2013年 11月 28日
キャベツにアイロン、関節症対策

しばらく前から、朝起きたときだけ感じていた小指の痛みが、1日中しばしば感じられるようになり、さらに痛みもひどくなったので、11月11日月曜日にかかりつけ医に診てもらいました。指の痛みはちょっとした関節症、その頃悪化して、長い間立っているのがつらかった腰の痛みは、姿勢のゆがみから来るので、どちらも特にこれがという療法はなく、指は炎症を抑える軟膏をしばらくつければ痛みが治まるはずで、腰痛は、姿勢のゆがみを正すための体操をするしかないと言われました。
指については、一応レントゲンも撮ってもらうことにしたのですが、友人でもあるかかりつけ医が言うように、たぶん指の関節の軟骨がすりへって、骨棘ができているのでしょう。小指の曲げると痛い関節部は、左手の同じ部分と違ってかなり盛り上がっていて、小指が全体に若干ゆがんでいます。
たとえば日本で愛用していた頭痛薬のイブや、イタリアでぎっくり腰になったときに注射を打たれたボルタレンなど、最近は、自分にも身近な薬剤が実は深刻な副作用をもたらすという記事を目にすることも多く、また、化学的に合成された薬剤は、積もり積もってアレルギーや花粉症の症状を悪化させる恐れがあるからと、この日、医師が勧めてくれたFastumという軟膏について、帰宅してからさっそく調べました。案の定、深刻な副作用を告発する記事を見つけて、薬草成分を使って、炎症を鎮めることにしました。

こういうときに頼りになるのがこちらのマリア・トレーベンの薬草療法の本です。今年の春は、この本の療法とクロスグリの芽の液、そして食事療法のおかげで、約20年使い続けていたステロイド剤点眼や、この数年イタリアで利用していた点鼻スプレーも、とにかく一切の化学的に合成された薬剤なしに乗り切ることができました。(下記リンク参照)
それで、この本のわたしの症状に関連する箇所を読み込むと、キンセンカの軟膏を患部に塗布した上から、アイロンをかけたキャベツの葉で覆うと炎症が治まり、イラクサのハーブティーにアマーロ・ズヴェデーセを加えて飲むといいこと、スギナを利用して炎症を鎮める方法があることが分かりました。

アレルギー体質の改善のため、また他にも健康にいい作用があるということで、幸い、イラクサのハーブティーは、ふだんから毎日2、3杯飲んでいます。ビタミンCたっぷりの野バラの実と、イラクサの葉を一緒に使ったハーブティーが、今年に入ってからのお気に入りで、砂糖を入れてもおいしいのですが、何も入れないと不思議と番茶と似た味がします。
というわけで、イラクサの乾燥葉は常備してある上に、スギナは夫が摘んで干したものがうちにあります。ただ、イラクサの煎じ薬に加えるアマーロ・ズヴェデーセと、キンセンカのクリームがないので、お気に入りの薬草専門店、erboristeriaに行ったときに、キンセンカの軟膏を買おうと思ったら、関節症にはこちらの方が有効と聞いて、代わりに、薬草成分でできた関節症専用の軟膏、No Dol Cremaを購入しました。切らしていた野バラの実などを買っていて、結局アマーロ・ズヴェデーセを買い忘れてしまい、次回は必ずと思っているのですが、とりあえず痛みの悪化を抑えることができた上、痛みも以前に比べて和らいできました。まだ試していないのですが、そのうちスギナの療法も試してみるつもりです。

いろいろ調べてコラーゲン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、グルコサミンなど、必要な栄養分を摂取することも大切と分かり、食事にも気をつけることにしました。たとえば今までも、豆料理の際にはかならず使っていた昆布を、さらに多めにしばしば使おうと考えています。そして、最近、実は飛蚊症の検査で、眼科にも行ったのですが、その際に、二つの栄養補助剤のうちどちらがいいかと聞かれて、関節症の問題もあるので、できればコラーゲンが多く含まれているものを処方してほしいと、以前にも摂取したことのある、こちらの栄養補助剤を、40日間飲むことになりました。(下記リンク参照)とても優しい女性の目医者さんが、「そう言えば、これは最近、関節症にもいいんじゃないかって話も聞いていますよ。」と言ってくれたので、税の控除が受けられないし、保険は効かないものの、目にも関節にも効果を発揮してくれるものと、期待しています。
というわけで、今夜もこれから、キャベツの葉にアイロンをかけて、指にまいて眠ることとします。腰痛対策については、また機会を見てお話しますね。
In questi giorni stiro una foglia di cavolo verza e avvolgo un dito con essa prima di andare a letto. Maria Treben dice che così si alleviano i dolori articolari.
Quindi, vi saluto. Ora devo stirare. Buonanotte!
参照リンク
- Amazon.it - Maria Treben, "Salute dalla Farmacia del Signore"
- 負けるな花粉症
- 飛蚊症、mosche volanti


小指の痛み、大変ですね!お見舞い申しあげます。
なおこさんのいうように、何でも化学的なお薬は、痛みをすぐにとるという意味では、良いのですが、副作用が怖いというのは、本当ですよね。
私も、腰痛は年齢?のせいか、時期によっては、ひどい時もあるのでよくわかります。私も体操派です~(笑)。どうしても痛い時は、東洋的ですが、鍼治療に行ってます。(笑)これは、私には合っているのか、即効性はないけど、少しずつよくなります(*^_^*)
アリスさんも体操派ですか♪ 日本に住んでいた頃、整形外科で足を機械で引っ張ってもらったような遠い記憶もあるのですが、こつこつ体操を続ければ、体のゆがみが直り、痛みも去ることを知りつつ、毎日続けることができなくて、これではいけないと感じています。鍼治療、東洋の先人の知恵、文化ですよね。ご自分に合う治療が見つかって本当によかったですね。

これは、キャベツ療法でしょうか。自然の恵みは治癒に優しい効果が大きいと思います。
寒い時期はあちこちに異変も現れますね。
お大事にしてくださーい。(^^)/
キャベツーという薬がありますが、キャベツは医薬品でしょうか。薬を飲まない私はわかりません。
小指の痛み、お見舞い申し上げます。
キャベツの葉にアイロンをかけるのは、縮みを伸ばし指にフィットさせるため?それとも葉に熱を加えることで何か特別のエキスが出るからなのでしょうか?
関節痛や筋肉痛のときに使用するバンテリンなどを患部に湿布すれば治るような簡単な症状ではないのですね、お気の毒です。
こちらも夏の名残りのハイビスカスが鮮やかに色を濃くして咲いております。夏に比べ蕾から開花まで時間がかかるような気がするのですが、コスモスもは如何でしょうか?
ありがとうございます。キャベツーは私も飲んだことがありませんが、成分を見ると、ニンジンやウコン、ウイキョウはあっても、キャベツは含まれていないような。どうしてこういう名前なんでしょうね。
まだハイビスカスが咲いているなんてびっくりしました!!! 日ざしがよく当たるからでしょうか? コスモスも、今日もきれいに、色鮮やかに咲いています♪