2014年 02月 05日
英語でフランス語学習

他にも、英語を母語とする人がよく口にする間違いに触れていますが、「英語やイタリア語でこう言うから、フランス語では…」と、推量して話してしまうことが、わたしもフランス語では多いので、知らなかったら、わたしもこの恥ずかしい間違いをしてしまったかもしれません。ただ、映像の最後でも言っているように、「間違いを恐れてはいけない」し、「だれでも間違うことはある」ので、間違えてもいいから、どんどん学習中の言語で話してみることが大切だと思います。

イタリアで、主に読むことを通じてフランス語を勉強しているわたしは、日常会話における微妙なニュアンスの違いや場面による使い分けに疎いので、こういう映像がいい勉強にも、息抜きにもなります。
Je suis chaud patate. = I’m very motivated. (very familiar)
今晩ちょうど、タラとポテトにローズマリーの香りをつけてオーブンで焼いたところなので、この意外でおもしろい表現は、頭に残りそうです。かなり親しい間柄にならないと、使えない表現のようではありますが。
フランス語の勉強にしても、エゴスキューの体操にしても、やる気満々と言いたいところですが、chaud patateと言えるためには、もっと行動が伴わなければいけないなと反省せざるを得ない今日この頃です。

”Comme une Française”は、外国からフランスに移住した女性が、日常生活で使われるフランス語を身につけて、フランス社会に溶け込めるようにと作られたサイトで、今年も年間購読をすることに決めた『bien-dire』のおかげで、その存在を知ることができました。
次の「フランス語で自己紹介をする」という映像も、いろんな発見があって、興味深かったです。
- Comme une Française - Present yourself in French
イタリアだと頬を寄せ合うという形のキスは2回がふつうですが、フランスでは2度、3度、4度と、人によって違うなんて。「こちらが4回のつもりで、相手が2度で終えても、そういうことはよくあるので、気にしないように」という励ましの言葉まであります。親しい間柄でも、女性どうしならbiseだけれど、男性は女性にはbiseで、男性が相手だと握手をするというのも、おもしろい。と言うのは、イタリアでも昔は、特に北部では、男どうしでは親しい友人でも頬をすり合わせるようなことはなかったのが、今は南部のあいさつ習慣が行きわたってか、男性でも頬へのキスであいさつをする場合が、イタリア中部でもあるからです。ちなみにこの映像では、フランスでも、家族や本当に親しい友人であれば、男どうしでも頬にキスをし合うことがあるけれども、性的な意味はないと言っています。

本当にごくごく親しい間柄にでもならなければ、ハグをしてはいけないというのにも驚きました。友人どうしの抱擁は、アメリカ映画でもよく見かけますし、イタリアでもよくあります。けれど、この映像によると、「アメリカでは、逆に、よっぽど親しい間柄でなければ頬を寄せ合ったりしない」のに対して、フランスでは、ちょっとした友人どうしでも頬にキスはするけれど、抱擁は、本当に親しくなければご法度で、いきなり抱きついては相手がびっくりして飛び上がってしまうので注意しましょうとのことでした。
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In Francia quando non conoscevo le parole, inventavo qualche espressione di tipo francese trasformando quella italiana o inglese. Questa strategia funziona spesso, ma a volte potrebbe farci commettere un errore molto imbarazzante.
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LINK
- Comme une Française. Live in France, feel at home - HOME
関連記事へのリンク
- キスと抱擁
- 英伊仏ヒアリングマラソンと注意点
↑ フランス発フランス語の音声学習雑誌、『bien-dire』について後半で紹介。
- タラとポテトの香り焼き、イタリア風


また、キスやバグの習慣も、欧米人とひとくくりに考えていましたけど、国が違ったらそんなに違うということも新発見です(笑)。
ついつい、自分が慣れ親しんだやり方が絶対だと思ってしまいがちですが、互いの違いに寛容でありたいと思いました。
お互いに寛容であることが、大切ですよね。