2014年 04月 10日
ヒュー・グラントが通る道

わたしたちの改築中の家の前を通らなければ、車ではたどり着けない古城に、城主のロシアの大富豪から招待されて、ヒュー・グラントが滞在したことが、地元の新聞記事になったのは、2012年9月のことです。

上の写真で、ピンクで囲んでいるのが、最近改築されたばかりのその古城、Castello di Procopioです。古城の改築中は、クレーンなどの大きな車で作業をしなければいけないため、公道を通るなら、青で記した道を進んで城まで行かなければいけないのですが、道が細いので、我が家のオリーブ園内を通る私道(ピンクの線だけで記された道)を通行させてほしいと頼まれて、つい数か月前まで、車での通行を許可していました。
というわけで、2012年にヒュー・グラントがこの古城を訪ねたときも、わたしたちは見かけませんでしたが、少なくとも車では、ヒュー・グラントが行きと帰りの2度、改築中の家の前を通ったはずです。

それだけならば、別にどうということはないのですが、約3週前、例によって、リミニから友人たちが、ミジャーナに改築作業を手伝いに来てくれていたときに、なんと、家のすぐ前を、ヒュー・グラントが女性と一緒に、歩いて城へと向かっているところを、目撃したのです。現在では、車については、私道の通行は許可していないのですが、散歩は自由にできます。ですから、ヒュー・グラントが、うちのオリーブ園を通って来たのか(ピンクの矢印)、公道を通って来たのか(青い矢印)は不明です。

ちなみに、この頃も、ヒュー・グラントが、ミジャーナに近いポンテ・パットリに出没したようだというニュースが、再び地元新聞をにぎわせていました。
一昨年の記事と違って、確証はありませんが、ヒュー・グラントらしき人物をこの村で目撃したことが多いことや、ウンブリアに別荘を持とうとしているらしいという情報、そして、プロコーピオ城の城主の友人で、すでに一度招待を受けて、古城に滞在していたことを考えると、フランコたちが見たのは、ヒュー・グラントに、ほぼ間違いないと思います。ということは、2年前にもやはり、わたしたちが知らないうちに、うちの周囲を歩いていたのかもしれません。ローマやロンドンなら、きっとニュースにもならないようなこんなことが、地元新聞のニュースになるのは、ウンブリアだからこそのことだと思います。戸口からうちに戻ったフランコが、何でもないように、「ヒュー・グラントが今うちの前を通ったよ」と言ったとき、マヌーは外に出て、その姿を確認したものの、声をかけるほどの度胸はなかったと言って、残念がっていました。
というわけで、もしヒュー・グラントがウンブリアで別荘を買うことがないとしても、ウンブリアに友人がいて、しかもその一人は、うちの近所の古城の所有者で、すでに何度か彼を招いているわけですから、いつかわたしも、テッツィオ山を歩くヒュー・グラントを目撃することがあるかもしれません。
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Davanti alla casa di Migiana in ristrutturazione
seppur di rado compare Hugh Grant.
L'hanno visto passeggiare nel nostro oliveto a marzo!
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関連記事へのリンク
- 困った隣人、古城とヒュー・グラント (17/6/2013)
LINK
- Giornale dell’Umbria.it – Hugh Grant, notte nel castello di Procopio. L’attore inglese ospite nel maniero di proprietà di un magnate russo, alle pendici di monte Tezio (7/9/2012)
↑ 2018年4月現在、この記事へのリンクが無効になっていたため、リンクは削除しましたが、かつて存在した記事の情報が分かる言葉は残しておきます。
- La Nazione – Umbria – “C’è Hugh Grant in paese” E’ lui o un sosia? (24/3/2014)
- La Nazione – Umbria – Hugh Grant tratta un casale in Umbria. L’attore ospite di amici inglesi a Città di Castello (30/3/2013)


