2014年 01月 21日
片づけの呪文もスキトキメキトス
そういうわけで、「今年こそきちんと掃除・片づけをするぞ」と、毎年心に誓いつつ、結局なあなあになるということを、この数年繰り返してきました。ただ、2014年は、「今年こそ」という気合を入れるためにも、確実に片づけられる人になるためにも、大いに役に立ってくれそうなこちらの本を、年末に家計簿と共に、日本から取り寄せました。

日本のさまざまな方のブログの記事から、「断捨離」なる片づけが流行し、いろいろな方がそれで掃除を試みたり、成功したりされたということは知っていました。ただ、本の題名や片づけ方が、精神修行のようで禁欲的で、「こうしなければいけません、思いを断って」と迫られているような気がして、遠い日本からわざわざ本を注文して実践してみようとまでは、思えませんでした。
それが、この近藤麻里恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』
読み始めたのは、ようやく昨日になってからなのですが、この本を買ってよかった、これならわたしも立派に片づけができそうだと思いました。まだ100ページしか読んでいませんが、目からうろこが落ちるような学びがいくつもありました。「しなければいけないから掃除をする」のではなく、「もっと自分が楽しめるような、うれしいような、ときめいて生きていけるために、暮らしていけるために片づける」。片づけのとらえ方を、義務や責任から、夢への架け橋、夢の実現への確実な一歩へと、180度転換してくれました。読めば読むほど、片づけたあとに訪れるであろうすてきな毎日や家の様子が、確信できるようになってきました。そうして、「もったいない」という思いから、いかにすでに必要もなくなったものや心がときめかないものがあふれる中に、自分が暮らしているかということに、唖然としました。料理だって、いい素材を使って、さらにいい味が引き出せるように、毎日の暮らしだって、単にあるからという惰性ではなく、自分が本当に好きなもの、心がときめくものだけに囲まれて暮らせば、確かにより幸せな、うれしいものになることでしょう。服に限らず、日用品を大切にする、一つひとつの物にきちんと向かい合う。単に片づけの仕方だけではなくて、日々を生きる上で大切なヒントも、すでにたくさん教えてもらいました。
しっかり片づけてしまい、すっきりした家で暮らすためにも、フランス語は脇におき、まずはこの本を読んで、片づけに励むことにしました。そうか、片づけも、「自分が本当に好きなもの」、「心がときめくもの」を選び、心のときめく日々を送れる助けになってくれるなら、呪文はやっぱり恋と同じで、「好きときめきとキス」、「スキトキメキトス」だなと、懐かしいアニメの歌を思い出しました。
わたしの片づけのテーマソングになってくれそうです。
********************************************************************************************************************************
Manuale straordinario per ordinare la casa.
Lo sto ancora leggendo, ma imparo anche a come vivere meglio. In sintesi il libro dice: "Teniamo a casa solo ciò che ci fa battere il cuore e ci piace veramente e buttiamo tutto il resto nel cestino, in modo che possiamo vivere circondati solo dalle cose che ci rendono felici e vivere con gioia." Poi ci sono anche le istruzioni pratiche e dettagliate.
Infine una canzone del cartone animato giapponese, "Sasuga no Sarutobi", molto carina e simpatica.
********************************************************************************************************************************
LINK
- amazon.co.jp - 『人生がときめく片づけの魔法』、近藤麻里恵著
- amazon.it - Libro, "Il magico potere del riordino. Il metodo giapponese che trasforma i vostri spazi e la vostra vita"


楽しい気持ちになるためか~、しかし私の住んでいるイタリアの古い家は磨いても磨いても取れない頑固な汚れや、すぐにカビが生える換気の悪さで、ちっとも楽しい気分になれません。ついこの間一面きれいにしたのに、もうか・・・という気持ちしかわかないです~☆
新しい家なら、毎日たのしく掃除ができるんだろうけどな~。

