2014年 03月 17日
月夜のベネチア
月と夜の明かりに照らされた美しい町を、まずはリアルト橋へ、それからサン・マルコ広場へと、歩きました。
教会の施設に寝泊りする約30名が出会ったのは、メストレのこちらの教会前です。後から出発した友人たちも、わたしたちがポンポーザ修道院に寄ったこともあって、ほぼ同時に到着しました。
宿では、帰宅したらすぐ眠れるように、皆がマットレスや寝袋を広げて、準備をしました。キャンプや巡礼のように、軽量の薄いマットレスから、空気を入れて膨らませるりっぱな厚いマットレスまであり、寝袋の代わりに、毛布やシーツを準備している人もいて、いろいろと就寝のための装備に差があって、興味深かったです。
「駐車料金が高くても、人数で割れば、切符を買うのとそう変わらないのではないか」と提案した友人がいます。それで、車でベネチアに向かうことにしました。ベネチアの鉄道駅の向かいにある駐車場に車を置こうという話だったのですが、大勢いる友人たちも、夫や義弟も、なぜか名前を勘違いしていました。それで、駐車料金は高いけれど、ベネチアからは遠いトロンケット駐車場(Venezia Tronchetto Parking)に駐車してしまったのです。この写真の駅から電車でベネチアに行けるはずだったのですが、三つある切符の自動販売機がすべて故障したので、歩いてベネチアを目指すことになりました。ちなみに、夫たちが本来駐車しようと考えていた駐車場の名前は、ローマ広場駐車場(Parcheggio Piazza Roma)です。
ようやくベネチアの町に着き、ゴンドラが見えたときには、皆で、歓声を上げました。
夜の灯りに浮かび上がる、美しい建物に足を止め、写真を撮りながら、皆に遅れないように歩いて行きます。
月や外灯の光にかろうじて照らされた、趣の深い小路を歩いて、
ようやくリアルト橋(Ponte di Rialto)に到着しました。冒頭の写真は、橋の上から大運河(Canal Grande)を撮影したものです。
車の走らない町では、なるほど警察もパトカーの代わりに船を使うのだなどと、そんなことにも感心します。
時間を惜しんで、軽食を済ませてはいたのですが、おなかがすいて、皆、時々、あちこちの切り売りピザ屋で、ピザなどを一切れ買っては食べていました。町の入り口辺りは、値段が安くおいしかったのに、リアルト橋、さらにサン・マルコ広場へと近づくにつれて、おいしさは半減するのに値段は高くなっているような印象を受けました。
勘定やお釣りをごまかされないようにと、いつも注意しているのに、この晩は、うっかりしていました。夫と二人分、8ユーロのピザ代を払うのに、10ユーロ札を出せばよかったのに、駐車料金の支払いを考えて、20ユーロ札出して、お釣りをもらうことにしました。それが、友人たちも次々にいろいろと注文するので、うっかりして、ピザを食べながら気づいて財布を見ると、釣りは2ユーロしか受けとらなかったようで、10ユーロ札は、相変わらず1枚しかありません。うっかりしていたのか、うまい具合にだまされたのか。いずれにせよ、イタリアでは気が抜けないなと、つくづく感じました。皆が言うように、こういう店で切り売りピザを売っているのは、たいてい移民だったのではありますが。
謝肉祭、carnevaleの仮面や衣装も、まだあちこちで売られていました。友人が仮面と衣装をまとった人形の横でポーズを取っていたら、皆が一斉に撮影攻撃。こんな何気ないことも、楽しかったです。
おとぎの世界のような町を歩き続けて、
ようやくサン・マルコ広場(Piazza San Marco)に着いたときには、もう10時半を過ぎていましたが、
月と夜の灯りに浮かび上がる美しい眺めに、感動しました。
帰りはヴァポレットで、サン・マルコ広場からサンタ・ルチーア駅まで戻り、駅から駐車場まで歩きました。8時直前から真夜中まで、4時間あまりの駐車料金は、なんと18ユーロです。メストレの宿に戻り、就寝したのは、午後1時頃のことでした。
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Passeggiata notturna a Venezia 15/3/2014
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月夜のベネチアもまた素敵☆
子供の頃、ほんの3分ほどの番組で、映画「ヴェニスに死す」をからめてベニスの町を紹介していたものを見たことがあり、
なんて美しいのだろう…と、たった3分で魅了され、
ベニスの町にずっと憧れています。
寝袋でお休みになったり、お友達と夜まで街を散策なさったりするのも、すべていい旅の思い出ですね☆
↓の記事、見逃していました!
