イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

フランス版家計簿

 悩み選んで、年末にはるばる日本から家計簿を取り寄せたばかりだというのに、その存在を知って、好奇心が抑えられなくなり、初めは、来年は家計簿としてこれを使おう、今年は我慢と思っていたのですが、結局は注文してしまいました。

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 こちら、フランス語で書かれたフランス語版の家計簿です。

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 日本の家計簿は、こんなふうに支出の項目が細かく分かれていて、日々、そして週や月ごと、1年で、どんな項目の支出が多いのかが計算しやすく、見やすいようにできているものが多いのですが、

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 こちらフランス版は、こんなふうに、日々の記録は、特に項目に分けずに、買ったものを記録するようにできていて、ですから、各項目ごとの週計・月計が簡単に出せるようにはできていません。

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 でも、家計簿の終わりの方には、食費や教育費・電話代など、項目別に月ごとの支出を記入する欄があります。

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 そう言えば、わたしも、手帳を家計簿代わりにも使用していたときは、こんなふうに支出を色分けして、

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月ごとに、項目ごとの支出の合計を出して、記入していました。

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 このフランス版の家計簿のおもしろいところは、日本の家計簿にもありがちな、クレジットカードでの支出や医療費、贈り物を記録する欄のほかに、読んだ本(livres lus)について、日にち(date)や本の題名(titre)、著者(auteur)を記入したり、見た劇や映画(spectacles et films)について書き留めたりする欄があり、毎日自分の体重(mon poids)を記入して、1年の体重変化が一目で分かるページがあることです。家計だけではなく、日々のいろんなできごとも、記入し、振り返ることができるわけです。

 フランス人向けの家計簿ですから、当然、フランス語で書かれている上に、毎週見開きページの右手に、ちょっとしたいい言葉があります。誰の言葉か記載がないのが残念ではありますが、いろんな意味でフランス語の勉強になります。フランス語で家計簿をつければなおさらのことですが、それで家計を振り返るのがおっくうになっても困るので、家計の記録とフランス語学習とどちらを優先するかで、使用言語を決めたらいいと思います。

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 ちなみに、わたしは今回このフランス版家計簿を、すでに家計簿は持っていたので、手帳代わりに使おうと考えて購入しました。インターネットでいろいろ調べて、毎日の出費を記録する欄は、自由に記載できるようになっていることが分かったので、左手や下、毎月の出費の記入欄の後にも自由に使えるページが多く、手帳として活用しやすいと思ったからです。

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 化粧品にハーブに、薬草を使った薬用品、贈り物と、しばしば足を運んでは、買い物をする薬草専門店では、毎年それはすてきなデザインの手帳をくれるのですが、書く欄があまりにも少ないので、例年、途中で他の手帳を使うことにしたり、巡礼や登山などで、大きな手帳は運べないときに、代わりに使うだけにしたりしています。この手帳に限らず、イタリアの手帳は、毎日の予定やできごとの記録には役立っても、何か他に特記するべきことを書こうと思うと、余分な欄や空白のページがなくて困ることが多いのです。その点、このフランス版家計簿は、書く欄がたくさんありそうなので、興味半分に取り寄せたついでに、2014年の手帳代わりに使おうと考えました。

 昨年末に、家計簿についての記事を書いたら、イタリアの友人から、「わたしもほしい」という声がありました。イタリアで、家計簿らしきものを求めて、文房具屋を探しても見つからなかったので、英語やフランス語でなら見つかるのではないかと探していたら、フランス語版が見つかったのですが、題名で分かるように、名前としてはKakeboを使っています。それで、さらに検索を重ねて、そもそも家計簿というものは、イタリアだけではなく、フランスにも英語圏にも存在しなかった、日本独特の慣習・文化らしいことが分かりました。フランス語で、家計簿がいかに役に立つか、つけることが必要かを説明したウェブページもいくつもいくつも見つかりました。ちなみに、日本の多くの家計簿と違って、支出の記載が項目別になっていないことが分かったのは、次の映像のおかげです。


 4分40秒目あたりから、昨年版の『Mon Kakebo 2013』がどういう作りになっているかを、ページをめくって見せながら、説明しています。彼女自身が工夫して創ったらしい、かわいらしいけれど白紙のままの家計簿についての説明は、まだまだわたしのフランス語力ではあまりよく聞き取れないのですが、『Mon Kakebo 2013』の説明は、自分が知っていることも多いし、映像も見せてくれるので、分かりやすかったです。

 前もって計画をきちんと立て、一つひとつ記録をして、後から振り返る、そういう日本の慣習が家計簿を生み出したのかしらと、家計簿のないイタリアの方が例外だと思っていたわたしは、家計簿もまた、日本の文化としてフランス版が販売され、それがフランスのみならず、アメリカやカナダ、イタリアのアマゾンでも売られているのを見て、何だか誇らしげに思いました。そして、もっと書きやすくつけやすいイタリア語版の家計簿を作ってみようかと考えたり、イタリアでは、家計簿をつけようという人やその習慣が続く人がどれだけいるかしらと考え直したりもしています。

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Non ho potuto resistere e ho comprato "Mon Kakebo 2014", versione francese del libro per tenere i conti di casa. Un po' diverso e semplificato rispetto a quello giapponese, ma trovo anche elementi diversi e interessanti come 'livres lus', 'spectacles et filmes', 'mon poids' (si deve scrivere ogni giorno!) ecc. Per questo anno penso di usarlo come agenda, visto che avevo già acquistato un Kakebo giapponese per l'anno 2014.
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LINK
- 家計簿とアマゾン夢の改善? / Kakeo, libro per tenere I conti di casa (27/12/2013)
- amazon.fr - Mon Kakebo 2014 : Agenda de comptes pour tenir son budget

*追記(1月4日)
 中身がどんなかは分かりませんが、スペイン語版家計簿も発見しました! フランス語版もスペイン語版も、アマゾン日本でも注文できます。

Non so come sia fatto, ma ho trovato anche una versione in lingua spagnola!
- amazon.it - Kakebo Blackie Books: Libro de cuentas para el ahorro doméstico

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-01-03 23:59 | Film, Libri & Musica