのクーポラがきれいに写っていて、個人的に気に入っている写真です。

ドゥオーモの屋上テラスは、今のところ、毎年9月8日だけ、市民や観光客に無料で開放され、散歩ができるようになっているそうです。それは、1296年(1298年という説も)9月8日に、大聖堂を築くための最初の石が置かれたことを記念して、祝うためです。(下記リンク参照)今回、フォトブロガーを招待し、特別訪問を企画したのは、1296年以来、大聖堂を始めとするサン・ジョヴァンニ広場の建造物の建築や修復・運営を担当しているOpera di Santa Maria del Fioreです。このときの説明では、大聖堂のテラスで、毎日観光客が散歩できるようにするためには、通路や係員、安全の確保が必要で、現状では難しいけれども、将来的に可能になるように、支援を要請しているところだとのことでした。
関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- フィレンツェ ブロガー招待1 / Fotoblogger a Firenze 1 (19/10/2013)
↑ サン・ジョヴァンニ洗礼堂(Battistero di San Giovanni)の一般公開されていない歩廊、マトロネオ(matroneo)を歩き、美しいモザイクを鑑賞することができました。
- フィレンツェ ブロガー招待2、ドゥオーモI / Fotoblogger a Firenze 2 - DuomoI (21/10/2013)
- 大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4 / Fotoblogger a Firenze 4 - Cupola del Duomo (31/10/2013)
- イタリア語学習メルマガ第90号「フィレンツェ洗礼堂とダンテの郷愁~美術書を読む」
- イタリア語学習メルマガ第20号 「イタリア語の歴史とダンテ」
↑ 2019年3月にヤフージオシティーズサービスが終了したため、バックナンバーを掲載していたサイトが消失し、現在このブログにバックナンバーを移行中です。記事を移したらすぐにリンクを添えますので、今しばらくお待ちください。
Riferimenti bibliografici & web
- S. Buricchi, A. Sanna, G. Uzzani, “Firenze”, L’Espresso, 2011, Roma.
- Opera di Santa Maria del Fiore・Firenze – La passeggiata sulle terrazze (8 settembre)
- Opera Magazine – Eventi Passeggiata sulle Terrazze della Cattedrale
- facebook – mimulus – Il Grande Museo del Duomo apre ai blogger! 19 e 26 ottobre 2013: eventi per foto/travelblogger!

なおこさんは確か高いところが苦手だとおっしゃっていましたが、大丈夫でしたか。この屋上テラスはクーポラまで続いているのかしら。どれも貴重な写真ですね。そしてとても綺麗。メルマガも読ませて頂きましたが、私には難しくて辞書を片手にですが、なおこさんの解説がとても分かりやすかったです。ダンテはほんとにフィレンツェを愛していたのですね。ちょっと感動でした。
クーポラに上られたんですね!見晴らしが本当にすばらしいですよね! メルマガを読んでくださったんですね。ありがとうございます。わたしもここまでダンテが恋しがった故郷で、少なくとも死後は尊ばれ、絵と作品が大聖堂にまで飾られたと知って、うれしかったです。
こんにちは。
街並みがすべて芸術作品を見てるようですね。
無駄なく美しさが際立つ街並みにうっとりしています。
日本も美しい街並みはありますが、そぐわない建物が
あったりします。
こういう長い歴史に彩られた所のひとつひとつに
感動ですねぇ~
こちらの日の入りは5時すぎなんですの、何も
見れなくなりました。
いつもありがとうございます。
中世には、道は建物に挟まれて狭く、60以上もの高い塔のような家が立ち並んでいたのを、政権の基盤が固まった14、15世紀には政庁など、領主の権力を象徴する搭が突出するように、その大半が取り壊されたそうです。大聖堂自体も、繁栄したフィレンツェがもはや当時の大聖堂には満足できず、シエナやピサの大聖堂をしのぐ建築物をと、町の威信をかけて築き上げたそうです。美しい町並みや大聖堂にも、歴史が深く関わっているのだなと、興味深いです。
日の入りが5時過ぎ! そんなに早いんですね。これからどんどん短くなるのがつらいですね。こちらこそ、いつもありがとうございます。



