イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

兄弟岩の宴と輝く空

 今日は、アッペンニーニの山中のアグリトゥリズモで友人たちと落ち合い、山の幸いっぱいの昼食とおしゃべりを楽しみました。

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 ペルージャからは車で2時間ほど走り、山を越えたところにあって、遠いのですが、友人たちの住むリミニからは1時間ほどです。

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Sasso Simone (1204m) e Simoncello (1221m) 29/12/2013

 場所は周囲が州立自然公園にもなっている二つの岩山、シモーネとシモンチェッロの近くです。シモンチェッロは、訳すと「小さいシモーネ」という意味です。標高は、左手にあるシモンチェッロの方が高いのですが、正面から見ると、右手のシモーネの方が、横に長くて威容があり、それに比べると、小さく見えるからでしょうか。

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 ご覧のように、アグリトゥリズモも、この兄弟の岩山の名を取って、Agriturismo Sasso Simone Simoncelloと言います。

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 友人たちより一足先に着いたので、入り口近くの椅子に腰を下ろして、店にあった山の写真集や観光案内のパンフレットに目を通しました。家具がかわいらしいし、さりげなくあちこちに置かれたクリスマス飾りが、暖かく落ち着いた雰囲気を醸し出しています。入り口には、5人以上で予約をしないと食事ができませんという張り紙があったのですが、この日は、わたしたちを含め、他にも予約をした客が多かったからか、飛び込みの二人の客にも、食べられますよと言っていました。

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 本来は、前菜からデザート、飲み物やコーヒーまで含めて23ユーロの決まったコースメニュー一本のようですが、かなり柔軟に対応してくれました。子供一人を含めた計6人だったのですが、皆、そんなには食べられないし、一人菜食主義の友人がいたので、わたしとその友人は菜食主義の、他の友人二人はふつうの前菜とプリモだけでセコンドは抜き、夫は前菜抜きでプリモとセコンドのみ頼み、子供はその中から好きなものを好きなだけ選んで食べ、コントルノやデザートの数も変化球だったのですが、要望に応じてくれて、料金も、ちゃんとわたしたちが食べた分だけ請求してくれました。

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 ふつうの前菜は、サラミがとてもおいしかったそうです。菜食主義の前菜は、友人は酢漬けのカルチョーフィがおいしいと言っていたのですが、酢のものが苦手なわたしは、この最初の皿のものは無理をして食べました。後からでてきた野菜の前菜はおいしいし、野菜がたくさん食べられてうれしかったです。

 お互いに自分が頼んだものだけではなく、分け合って、いろいろと味を見ました。夫たちが食べたウサギのラグーのパスタはおいしかったそうです。夫がセコンドに頼んだ焼肉の盛り合わせは、わたしたちも少しずつ味見をしました。

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 今日わたしが一番おいしいなと思ったのは、こちらのセミフレッドです。

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 デザートが2種類あるのを3皿ずつ注文して、半分ずつ食べたのですが、どちらもおいしかったです。

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 食事とおしゃべりをゆっくり楽しんだあとは、シモーネとシモンチェッロの岩山が見えるところまで、山をしばらく登ることにしました。

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 サッソ・シモーネへの道しるべに従って、山を登ります。周囲と目前には、月面を歩いているかのような景色が広がっています。

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 登れば登るほど、遠くの山並みが少しずつ見えてきます。登山道は泥だらけで歩きづらいので、できるだけ草の上を進みました。

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 しばらく登ると、ようやく二つの巨大な岩壁が姿を現しました。(上から2枚目の写真)
 さらに登ると、360度のすばらしい眺めを楽しむことができ、遠いウンブリア州のスバージオ山やテッツィオ山、アクート山、そして、マルケ州のネローネ山が、きれいに見えます。

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 日が沈みかけていたので、泥ですべりやすい足元に気をつけながら、山を下りました。

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 アグリトゥリズモの庭からも、夕日に染まる山と空が見えました。

