2014年 06月 13日
英語から伊語、伊語から葡語・仏語・西語1

英語はこうしたロマンス諸言語が姉妹関係にあるのに比べると、同じインド・ヨーロッパ語族とは言っても、親戚関係や文法・語彙の類似関係が少なくなります。それでも、英語でも学識語や雅語など、小難しい言葉になると、ラテン語やギリシャ語に起源する言葉がたくさんあります。
大航海時代に、スペインやポルトガルを始め、ヨーロッパ諸国が南北のアメリカ大陸を植民地として分割し、近現代に、ヨーロッパ諸国が、アジア・アフリカ諸国を植民地化した名残で、そうしたかつての植民地では、現在もなお、こうしたヨーロッパ諸国の言語が公用語として使われたり、学校で教えられたりしています。古代ローマが滅びて1500年以上経った今も、その言語から生まれたロマンス諸言語やラテン語を語彙に取り入れた言語が世界で着々と話される領域を広げ、政治的支配による植民地化時代が終わった今も、世界各地で、さまざまな理由から、ロマンス諸言語を学ぼうとする人々がいて、ある意味、今も世界の人々や地図に影響を与えていることが、興味深いです。

ロマンス諸言語のうち、わたしが初めて学んだのはイタリア語です。今から15年前、夏休みに訪ねたアイルランドのダブリンで、さまざまなイタリア人と知り合い、思いがけず、イタリアに興味を持って、イタリア語を勉強し始めることになりました。当時暮らしていた愛媛県の町には、イタリア語が学べる学校もなければ、NHKラジオの電波も届かず、『イタリア語のABC』を中心に、さまざまな入門書や問題集を並行して解いて、勉強しました。(詳しくは下記リンク参照)音声CD雑誌を購読し、冬休みにイタリア語教師宅ホームステイをし、文法練習・作文翻訳が中心の通信教育を利用して、退職してイタリア留学をするまでには、通信教育のイタリア語上級講座を終えることができました。そうして、イタリアに渡って初めて通った私立の語学学校では、最初から、上級講座に通うことができました。
イタリア語の勉強をする前に、まずは英語の再勉強をした方がいいでしょうか、英語が苦手だったのですが、イタリア語を勉強するのは無謀でしょうか。そういう質問を時々見かけますが、英語が苦手でも、やる気と根気さえあれば、イタリア語をしっかり身につけることはできるはずです。英語が苦手だというのは単なる思い込みで、学校教育・受験教育における英語の教え方・勉強の仕方が、合わなかっただけということも多いはずです。ただ、英語ができると、イタリア語の勉強がしやすいのは事実です。ラテン語起源の英単語から類推して、知らないイタリア語の単語でも意味が類推できることがあり、外国語の勉強のコツというものが、ある程度身についているからです。それに、英語を媒介としたイタリア語の教材は、特に音声教材で、日本や日本語で見つかるよりも、多種多様な教材があって、料金も比較的安く手に入るからです。
それはさておき、半年マルケ州の語学学校で学んだあとは、ペルージャ外国人大学のイタリア語・イタリア文化講座で、当時の最上級講座だったV Gradoの半年の講座に通って、イタリア語・イタリア文化を存分に学ぶことができました。文化コースを2003年3月に無事修了したあと、いずれ大学に進学できるだけの力をつけ、仕事も見つかったらと、同じ最上級講座の言語コースに通い、同年9月に修了しました。(つづく)
Sono passati più di 1500 anni dalla caduta dell'Impero Romano d'Occidente. Pure la lingua parlata in essso, trasformata in varie zone dell'ex Impero in diverse lingue, tuttora regna molti Paesi europei e in qualche modo influisce su tutto il mondo, dove pur finita l'era del colonialismo sempre più persone sono interessate all'apprendimento di diverse lingue romanze.
Dicono che il giapponese e il cinese sono le due lingue tipologicamente più lontane dall'italiano; per noi giapponesi non è facile apprendere la lingua italiana. Tuttavia, se la impariamo bene, la conoscenza dell'italiano ci aiuta molto ad imparare altre lingue romanze.
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なおこさん、私は今日ほど英語を習っていてありがたかったことはありませんでした~(笑)
と言っても私はなおこさんほど、イヤイヤほんの僅かしか理解できてないのですが、今日オペラに行って英語の字幕があったので、どれ程助かったかしれません~(笑)
そしてもっと英語を理解できたらもっと面白かったに違いないと改めて語学の必要性を感じました~(^o^;)
やっぱり自分の興味のあることを通して語学学習に挑戦することがいいと実感できたよい体験をしました~(*>∀<*)
いつもなら下調べをして予習して行くオペラですが、今回は行く予定してなくて、というのはあまりにもこちらは言葉が違うので不安があって自由行動できると思ってなかったので、突然訪問したので今まで聴いたことのあるお話でなくて物語もしらなかったので字幕を読む必要があったからです~(笑)
自分の話ばかりになって申し訳ありません(笑)
なおこさんの記事は語学学習法の参考になります♪

その言語が好きだったり、話されている国や文化に関心があると、やっぱり取り組むときの気合いや根気も違いますよね。外国語学習には、人それぞれの取り組み方やつきあいがありますよね。わたしはもとが国語教師で、言葉は外国語でもきちんと話したいと思い、言葉がある意味商売道具だということもあって、しっかり勉強をすることにしました。わたしこそ、最近フランス語の勉強をすっかりさぼっていていけません。
どういたしまして。出会いって本当にかけがえのない、ありがたいものですね。

今年に入って47歳で全く初めてイタリア語を勉強し始めた
**めめ**といいます。
わたしは英語も全くの受験英語しかできないのですが、
(さっぱり聞き取れないのです)
それでもイタリア語を習うに際して、
たしかに英語の知識に助けられている部分が多い気がします。
わたしも学生時代は国文学が専門で、教員免許も国語でとったので、
実を言うと喋れるようになるかどうかより
(もちろん最終目的はいくらかでも会話が楽しめること・・・なのですが)
文法や言語のなりたちに興味がいって、
今のところ参考書を読んだり問題集を解いたりするのを楽しんでいます。
まだまだ入門レベルで、さっぱり進歩しませんが、
今から何かに役立てるというわけでもないので、
純粋に趣味として、長く楽しみたいなと思っています。