イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4

大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_23234179.jpg
 フィレンツェのドゥオーモで、テラスを歩いたあとは、クーポラの上にある展望台を目指します。テラス奥の入り口から再びドゥオーモ内部に戻り、修復中の彫像の傍らを通って先に進みます。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_23514182.jpg
Cattedrale di Santa Maria del Fiore, Firenze 19/10/2013

Sempre più in alto verso la Lanterna,

見上げると、頭上に円窓があり、さらにその上に、クーポラのフレスコ画が広がっています。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_2352876.jpg
appena entrati nel Duomo, siamo ancora sotto gli Oculi e la Cupola.

生々しく描かれた地獄で苦しむ人々の様子が間近に見えます。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_23522525.jpg
da questa altezza colpiscono gli occhi soprattutto le pene dell’inferno.

まずはクーポラへと上ります。それから、二つのクーポラの間、赤屋根とフレスコ画が描かれた壁の間を上って行きます。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_23525410.jpg
Ora saliamo verso la Cupola, poi tra due Cupole;
tra una affrescata e l’altra con tegole rosse.

時に急で、時に狭くなる階段を何とか上りつめて、ようやくクーポラ上の上に到着しました。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_23534657.jpg
Siamo finalmente arrivati

テラスで下から、こんなふうに見上げていた展望台にです。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_17511852.jpg
alla Lanterna sopra la Cupola che da sotto si vedeva così.

眼下には美しい眺めが広がります。
クーポラの赤屋根は滝のように流れ落ち、
その下には先ほどまで歩いていたテラスが、
そして広場や人々がさらに小さく見えています。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_23543071.jpg
Panorami favolosi!
Sotto di noi cascata di tegole,
laggiù le terrazze su cui camminavamo,
e le piazze e la gente ancora più piccole.

ジョットの鐘楼のみごとな装飾に目をみはります。
鐘楼の上でも、たくさんの人々が眺めを楽しんでいます。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_23552580.jpg
Bellissimo il Campanile di Giotto
e lo saranno anche i panorami da lassù.

南にも、赤屋根の町の向こうには緑が広がり、
右手にはフィレンツェ共和国政庁舎であったヴェッキオ宮殿が、
左手にはサンタ・クローチェ教会が見えています。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_318115.jpg
A sud il Palazzo Vecchio e la Basilica di Santa Croce.

サンタ・クローチェ教会の後ろには、アルノ川と緑の森、
秋色に装い始めた木々もあります。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_3225219.jpg
Dietro la Basilica l’Arno, le montagne
e il bosco che inizia a vestirsi d’autunno.

展望台を一周し終えると、北西には、
手前にサン・ロレンツォ教会、メディチ家・ロレンツォの図書館、メディチ家礼拝堂、
その向こうにサンタ・マリア・ノヴェッラ教会と同名の鉄道駅が並んでいます。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_319426.jpg
Finito un giro, a nord-ovest la Basilica di S. Lorenzo,
la Biblioteca Medicea-Laurenziana, Cappelle Medicee,
poi in fondo la Basilica di S. Maria Novella e la stazione.

見上げると、カッラーラの大理石で築かれたランターン(越し屋根)にも、
細部まできめやかな装飾が施されています。
八角形の塔を取り囲む八つのアーチの上にある貝殻は、
再生を象徴しているそうです。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_319245.jpg
Decorazioni eraborate sui marmi di Carrara,
sopora ogni arco una conchiglia
che simboleggia la rinascita.

観光客の波にもまれながら、撮影に励んでいたフォトブロガーたちも、
ようやく一休み。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_3194486.jpg
Fotoblogger a riposo,

この日1日、ガイドを担当してくださったルイージさんもようやく一息。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_320297.jpg
pure la nostra grande guida.

一休みの後は、まずは展望台の下にある急な階段を注意しながら下りて、
今度はクーポラのすぐ下にある歩廊に向かいます。
大聖堂クーポラ登り、フィレンツェ ブロガー招待4_f0234936_3201830.jpg
Ora verso il Ballatoio, subito sotto la Cupola.
La prima scala è straripida,
da scendere con coraggio e attenzione.

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
フィレンツェ ブロガー招待 / Evento per Fotoblogger a Firenze 19/10/2013
- 1 洗礼堂と美しいモザイク / 1. Battistero di San Giovanni
- 2 ドゥオーモ、天国の扉、ミケランジェロ未完のピエタ像 / 2. Duomo, Porta del Paradiso & Pietà di Michelangelo
- 3 ドゥオーモのテラスを歩く / 3. Passeggiata sulle Terrazze del Duomo

Riferimenti bibliografici & web
- S. Buricchi, A. Sanna, G. Uzzani, “Firenze”, L’Espresso, 2011, Roma.
- 『地球の歩き方 イタリア』
- Il Grande Museo del Duomo – Opera di Santa Maria del Fiore, Firenze 1296
- facebook – mimulus – Il Grande Museo del Duomo apre ai blogger! 19 e 26 ottobre 2013: eventi per foto/travelblogger!

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

Commented by ayayay0003 at 2013-11-01 15:18
こんにちは。ドゥオーモのクーポラ、一度は昇ってみたいところの一つです。ベタですが、映画「冷静と情熱のあいだ」を観てからずっと憧れています。もうそんな年齢でもあるまいに…。(笑)それにしても、ジョォトの鐘楼の上の方まで美しいことといったら感動ものです。私もなおこさんと一緒に観たような気にさせてもらえましたよ~。「あおい」になったような気分で・・・。(笑)
フィレンツェ、2度行ってるのに、いつもツアーなので自由時間がないのです。言葉の壁があるので、なかなかフリーで行く勇気が・・・。いつかはチャレンジしてみたいなあ・・・。
Commented by milletti_naoko at 2013-11-01 17:50
アリスさん、当時話題になっていたことは覚えているのですが、今調べてみると、ちょうどわたしがイタリアに移住する数か月前に本が販売、映画が公開されたんですね。作品の連載形態も興味深いし、哀しいけれど、とても感動的な作品のようですね。いつまでも何かに感動して、憧れる心を持ち続けるのはとても大切で、すてきなことだと思います。

言葉の壁があると、確かに旅は度胸が要るし、失敗もありますよね。わたしたちもフランスやギリシャであれあれという体験をいろいろしました。今度はぜひフィレンツェでゆっくりできたり、自由行動の日がある旅をされてみてください。わたしもフィレンツェは、見るべきもの多いなとつくづく思いました。フリーだと思うように旅程が組めますが、安全は自分で守り、すべて自分で決めねばならず、長距離移動は、バスで集団移動のツアーに比べて、電車の遅延やストの可能性もありますよね。英語のブラッシュアップ、そうして少しずつイタリア語の勉強を始めてみるのもいいかもしれません。フィレンツェの語学学校で、午前中は授業、午後や週末は観光という手もあるかもしれません。いつかアリスさんがクーポラに登れる日が早く来ますように♪
by milletti_naoko | 2013-10-31 15:55 | Blogger a Firenze | Comments(2)