桜に似たお花、美しいですね☆
はっきりわからないのですが、カイドウというお花かアーモンドかな?と思ったり・・・(たぶんアーモンドは違うかも)
春を感じる、素敵な旅路でしたね♪
夜の幻想的なヴェネチア、本島に泊まったことないので体験したことのない世界です。美しすぎて、私までお写真で堪能しましたよ(*^_^*)
いつか、と思うと近くでもなかなか出かけられないものです。思いきって出かけられて、そして素晴らしいお仲間との楽しい時間、十分に伝わったきました~☆
おつりを気をつけなければならないとは聞くものの、私自身は、3度のイタリア旅行ではまだそういう体験は、幸いなことにありません。高額紙幣は出さないようにきもにめいじておきます。
ヴェネチアは、物価が高いともよく聞きますが、ツアーで行くと何もかもついているので、お土産を買うくらいなのであまり関係ないかもしれません(笑)。もし、今度行く機会があれば、サンマルコ広場の老舗カフェでお茶しようかなぁ・・・でも高そうなので勇気がなくて入れないかもしれないなぁ・・・などと楽しい想像をさせて頂きました(笑)。
おはようございます。ベネチアは、初めてではなく、2度目か3度目なのですが、前回訪ねたのは、もう15年近く前だったのではないかと思います。天気もよく、楽しい旅になって、うれしかったです。
ちょうどテレビにベネチアの映像が! やっぱり世界でも日本でも、人気がある町なんですね。リアルト橋のすぐ前のホテルに滞在されたなんて、すてきですね。フロントの方が優しいと、旅心もさらに浮き立ちますよね。おいしいお料理もたくさん食べられたようで何よりです。かつて海運都市として、豊かで隆盛を極めていた町なので、美しい教会や建物も多いし、水の都には独特の魅力があって、すてきですよね。
それは帰国も聴くのも楽しみですね♪
ポンポーザでは、花の色も形もきれいで、しかも満開なのがうれしかったです♪
アリスさんは旅行中、まだそういう経験をされていないのですね。それだけ、しっかり注意をされているからでもあるのでしょう。
最近は不況だからかもしれませんが、駐車場は別にして、友人たちも義弟も、食事代やおみやげにしても、思っていたよりも安いと言っていました。それでも、せっかくだからとっておきの小さいぜいたくや豊かな時間を過ごすことも、すてきな旅の思い出になりますよね。
夫の写真と比べると、カメラの性能も撮り方もあって、ずっと画面が暗くなってしまっているのですが、おほめの言葉、ありがとうございます♪
まずはブログの更新が戻って良かったです^^
私もいつだったか、日本でコンピューターが突然動かなくなった!と大騒ぎしたことがあったのですが、コンセントが抜けてたのが理由だったことがありました(笑)あの後ご主人の反応は如何でしたか?
そしてなおこさん、ヴェネチアへいらしたのですね!
お近くだったのですね~^^
本当にベネチアは幻想的でおとぎの国のような街ですよね~。
夜のベネチアの写真がとても綺麗ですねー♪
ほんと、おとぎの国のような雰囲気ですね。d(-。∂)good!!
駐車料金の金額で現実に戻ってしまったでしょうか。
マットレスや寝袋で寝る旅も興味あります。
これは、日本でもヒットするかもしれません。(^^)/
そうなんです。ベネチアって、本当にすてきですね。いつかゆっくり訪ねてみたいし、そのときは、行きがけ、あるいは帰りがけに、まさみさんにもお会いできるとうれしいです。
今回は、約30人が一人5ユーロずつ支払って、寄付金が合計150ユーロあまり。暖房もあったし、電気や水も使わせてもらい、わたしたちも安く済んで助かりました。