イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

おサルが踊る蘭の花

 手足が細長い小さいサルが、たくさんいるように見えるので、orchidea scimmia(直訳すると「サルの蘭」)と呼ぶんだよと、

おサルが踊る蘭の花_f0234936_6125870.jpg

夫に教えてもらった自生の蘭を、今日、今年初めて見つけました。咲いていたのは、仕事の帰りに、バス停から家へと下る長い坂道の道端です。

おサルが踊る蘭の花_f0234936_6131522.jpg

 すぐ近くには、まだつぼみの花もありました。

おサルが踊る蘭の花_f0234936_6133011.jpg

 この間、坂の上に見つけた蘭も、今が花盛りです。

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Ballano le scimmiette cantando la primavera,
elegantemente vestite.
Il primo incontro di questo anno con le orchidee scimmie
lungo la strada verso casa.
Ci chiameranno tante altre orchidee
che fioriranno sul monte Tezio.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 百花繚"蘭" / Orchidee spontanee del Monte Tezio (4/5/2010)
- Fiori fiori asparagi / 蘭の咲く道 (14/4/2014)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2014-04-18 11:35
おはようございます♪
サルの蘭っておもしろい名前ですね~🌠
名前はおもしろいけど、お花はとってもカワイイし、可憐ですね♪
通勤途中にこんな珍しい蘭が咲いているなんてワクワクしますね(^-^)
そういうちょっとした幸せを感じることのできるなおこさんの感性めも素敵だなぁ…と思います(*^^*)。
珍しい蘭を紹介していただいてありがとうございます♪
Commented by nagisamiyamoto at 2014-04-18 14:12
なおこさん、おはようございます。
なおこさんが見つけた蘭の花ってもしかして意外と小さいですか?(写真から判断)。ちゃんと探さないと見つからないのかなぁって思って。私も探して見つけられたらうれしいですね。恐らくなおこさんはだんな様のレクチャーで目が慣れてらっしゃるんでしょうね。
Commented by Masami at 2014-04-18 15:49
なおこさん、こんにちは!

こちらの欄は初めて見ましたが、確かに手足の長い猿 が一杯いるように見えますね〜。なおこさんのご主人様は色々なことをご存知な方で素敵ですね。なおこさんもこの欄を見つけられた時はとても嬉しかったのでしょうね!色も紫がとっても綺麗で私もいつか見てみたいですー!
Commented by milletti_naoko at 2014-04-18 16:20
アリスさん、学名もほぼ同じなので、愛らしい花にふさわしい、おちゃめな名前だなと感心します。この蘭は、以前にもこの道沿いに見つけたことがあるので、そろそろ咲いているんじゃないかしらと、気をつけて歩いていたら見つかりました♪ こちらこそ、お優しいコメントをありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-18 16:24
なぎささん、おはようございます♪ 確かにこの花は、他の自生の蘭に比べると、花が小ぶりです。花がわたしのげんこつよりも、少し小さめといったところでしょうか。数年前、ペルージャ外国人大学の離れ学舎に近い、地面がほとんどアスファルトに埋め尽くされた辺りでさえ、かろうじて残った地面に、たくさん咲いているのを見て、驚いたことがあります。というわけで、気をつけてみたら、意外とフィレンツェでも咲いているかもしれませんよ。見つかるといいですね♪
Commented by milletti_naoko at 2014-04-18 16:28
まさみさん、蘭の花は、妖精がたくさん空を舞っているように見えるあでやかな花が多いのですが、こは花の色がきれいだし、小さく伸びた花弁の部分が本当にサルの手足みたいで、かわいらしいですよね。名前や花の咲く時期が分かると、こんなふうに道を歩いていて、いろんな花が見つかるのがうれしいです。まさみさんのお宅の近くにも、今の季節には、きっと咲いていると思いますよ♪ 見つかるといいですね!
Commented by kazu at 2014-04-18 18:15
なおこさん、こんにちは。少なくとも私の周辺には自生しているランの花はないので、それだけでも感心してしまうのですが、ランの花らしからぬ風情が面白くもあって、どなたがつけられた名前なのか、言い得て妙ですね。葉も全くないのかな。なおこさんのお陰でウンブリアの自然が手に取るように分かって、アッシジの周辺もこんなだろなと思いを馳せています。何しろ私が訪ねたのは雪の降る季節だったから、やっばり春や初夏はいいですね。

それと復活祭の時刻表の件、私も苦い思い出があります。現地のバス停で、ferという表示を祭日だと思い込んでしまったのです。平日は、giornoだと、これも思い込んでいて、二時間もバス待ちました。なおこさんの発信して下さる情報はほんとに有難いです。あのとき、知っていればと何度も読み返しました^_^
Commented by suzu-clair at 2014-04-19 00:32
素敵な蘭ですね☆
旦那様の解説が、とても素敵!
自然を愛する、お優しいご主人とご一緒だと、
幸せの数も倍に広がりますね・・・☆

日本では、山野草と言われる花たちの中に、
素朴なラン科のお花もわりとあるようですが、
こうした華やかな、洋ランと呼ばれるタイプのお花に近い自生種がみられるのは、
たぶん日本では植物園や温室栽培くらいだと思うので、
本当にうらやましいです。

お仕事での行き帰りの道が、
とても楽しくなりますね☆
Commented by milletti_naoko at 2014-04-19 03:57
かずさん、この蘭の花、形が何だかひょうきんで、それでいて色がとてもきれいで、おもしろいですよね。アッシジを中腹に抱くスバージオ山でも、3年前の4月に、スペッロから山を越えてアッシジまで歩いたとき、自生の蘭やシクラメン、スイセンを見かけました。きっと毎年、いろんな花が咲くことと思います。次の記事の最後の写真が、そのときに見た蘭の花です。
アッシジへと歩く旅1 http://cuoreverde.exblog.jp/15843957/

ferieは「休み、休暇」なのに、ferialeが「平日の」という意味なので、うっかり間違えてしまうのも、無理ないと思います。2時間もバスを待たれたとは大変でしたね! ふだんからバスが遅れることはあるし、かなり遅れる可能性もあるので、ずっとお待ちになったのでしょう。わたしもストライキの日に、そうと知らずに、来ないバスをいつまでも待ち続けたことがあります。ストに参加しない運転手もいるので、たまに運行しているバスもあるので、よけいにストだと気づくのが遅れてしまいました。いつかどなたかのお役に立てばうれしいです。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-19 04:00
すずさん、緑に囲まれて生まれ育ち、草花が好きな夫のおかげで、花や草木について、いろいろ知ることができて、ありがたいです。今日もミジャーナに出かけて、いろんな種類の蘭がたくさん咲いているのを見て感動しました。

機会があれば、すずさんもぜひ、イタリアで自生の蘭をご覧くださいね。低地で咲くのは5月の初め頃ですが、高い山では7月の半ばにもきれいに咲いているんですよ。
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by milletti_naoko | 2014-04-17 23:14 | Fiori Piante Animali | Comments(10)