2014年 01月 13日
節制で花粉に負けず減量も
初めてイタリアに暮らし始めた2002年から、どんどん増えて、何度か減量を試み、成功したかに見えたこともあったものの、年末年始には会食や飽食が続きがちで、体重がぐんと増えてしまい、年の初めに「今年こそ」とダイエットを決意することが、これまで何度もありました。もともとかなり太り気味であった上に、今もまだ理想といえる体重にはもう一歩というところなのですが、同じ時期に比べて、4年前よりは3kg、昨年よりは5kg減量することができました。
節食や足やせを心がけて減量と体操に挑戦し、5月までは体重を落とせたものの、以後再びじわじわと上ってしまったのは2009年です。昨年わたしが減量に成功できたのは、実は自分の決意の固さだけではなく、花粉症のおかげです。夫が以前から合成化学薬品に懐疑的だったこともあり、また、3年前から購読している松井二郎さんのメルマガのアレルギーやインフルエンザ、難病と合成化学薬品・ステロイド剤に関する記事を読み重ねるにつけ、花粉症の症状は、ステロイド剤や合成化学薬品を使っている限り、治ることはなく、必要な薬の量が増え続け、翌年の症状のリバウンドも激しいし、いずれ難病になると確信したからです。(2、3年いろいろな記事を読む中で、少しずつそう思うようになったのですが、検索ではなかなか、これだという記事は見つかりません。それでも参考までに、関連記事へのリンクを、記事の終わり付しておきます。ちなみに、同じような内容の記事は、イタリア語でも多少主旨は違っても、見かけることが多く、それも薬やステロイドに頼らない花粉症対策を、昨年から心がけたきっかけになりました。
花粉症に焦点をしぼって購入した薬草療法については、以前に書いた記事を参考にしていただくことにして、今回は、減量の原因となった、もともとは花粉症対策にと試みた食事療法について、再度まとめてみます。
解毒をし、腸をきれいにするために、毎日カフェインなしの水・飲み物を1.5~2リットル飲み、午前中は正午までは固形分を取らず、小断食をする。さらに、アレルギー症状を緩和するために、以下の食品を避ける。
・牛乳および乳製品
・サルシッチャやサラミ、モルタデッラ、コッパ、ザンポーニ、ウィンナーなど。イタリア語でinsaccatiと呼ばれる、豚のひき肉を腸詰めして作った食品。
・白砂糖
・アルコール
・揚げ物
朝食に関しては、夏はリンゴ、ニンジン、レモンのフレッシュ・ジュースを飲んだりもしたのですが、最近は、指と股の関節炎にいいというイラクサのハーブティーに、アマーロ・ズヴェデーゼを加えたり、イラクサと野バラの実のハーブティーにしたりしています。(野バラの実、bacche di rosa caninaだけを使ったハーブティーを、ローズヒップティーと言うようですね。イラクサと野バラの実のハーブティーは、不思議と、番茶に似た味がします)冬はあまり冷たいジュースを飲もうという気にならないのですが、みかんやオレンジは、水分が多いのでこのまま食べてもよかろうと勝手に解釈して、午前中にも時々食べています。愛媛に長く暮らしたので、みかんにはついつい手が伸びるのです。
花粉症対策にしても、栄養学的に、そして健康にはどんな食材がいいかについては、諸説があります。ただ、夫のヨガやマクロビオティックなどの本を見ても、白砂糖が健康に害をもたらし、乳製品や肉は体を酸化させやすいとありもするので、上記の食品は、花粉症の症状があった間はできる限り避け、季節が過ぎてからも、はめをはずした外食の翌日に食事に気をつけるようにしていました。もちろん、同時に行っていた薬草療法が効を奏したおかげもありますが、おかげで昨年は、日本にいた頃から、もう20年近く使っていた結膜炎用の点眼液も、イタリアでの滞在が長くなり始めてから発祥した鼻炎用の薬も、まったく使わずにすみました。さらに秋から冬にかけて、体が脂肪をため込み始め、年末年始には飽食の機会が多く、アルコールや乳製品や白砂糖たっぷりの甘いものを摂取する機会も多かったのですが、例年に比べると、かなり体重増加を抑えることができました。
この冬は、12月末頃から、すでに目のかゆみを感じ始めていて、これは花粉症の症状だと思うのですが、これは年末年始の会食で、ワインやデザートを好きなだけ飲んだり(と言っても、わたしがおいしく味わって飲めるワインの上限はグラス1杯弱です)、食べたりしているためではないかと思います。
というわけで、年末年始に増えた体重を元に戻すためにも、やがてやって来る花粉症の季節をうまく乗り切るためにも、これからは気を引きしめて、再びできるだけ、上記の食事療法を続けるつもりでいます。今週は金曜の午後から日曜日まで、山の家で友人たちと過ごすことになっています。場の雰囲気は壊さぬよう、そして、この機会だから食べられるおいしいものは喜んでいただきつつ、量や食べるものに気をつけることも忘れずにいるつもりです。
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Stanno per arrivare i pollini o sono già arrivati e
lo sento nei miei occhi: prurito!
Forse perché durante le feste ho preso molte cose controindicate
per allergia: zucchero bianco, insaccati, latticini, alcol, fritt ecc.
D'ora in poi proverò ad evitarli più seriamente.
Questa dieta mi aiuterà a perdere anche qualche peso in più
che ho preso sempre in questo periodo.