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 家路へと走り始めた車から見えた夕焼けの空が、えも言われず美しいので、感動しました。

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Sasso Simone e Simoncello 29/12/2013

Pranzo e passeggiata piacevole con amici
a due passi dalle rocce maestose
a due giorni da fine anno.
Terreno fangoso, faticoso da camminare,
ma dalla cima bei panorami a 360 gradi.
Davanti alle macchine che corrono verso casa
stupendi i colori del cielo.
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LINK
- Parks.it – Parco Sasso Simone e Simoncello
- Parco Naturale del Sasso Simone e Simoncello – Luoghi di interesse
- Agriturismo Sasso Simone Simoncello
Via Petrella Massana – Loc. Casa Barboni – 52038 Sestino (AR)
tel. 338 3302689

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ムームー at 2013-12-30 08:58 x
なおこさん
おはようございます。
お友達とのお食事いいですねぇ~
皆さんで分け合いながらいただくのはいいですわ。
食べたことがないものばかりですが、どんな味かなって
思いながら見ています。
景色が素晴らしい~
茜色に紫色に染まる空に見とれています。
美しい~
いつもありがとうございます。
Commented by ayayay0003 at 2013-12-30 10:42
なおこさん、アグリトゥリズのお食事美味しそうで、皆さんのわきあいあいとした雰囲気素敵です。
山の景色もお天気がよいので、すばらしいし、なんと言っても夕日のすばらしさに感動しました~♪
年末の忙しさの中、癒されるお写真です(*^_^*)
Commented by milletti_naoko at 2013-12-30 17:02
ムームーさん、おはようございます。クリスマス前後からお祝いの会食続きで食べ過ぎの傾向がある上、夫もわたしもそれほど食べる方ではないので、お店の方がこうして柔軟に対応してくれて、皆と分け合って、いろんな味を楽しめて助かりました。

ちょうど日が沈む頃に出発したのですが、あんまり空がきれいなので、2台並んで車を停めて、窓から写真を撮りました♪ 冬の空の思いがけない贈り物です。こちらこそ、いつもありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2013-12-30 17:06
アリスさん、あかあかと火が燃える暖炉の上に、鹿の角が置いてあって、友人がおもしろがって、頭につけてポーズをしていました。夫とだけだと夫の好きなピザ屋ばかりに行きがちなので、たまに外食でこうして違うものが食べられるとうれしいです。

少し歩いただけで、遠くの山まできれいに見渡せて、すばらしい夕日も見られて、うれしかったです♪ イタリアではクリスマスの前が慌しいのですが、日本は年末の今が一番お忙しいときでしょうね。お疲れさまです。
Commented by Masami at 2013-12-30 18:40 x
なおこさん、こんにちは♪

アッペンニーニは遠くからしか眺めたとこがないのですが、
こうやって見るとやはり高い山々が連なっているのが分かりますね!

こちらのアグリトゥリズモも色々と柔軟に対応してくれたとは、良かったですね!アグリトゥリズモはその土地のお料理が食べられていいですよね~。前菜のお野菜は、カルチョーフィとアスパラガスですか?私は酢漬け料理は大好きなので、いただいてみたくなりました(笑)

夕日と山のコントラスト、とっても綺麗ですね~♪
Commented by bianchi_saitoh at 2013-12-30 23:01 x
なおこさん、ご無沙汰してます。
イタリアの夕焼けは何度観てもこんなに素敵なんですかね。
冬山の景色も落ち着きますね。

たった今、TV東京「世界ナゼそこに?日本人」という番組にカッラーラで民宿を営まれている大木和子さんの今日までのイタリアでの歴史を紹介されました。亡き夫のコト、イタリアと日本の架け橋など感動的でした。
もしやなおこさんのブログのお気に入りの欄に載っている方ではと思い見てみたらビンゴ!
本当にビックリして今、こうして書いてます。
Commented by とすかーな at 2013-12-31 00:56 x
うわ~、最後の空の写真、きれい~~~!!!
自然の美しさって、すごいですね。きっと直接目にしたら、もっとキレイだったんでしょうね。

