イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

英語でフランス語学習

 イタリア語では、名詞の「キス、口づけ」はbacioで、「キスをする、口づけをする」という意味の動詞はbaciareなのですが、これをうっかりフランス語に応用すると、ひどく恥ずかしく、失礼な間違いになってしまうなど、次の映像では、フランス語でありがちなとっても恥ずかしい五つの間違いについて、英語で説明しています。


 他にも、英語を母語とする人がよく口にする間違いに触れていますが、「英語やイタリア語でこう言うから、フランス語では…」と、推量して話してしまうことが、わたしもフランス語では多いので、知らなかったら、わたしもこの恥ずかしい間違いをしてしまったかもしれません。ただ、映像の最後でも言っているように、「間違いを恐れてはいけない」し、「だれでも間違うことはある」ので、間違えてもいいから、どんどん学習中の言語で話してみることが大切だと思います。

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Chateau de Lourmarin 27/9/2014

 イタリアで、主に読むことを通じてフランス語を勉強しているわたしは、日常会話における微妙なニュアンスの違いや場面による使い分けに疎いので、こういう映像がいい勉強にも、息抜きにもなります。

  Je suis chaud patate. = I’m very motivated. (very familiar)

 今晩ちょうど、タラとポテトにローズマリーの香りをつけてオーブンで焼いたところなので、この意外でおもしろい表現は、頭に残りそうです。かなり親しい間柄にならないと、使えない表現のようではありますが。

 フランス語の勉強にしても、エゴスキューの体操にしても、やる気満々と言いたいところですが、chaud patateと言えるためには、もっと行動が伴わなければいけないなと反省せざるを得ない今日この頃です。

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 ”Comme une Française”は、外国からフランスに移住した女性が、日常生活で使われるフランス語を身につけて、フランス社会に溶け込めるようにと作られたサイトで、今年も年間購読をすることに決めた『bien-dire』のおかげで、その存在を知ることができました。

 次の「フランス語で自己紹介をする」という映像も、いろんな発見があって、興味深かったです。

- Comme une Française - Present yourself in French

 イタリアだと頬を寄せ合うという形のキスは2回がふつうですが、フランスでは2度、3度、4度と、人によって違うなんて。「こちらが4回のつもりで、相手が2度で終えても、そういうことはよくあるので、気にしないように」という励ましの言葉まであります。親しい間柄でも、女性どうしならbiseだけれど、男性は女性にはbiseで、男性が相手だと握手をするというのも、おもしろい。と言うのは、イタリアでも昔は、特に北部では、男どうしでは親しい友人でも頬をすり合わせるようなことはなかったのが、今は南部のあいさつ習慣が行きわたってか、男性でも頬へのキスであいさつをする場合が、イタリア中部でもあるからです。ちなみにこの映像では、フランスでも、家族や本当に親しい友人であれば、男どうしでも頬にキスをし合うことがあるけれども、性的な意味はないと言っています。

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 本当にごくごく親しい間柄にでもならなければ、ハグをしてはいけないというのにも驚きました。友人どうしの抱擁は、アメリカ映画でもよく見かけますし、イタリアでもよくあります。けれど、この映像によると、「アメリカでは、逆に、よっぽど親しい間柄でなければ頬を寄せ合ったりしない」のに対して、フランスでは、ちょっとした友人どうしでも頬にキスはするけれど、抱擁は、本当に親しくなければご法度で、いきなり抱きついては相手がびっくりして飛び上がってしまうので注意しましょうとのことでした。

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In Francia quando non conoscevo le parole, inventavo qualche espressione di tipo francese trasformando quella italiana o inglese. Questa strategia funziona spesso, ma a volte potrebbe farci commettere un errore molto imbarazzante.
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LINK
- Comme une Française. Live in France, feel at home - HOME

関連記事へのリンク
- キスと抱擁
- 英伊仏ヒアリングマラソンと注意点
↑↑ フランス発フランス語の音声学習雑誌、『bien-dire』について後半で紹介。
- タラとポテトの香り焼き、イタリア風

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2014-02-06 09:35
なおこさん、私は、英語を習得すると他の言語と言っても、イタリア語、フランス語、スペイン語、などはよくにた単語とかがあるので、覚え安くなると思っていたのですが、そういう面もあるけれど、知っているゆえに間違ってしまうなんてこともあるのですね(^-^;語学の学習というのは、奥が深いんだなぁ…となおこさんを通じて伝わってきます。私にとっては、未知の世界でとっても興味深く感じます♪
また、キスやバグの習慣も、欧米人とひとくくりに考えていましたけど、国が違ったらそんなに違うということも新発見です(笑)。

Commented by milletti_naoko at 2014-02-06 17:37
アリスさん、イタリア語・フランス語・スペイン語などのロマンス諸言語は、どれももともと俗ラテン語から発展・変容して生まれた言語なので、単語や文法がにているため、どれか一か国語していると、別の言語の習得がとても楽だし、あまり勉強が進まないうちでも、読んだり聞いたりしていて、何となく分かることもあって、とても助かります。ただ、だからと言って、ラテン語の同じ言葉から発生した言葉が、それぞれの言語で常に同じ意味を持ったり、似たような表現がいつでも相似関係にあったりするわけではなくて、こういう「あら、恥ずかしい」みたいな間違いもたまにあるので、気をつけなければなと思います。同じアジアでも国によって風習や食習慣が違うように、同じヨーロッパでも、そしてイタリア国内でもいろいろと慣習に違いがあって、興味深いです。
Commented by oliva16 at 2014-02-07 19:21
地続きなのに、国によって、また地域によっていろいろ違いがあるというのは本当に面白いですね。
ついつい、自分が慣れ親しんだやり方が絶対だと思ってしまいがちですが、互いの違いに寛容でありたいと思いました。
Commented by milletti_naoko at 2014-02-07 20:58
Olivaさん、サンティアーゴへの巡礼によく出かけるイタリアの友人たちは、時々「スペイン風に3回ね」と言って、頬を3回寄せることがあります。でも、イタリアは基本的に2回なので、「フランスでは3回や4回のこともあり、さらに人によって違う」と知って、びっくりしました。イタリアでは比較的多いハグが、本当に親密な間柄でだけというのにも驚いて、隣国どうしでもこんなに違うのかとおもしろかったです。

お互いに寛容であることが、大切ですよね。
by milletti_naoko | 2014-02-05 23:35 | Francia & francese | Trackback | Comments(4)