今日の記事は、私のなお子さんのイメージを覆してくれるほど、意外な内容でした(笑)でも、完璧な人はいませんよ。なお子さんが整理やお掃除が苦手ということは、裏返せばものを「人や物を大事にする」という生き方をされているからなんですよね。素敵です。
でも、こんまりさん」の本とは・・・嬉しかったです。実は私も、彼女の本と数年前に出会って、身の回りを見直すきっかけをいただいたからです。やましたひでこさんの「断捨離」も知りました。「断捨離」については、既にご存じだと思いますが、わかりやすく説明されているなと思う記事がこちらです。http://nanapi.jp/9648/
こんまりさんは「片付けはお祭り」と同じで、一気にやったらリバウンドしないっていわれてますが、やましたさんは、人間が生きるということは、新陳代謝だから、継続的にやり続けることが大事って言われています。このあたりが、少し違うようですが、方法は違っても、行き着くところは同じかなと思います。
家の中にものがあふれないようにして、自分自身が毎日気分よく過ごしたいすね。疲れてしまわない程度に頑張ってください。
こちらのきれい好きな人達の掃除の仕方って、普通の日本人家庭の基準では測れないレヴェルだと思いませんか? 毎日掃除機をかけるとか、そんな程度ではないんです。窓もしょっちゅう磨くし、壁とか家具も磨くし、カーテンもよく洗うし、とにかくホコリがたまる暇も余地もないほど徹底的にきれいにするのです。義妹さんも、小さい頃からそういう環境で育ってこられたのでしょうね。
わたしはフランスとポルトガルしか知りませんが、とくにポルトガルは掃除の徹底具合が全然違います。もう常に磨き上げていますもの。フランス人の場合、道にはポイポイごみを捨てるくせに自分の家だけはピカピカに掃除している人が多いとよく言われます。
わたしは「ホコリでは死なない」と思っている方なので、掃除が甘いのです。そして、掃除する時間を惜しんで本を読んでしまいます。たぶん、磨き上げられた家の主婦は、本を読む暇があるなら掃除しようと思うのかもしれません。ともかく、少しずつ意識して直していくしかないなと思っています。フランス語は脇に置かないで、掃除しながらフランスのラジオを聞くとか、どうでしょう?

みなさんがコメントしているように、なおこさんが掃除が苦手とは意外でした! なんとなくほっとしている自分もいたりして、、、。

わたしの場合、本箱や机の左端に書類が重なっていくのは、これは昔学校で教えていた頃からなのですが、複数の仕事・作業を同時並行で進めるのに、妙にきちんとやり遂げようとするものだから、なかなかきりがつかず、結局どれも手をつけたまま終わらずに、机の端に積み重ねるものが増えていくからです。と言っても、最高で15cmくらいではありますが。詳細について打ち合わせ中の通訳や授業の準備などの仕事関連の書類や、なかなか決まらない改築中の家用のキッチンの商品見本などはともかく、ブログやメルマガの記事を書くときに必要だからと重ねていく観光案内のパンフレットや新聞記事は、もっと取捨選択をして、書くなら書き、書かないのであれば、要不要を考えなければと思います。
新しい家で新しい生活が送れる日が、早く来るといいですね♪
わたしの場合、机のあちこちに書類の小山ができていくのは、これは昔学校で教えていた頃からなのですが、複数の仕事・作業を同時並行で進めるのに、妙にきちんとやり遂げようとするものだから、なかなかきりがつかず、結局どれも手をつけたまま終わらずに、机の端に積み重ねるものが増えていくからです。と言っても、最高で15cmくらいではありますが。詳細について打ち合わせ中の通訳や授業の準備などの仕事関連の書類や、なかなか決まらない改築中の家用のキッチンの商品見本などはともかく、ブログやメルマガの記事を書くときに必要だからと重ねていく観光案内のパンフレットや新聞記事は、もっと取捨選択をして、書くなら書き、書かないのであれば、要不要を考えなければと思います。
新しい家で新しい生活が送れる日が、早く来るといいですね♪
ありがとうございます。本を読みながら、片づけ以前に、いかに心がときめかないもの、特に衣類をたくさん持っているかをつくづくと感じました。留学1年目は、すぐに日本に帰るつもりで、生活も切りつめたくて、帰国する友人からもらったおさがりの服などがかなりあるのです、当時はありがたかったのですが、今はこういう着られればいいだけの服や役に立つけれどいけていないものの数々の処分のときだと感じています。もったいないという気持ちがあったのですが、こんまりさんの言うように、「物がなくて困っていたときに使えた」ことで、もうその役目は果たしてくれているのですよね。
フランス語は、料理をしながら音声を聞いたりはしているのですが、問題集にあてる時間(すでに長い間さぼっています)や寝る前のフランス語の読書は、その代わりに、まずはこの片づけの本の読書にあてたいと思っています。自分の心に問いかけて、一つひとつの物にときめくかどうか判じる作業は、フランス語を聞きながらでは無理だと思いますが、あるだけの服や本をすべて床の上に並べ重ねる作業は、聞きながらでもできそうです。フランス語も頑張りますね♪
昔むかし、先輩の先生から、「一人ひとりの生徒を大切にする」とか、「目の前に50人いても、1対50ではなく、50人すべての1対1で向き合うつもりで教えなさい」と教わったのですが、この本は、わたしたちの暮らしを取り囲む一つひとつのものを大切にすること、そのためにきっちりと必要なものを選び取ることを教えてくれる気がします。皆さん、そんなイメージを持っていらしたんですね! 掃除もおしゃれも苦手なので、今年はこの二点で変われるようにと、いろいろと本を買ってみました。Totoさんも、機会があればぜひお読みください♪
何でもやっぱり日々の努力が大切ですね。