前菜の真ん中の野菜、日本のぜんまい、わらびの類みたいですね。
初めて見ました。

今年もなおこさんのブログからいろいろ知識をいただきました。遠いところお越しくださってありがとうございました。お目にもかかれて嬉しかったです☆おそろいのタイマー、いつも使ってます♪
また来年も楽しみにしています。なおこさん、よいお年を~♪
Commented at 2013-12-31 08:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2013-12-31 17:05
まさみさん、おはようございます。アッペンニーニは、近い山だとペルージャから1時間半弱で行けるので、春には花、夏には涼や水辺、秋には紅葉やキノコ、冬には雪景色を楽しみながら歩いています。

そうなんです。外食は、特にイタリアでは量を食べ過ぎて、種類が少なくなる傾向があるのですが、ここでは何かと柔軟に対応してくれて、いろんなものを少しずつ食べられたので助かりました。まさみさんは酢漬け料理がお好きなんですね! 代わりに食べていただけたらよかったのに。酢漬けはカルチョーフィと、アスパラガスと、そうして、手前のものが、野生の何かの青菜(野菜?)の中心部分だったように覚えています。

目の前の空が突然に輝き、色を変えていく様子、本当にきれいでした♪
Commented by milletti_naoko at 2013-12-31 17:30
bianchi_saitohさん、夫もわたしも沈む夕日や夕焼け空を見るのが好きで、時々、その時間をねらってトラジメーノ湖やテッツィオ山を訪ねたりもするのですが、今回は思いがけず、空が雲にすっかり覆われた日に、こんなにきれいな夕焼けを見ることができてうれしかったです。さびのある冬の山も、独特の風情がありますよね。

かずこさんが日本のテレビ番組で紹介されたんですね! わたしも他のブログのお友達の記事やかずこさんご自身のブログを通じて、かずこさんの生き方や思い、されていることに感動して、数年前に初めてカッラーラを訪ねました。今年も南仏からの帰りには、カッラーラに立ち寄り、久しぶりにお会いできてうれしかったです。
Commented by milletti_naoko at 2013-12-31 17:36
とすかーなさん、夕日の美しい時間帯に、思いがけず西の空に向かって、夕焼けを楽しみながらドライブすることができて、感動しました。

この野菜、そうなんです。アスパラガスかと思ったら、そうだったような、そうではなかったような。おしゃべりと食べるのに夢中だったものですから。

こちらこそ、ちょうど来客が続いてお忙しい時期だったのに、心温かいおもてなしをありがとうございました。お幸せそうなお二人の様子を拝見できて、余計なお世話かとは思いつつ、安心しました。人と人との出会いって本当に不思議ですね。

新年もまたどこかでお会いできるといいですね。楽しみにしています。とすかーなさんも、どうかよいお年を!
Commented by milletti_naoko at 2013-12-31 17:44
鍵コメントの方へ

こちらこそ1年お世話になりました。私も、最初はやる気いっぱいだったのが、何だか竜頭蛇尾になってしまったことを反省しています。12月には盛り返そうと思っていたのですが、それまでの習慣が物を言うし、年末は慌しいので、かえって学習時間が減ってしまいました。いえいえ、きっかけと具体的な目標を与えていたおかげで、それでも何とか勉強を続けることができて、感謝しています。わたし自身は来年こそと、フランス語年1000時間の目標は、再び掲げるつもりでいます。こちらこそお世話になりました。新年もよろしくお願い申し上げます。新しい年こそ、お互いに頑張りましょう! 今晩は外泊しますので、また帰って来てから集計した合計時間をご報告するつもりでいます。
by milletti_naoko | 2013-12-29 22:05 | Toscana | Trackback | Comments(12)