2014年 07月 05日
ピザも湖の夕日も満喫

思いがけず、ピザがとてもおいしかったので、うれしかったです。TripAdvisorの店の評価はかなり分かれていた上、最近は、業者から頼まれてインチキのいい評価や悪い評価を書くことを仕事にする人さえいると聞いているので、味はやっぱり食べてみないと分からないと感じていました。もちろん味や食べたい物の好みも人それぞれでしょう。

この日はちょうど、大勢を招いて誕生日を祝う客がいたため、湖に近い場所は、すべてその招待客用となっていました。わたしたちが着いたときに、ちょうど湖に近い席の客が発つところで、幸い、写真手前に端が見えるテーブルで、ピザと湖の眺めを楽しむことができました。

日の入りは午後8時52分。食事が終わったら、岸辺に行って夕日を見送ろうと考えて、少しそわそわしながら、ピザを待ちました。食べ終わって湖に近づくと、空も湖も茜色に染まり、左手にはポルヴェーセ島が、

右手には遠くマッジョーレ島とミノーレ島が見えて、ちょうど太陽が沈み始めたところでした。

今日の日もありがとう。また明日。

支払いを済ませて追いついた夫と、しばらく湖畔を散歩しました。

何の鳥でしょう。珍しく荒波の立つ湖に動じず、悠然としています。

お店はこちらです。
Ristorante Pizzeria Spiaggia Giramondo
Via Gandhi, 29 - San Feliciano
06063 Magione (PG)
tel 075 847 9275
この日、わたしたちは運がよかったのですが、夏には特に週末、予約をしないと食べるのが難しい場合も多いようです。テーブルも希望する場所を予約することができるそうですので、湖畔の観光客が増えるこれからの時期は、予約をしておいた方が安心かもしれません。



ロケーション抜群のピザ屋さんですね(^-^)
こんな場所でピザが食べられるなんて、しかも夕日を見ながら・・
席があいてないとダメだし、お天気がよくても夕日がキレイじゃない日もあるし、幸運な素晴らしい日でしたね(*^_^*)
最後から2番目のお写真、鳥が佇んでいる姿が絵になってますよね~まるでプロの写真家のポスターのようです(@_@)
いろいろな表情のトラジメーノ湖が見れて嬉しいです♪

それとこの週末やっとメルマガを読むことが出来ました。いつも配信をありがとうございます。今回はどこかで読んだ気がする内容だと、手元のコピー資料を探したら、以前授業で先生がこの物語の一部を引用したものだと分かりました。イタリア語初心者の私には難しかったのですが、夜勤を終えた妻が朝家に帰って冷たいベッドに入り、足で夫の居た場所に温かさを求めるというくだりにはちょっと切なくなったことを思い出しました。そして今回、日常の習慣を顕すときは半過去表現を使うというなおこさんの説明は目から鱗でした。
なんか2回ほどコメント入れたのですが、もしかしたら飛んでるかも知れないので重複していたら消してください。
湖近くの席でなくても、すばらしい景色と美味しいピッツァ、満足のcenaだったのでしょう。なおこさんの画像を見る限り、このトラメジーノ湖はとても落ち着いた場所のようですね。
メルマガ、こちらこそ愛読をありがとうございます。そうなんですね! わたしも実はこの小説は、上級向けのContesti Italianiという、文学作品を中心に作成された教科書で出てくるのがイタリア語の授業で取り上げられたのがきっかけで好きになり、あとで本を借りて読みました。お互いを思い合うのにすれ違う二人の思いが優しくせつなくて、ユーモアや作者の愛情が垣間見える表現もあり、こういう形で非人間的な工場勤務を間接的に非難しているのだと思うのですが、すてきな作品ですよね。夫がいた温かみが残る場所にエーリデが手足を置くくだりもとても好きです。田山花袋の『蒲団』の最後の場面とは状況は似ていても、風情や愛情に天と地の開きがある気がします。もちろんこちらの方が「天」だと考えています。日常の習慣といっても、これはあくまで過去の習慣の話、英語で言うとused to +不定詞で表す「よく~したものだった」にあたる使い方ですので、ご用心を! そう言えば、この話は、入門者・初級の人向けにイタリアで使われる『Qui Italia』という教科書にも、易しい表現を使って、あらすじが書かれています。
長いテーブルに座るはずの人たちがまだ食前酒を飲む最中で席についておらず、他のお客が写らないように心がけたのですが、ピザ屋は満席でした。トラジメーノ湖、朝や平日、そうして秋から春にかけては落ち着いているのですが、6月にもなると外国から、特に北欧からの観光客や滞在客がかなり増えて、にぎやかになります。混雑しやすいのは、鉄道駅や高速道路への乗り降り口があり、島行きのフェリーが発着する町なので、夏は、特に週末は極力こういう場所を避けて、人の少なそうなところに出かけています。今年は約30年ぶりに基準水位に立ち戻ったということで、晴れた暖かい週末は、冬でも散歩をする人が大勢いました。もちろんフィレンツェに比べれば、観光客はずっと少ないことでしょうけれども。
目でも舌でも心でも楽しむことができる、すてきな時間を過ごすことができました♪