なおこさんのお家の敷地内をあの大スタ―のヒュ―・グラントがお散歩しているなんて考えるとすご~い(*_*)。
ノッティングヒルの恋人、レンタルDVDでみました。ジュリアロバ―ツ扮するハリウッドスタ―とヒュ―・グラント扮する素朴な青年とのユ―モラスな恋物語、舞台がロンドンの街中というのもオシャレでした~🌠そんな有名人がうろうろしているってちょっと羨ましいですね(笑)。もしかしたらそのうち、あいさつくらいできるかもしれませんよ~。意外と気さくかもしれないなんて勝手に想像してしまういけない私でした(笑)。
わたしも『ノッティングヒルの恋人』、そして何より、Four weddings and a Funeralの映画が大好きで、ヒュー・グラント演じる主人公たちがいい味を出しているし、切ない恋心の描写や物語がとても好きです。
マスメディアやファンに追い回されることなく、のんびりと自然の中を楽しめるのが、魅力ではないかなと思うので、ぜひそんなふうにウンブリアを楽しんでもらえるようにと願っています。

古いお話なんですが、家の団地内にある公園に、歌手の沢田研二さんがご自身の草野球チームを引き連れ来たことがあります。公演の合間の息抜きだったようですが、団地内は大騒ぎでした。何しろ彼の絶頂期でしたから。なおこさんのお話で懐かしく思い出してしまいました。あっなおこさん、沢田研二って、ご存知だったでしょうか^o^
沢田研二さん、わたしも知っていますよ。お宅の近くで草野球とは! 草野球をしているというのも意外ですが、住宅街で皆さんがさぞかしびっくりされたであろうことも、想像できます。「勝手にしやがれ」が流行ったのは小学生の頃で、幼いながら、何度も聞いたので、曲も言葉もかなり記憶に残っています。別れても相手の幸せを願う男性の歌というのは、せつないけれどもいいですね。イタリアでは相変わらず、残念ながら、そして、悲しく許せないことであるのですが、男性が元恋人や元妻を殺害する事件が後を絶たないので、なおさらにそう思います。カトリック教徒の多い国だというのに、女性を独立した人格を持つ対等な伴侶ではなく、自分の所有物のように思う男性がいるから、こういうことになるのであって、そういう意味で、社会的に、またマスメディアを通じても、こういう見方や考え方が根絶できるような対策が必要だと感じています。すみません。話が逸れてしまいました。

それにしても、大富豪の古城があるのですね~。
山の中の、ヨーロッパの古城、憧れます・・・☆
お写真を拝見していると、
つくづく、ミジャーナは素敵なところなんだなあと、
うっとりします。
ヒュー・グラントさんがやって来たくなるお気持ちもわかりますよ^^
美しい自然の中をお散歩なさるのは、
きっといいリフレッシュになられることでしょうね☆
ヒュー!グラント!!!私が珍しく見た映画「ノッティング・ヒルの恋人」のあのヒューグラント!!(自腹をはたいたか、飛行機内で見たか・・・??)私が感動したのはなおこさんの近くに彼がいることも勿論のこと彼がこの自然満喫のこの地域に興味を示したことです、自然を愛する気持ち、それを持続させたいという心って誰にでもありたいと願います。フィレンツェのごちゃごちゃした中心街で働く私にとって、なおこさんの自然溢れたブログは心の癒しです。いつもありがとうございます。

ロンドンのような大都会に暮らす人が、そして、スコットランドのように緑の美しい地方もある国に住む人が、はるばるウンブリアまで訪ねてくれるのは、何だかうれしいです♪
なぎささん、こちらこそ、お優しいうれしいコメントをありがとうございます♪ わたしのブログは、自然や山歩きあり、日本語教育や外国語学習あり、日々の随想やイタリア各地の観光ありと、記事の内容が一定していませんが、緑は好きですし、幸い接する機会も多いので、これからもよく記事の主役になることと思います。これからもよろしくお願い申し上げます。