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関連記事へのリンク
1日2食の健康革命
- 1日2色の健康革命 - アトピーとクローン病の意外な関係 (2011/10/7)
花粉情報、花粉症の薬草療法・食事療法
- 花粉情報、イタリア&ウンブリア (2012/3/13)
- 薬草で花粉退治(2012/3/28)
- 負けるな花粉症 (2013/3/25)
- 思わぬ副効果 (2013/8/24)
食生活の改善というのは、良いと分かっているものの、毎日の食事のことですので、肉が食べたい、甘いものが食べたいという欲求に勝てないというのが現実のようです(笑)。かくいう私は、一時期目に軽い症状があった時期がありますが、今はないのですが、蓄膿症になった時、甘いものは控えた方がよいというのを知り、その時は控えめにしてましたが、のどもとすぎれば・・・で、今は少し過ぎているので、なおこさんの記事を見て反省してます。というのは、蓄膿も再発する病気なのであまんじていてはいけないからです。やはり、何をするにも、健康が第一なのでなおこさんを見習って、友人たちと甘いものを食べたあとは、気をつけたいと思います。場の雰囲気を壊さないように・・・というのすごく解ります。私も、友人と外食の時は、ほとんど残さないように心がけています。そのかわり、その前後で調整しています。体重は、ほとんど変わりないのですが、場所によっては、ついてほしくない所に肉がついてますが・・・(笑)。
でもなおこさんはさすがですね。ちゃんと食養生もされて対処療法ではない手当をされている。私は以前怪我をしたとき、ステロイドのお薬を塗るたびに悪化した経験がありますので、なおこさんのご主人様が言われることは身にしみて分かります。一番大切なのは自己の治そうとする力を高めることだとつくづく思いました。それにしても5キロの減量に成功とはこれも又凄いです。思えば、好きなものが結構身体には悪いのですよね。コーヒーとケーキがその筆頭に上がれば、私はダイエット断念です。
おいしいものを上手に楽しみながら、体重をちゃんと保たれているアリスさんはすばらしいですね! ついてほしくないところばかりに肉がつくというのは、わたしも同じです。節食と同時に、運動も心がけなければ!
怪我の際、治癒を助けてくれるはずのステロイドを塗るたびに悪化したとは、大変な思いをされたことでしょう。そう、食欲を誘われるようなおいしいものが、実は花粉症や体に悪いということが、よくあるのですよね。意見はいろいろ分かれると思いますが、最近コーヒーも実は体によくないと知って、毎日1杯だけ飲んでいたのを週に2~4杯に減らしました。http://www.nstimes.info/09-2002/feature.htm 情報が氾濫していて、いろいろ読み比べながら、自分で判断するのですが、かえって何が健康にいいのか判断材料が多すぎて、難しくなったような気もします。
在住1年目にして既に3キロ増なので、わたしもやせなくては。
私も花粉症なのですが、学生の頃と比べると症状が軽くなったので、ぜんぜん知識を持ち合わせておらず、なおこさんの情報を、毎回、そうなんだ~そうなんだ~って読んでいます。
エルボステリア系の商品についても、イタリアでの名前などなおこさんのおかげで、知ることができてものすごく助かっています。なおこさん、ありがとうございます♪
自然にそった形でのダイエットが一番ですよね。
そちらの国では、おいしいものがたくさんありますから、
食事に気をつけることも大変かと思います。
そういえば、私も、
フランス留学のとき、
短期にもかかわらず、だんだんと太っていくのを感じました。
同じ時期に日本から来た人たちもみんな体重が増えたと言っていて、むこうで太らずにいるのは難しいのだと思いました。
花粉症など、
化学汚染物質などが含まれたものが体内に取り込まれていくことが、
いつのまにか私たちの身体を蝕む現代病を考えると、
口にするものに対する意識をもっと高くもつことは、
大切ですよね。
ついつい、そういうことを怠りがちなので、
なおこさんを見習って
もう少し自分の食生活に責任をもたないとと思いました。
わたしの場合は、日本では若い教員として緑の多い町で教えることが多く、今も緑に囲まれて暮らしている上、山に散歩に出かけたりしますので、花粉症対策は必死なんです。とすかーなさんのお役に立てているようで、わたしこそうれしいです。コメントをありがとうございます♪
こちらで通ったアロマテラピーの1日講座でも、石油から抽出した成分は安いし劣化しにくいので、化粧品やシャンプーなどいたるところで使われ、安いけれど、長い目で見るとどんな害があるかは分からないと言っていました。お仕事がお忙しいので、つい食生活は後回しになるのですが、結局食べるものが身や健康を作ると思うので、どうかお体を、そういう意味でも大切にしてくださいね。
私も花粉症なので、今回の記事は興味深く読みました。イラクサのお茶を扱っているお店を見つけたので、近いうちに買いに行きたいと思っています。私はお菓子(特にチョコレート)が大好きなのですが、やはり、甘いものはよくないのですね・・・。と言っても我慢も禁物なので、適度に楽しみたいところです。睡眠もしっかり取って、規則正しい生活をしよう!!と改めて決意しました。
またコメントさせていただきますね!
イラクサの風味が少し心配だったのですが、なおこさんが書かれていたように、番茶のようで飲みやすいですね!
お店の方が、飲み続けて効果を感じているお客さんが多い、とおっしゃっていたので、なおこさんのような飲み薬なし生活を目指して、続けていきたいと思っています。(今シーズンはとりあえず、薬を飲み始めてしまいました・・・。)
改めて、情報ありがとうございました!!
どういたしまして。どうか少しでも効果がありますように!