2014年 01月 20日
イタリア花粉警報と花粉飛散予想図

実は週末を過ごした山の家の、わたしたちが泊まった部屋と、昨日の昼食を食べた店の間に、こちらのハシバミの木(nocciolo)がありました。花粉を散らす雄花がすでに準備されつつあって、見ながら嫌な予感はしていました。けれども、この数日は、雨がちだったので安心して、山の家では、ついつい友人たちと、花粉症の症状に苦しみたくなかったら、避けた方がいいものを、皆口にしてしまいました。ピザには、モッツァレッラやゴルゴンゾーラなどの「乳製品」が載っていたし、会食ではつい「アルコール」を含むワインに手が伸び、バールの昼食に出た「腸詰めにしたひき肉」であるサルシッチャや、「白砂糖」とバターたっぷりのクロスタータも食べました。食後のコーヒーについてきたのが白砂糖だったので、やむなく少し入れもしました。それに、皆と過ごした3日間は、午前中はみかんと水分のみ取るように気をつけたものの、イラクサのハーブティーは飲みませんでした。というわけで、これからは食生活に気をつけます。
実際にはどのくらいの飛散量があるか分かればと調べていたら、花粉飛散量のイタリア全国週間予想図なるものを見つけました。同じ週でも場所によって違うし、少量でも感じやすい人もいれば、大量に飛び始めてから、症状が出るという方もいるでしょうが、よかったら参考にしてください。
- 3Bmeteo.com – Bollettino meteo Pollini e allergie in Italia
予想図では、花粉濃度が高ければ赤、中くらいであればオレンジ色、低ければ黄色で示され、下に文字で書かれた県庁所在地の花粉予想についても、色分けは同様ですが、assentiとあるのは「花粉の飛散がない」ということです。
ちなみに、一口に花粉と言っても、人によって苦手な花粉も違うことでしょう。そういう詳しい情報は、こちらのPollineAllergia.netの花粉情報(Bolettino dei Pollini)の緑の地図で、自分がお住まいの、あるいは訪問予定の州をクリックしたり、
- PollineAllergia.net – Aerobiologia, ecologia e prevenzione ambientale - HOME
下記リンクを参考にしたりして、苦手な花粉の濃度を調べて、対策を取ってください。
ちなみに、サイト上の情報は刻々と変わるのでしょうが、ウンブリアの花粉情報のページを見ると、
- Pollnet Rete Italiana di Monitoraggio Aerobiologico – Umbria – Bollettino pollinico regionale
2014年1月13日から19日にかけては、ハシバミ亜科(Corylaceae)、特にハシバミの花粉の飛散量が少し増えるかもしれないと書いてあります。というわけで、エミリア・ロマーニャ、マルケ(週末を過ごした宿は、この二州の境近くにあります)、ウンブリアで過ごされる方は、最初の写真に見えるようなハシバミの雄花を目にしたら、避けて歩くことをお勧めします。
風邪やインフルエンザもはやっているようです。皆さん、どうかお体を大切に。
********************************************************************************************************************************
Attenzione ai pollini!
Oggi un grande prurito agli occhi, ieri i pollini hanno impedito ad una nostra parente perugina di andare a Messa e hanno iniziato a far soffrire la figlia di una mia amica marchigiana.
Voi che ne soffrite, siate lontani dai noccioli.
********************************************************************************************************************************
関連記事へのリンク
- 花粉情報、イタリア&ウンブリア
- 節制で花粉に負けず減量も
- 花粉症対策2012


日本でも、日本気象協会が1月15日にスギ花粉前線(予測)というのを出しています。一番早い九州が2月10日、四国や関西が2月15日、一番遅い青森が3月20日となっています。イタリアから日本に帰省される方要注意です!日本では、一番こわいのがスギ花粉みたいです!もちろん他の植物でもアレルギーありますが・・・。
私は、幸い花粉症はないのですが、友人、知人たくさんの方がアレルギーなので人ごとだとは思えないのです。
なおこさん、本当に無理をせず、お大事にしてくださいね❤
さすが日本! スギ花粉前線も出ているんですね。わたしも今の時期からはハシバミやシデに悩まされるのですが、このあとに来るイトスギにもやっぱり症状が出てしまいます。日本では目だけに症状が出ていたのですが、野村高校の教員住宅では、駐車した車のフロントガラスが黄色くなるほど、庭にスギ花粉が降っていたので、それが引き金になったかもしれません。
花粉症は、花粉そのものではなく花粉が媒介する化学汚染物質のせいだという説もあるようで、花粉症はそういう物質に敏感に反応して、体を守ろうとしているのかなという気もします。ただ、少々であれば、そういう物質を体内に取り入れるより、症状の方が害がありそうで、そういう意味ではやっぱり体が過敏に反応しすぎているのでしょう。幸いしばらく雨がちの日が続きそうです。週末に友人たちが、改築中の家の垣づくりを手伝いに来てくれるとのことで、とてもありがたいのですが、花粉の飛散状況が心配です。
今年もまた花粉症の季節がやって来たのですね。
辛い症状とともに、美味しい食べ物も我慢しなければならない!
お見舞い申し上げます。
数日前の新聞に「スギ花粉症の根治が期待できる新薬が17日、厚生労働省に承認された」という記事が掲載されておりました。
「花粉の成分を元にした薬で、口に含んで粘膜から取り込んで体を慣らし、異常な免疫反応を引き起こしている体質を改善する。花粉症の根治療法で【なめる】薬の承認は国内初」とのこと。
自然療法を実践されているnaokoさんには関係ない?記事とは思いますが、治療薬もどんどん進化しているのですね!それだけ花粉症に悩む人が多いということ、お大事に。
この新薬、何だかホメオパシーを思わせます。花粉であって、合成化学薬品ではないので、健康への害はなさそうですが、効果のほどが気になるところです。