2014年 07月 28日
Music for Sunset 2014
夕日が空と湖に描き出す美しい風景と、音楽の演奏を同時に楽しもうという催しです。
はるばるリミニから、愛息子と共に来てくれたシルヴィアと、ペルージャ郊外で合流し、トゥオーロからフェリーニ乗って、マッジョーレ島に行きました。空と雲が、水鏡にきれいに姿を映しています。
フェリーで移動していると、湖上でこんなスポーツを楽しんでいる人たちもいます。写真は、窓越しにズームで拡大して撮影したものです。
マッジョーレ島に到着しました。湖に向かってかがむかのように、水面へとしだれている柳の近くで、コンサートが行われます。
島の暮らしを写真に留めた、Steve McCurryの美しい作品の拡大パネルが、通りに展示されています。
プログラムには、午後7時から日の入りまでチェロの演奏があると書かれていたのですが、実際には、わたしたちがいた7時過ぎから9時過ぎまでの間に、3人の演奏家が、ギターとチェロの演奏を聴かせてくれました。
友人たちも、演奏のトラジメーノ湖の眺めを楽しんでくれていたようです。
続いてチェロの演奏が始まりました。耳には、美しい音色が響き、目には、刻々と変わりゆく空と湖の様子が映ります。東の空はまだ明るいのですが、
西の空は金色に輝いています。
日の入りが近づきました。
今日の日もありがとうと、太陽を見送ります。
まだコンサートは続いていましたが、9時15分のフェリーに間に合うようにと、わたしたちは会場を後にしました。
Steve McCurryの写真展には、ペルージャのウンブリア・ジャズやスポレートのFestival dei Due Mondiの写真もあります。
船着場に向かって歩いていると、
アヒルたちが仲よく一列に進んでいます。
満員のフェリーでトゥオーロに戻り、湖畔のレストランで遅い夕食を取り、帰宅したのは真夜中の頃のことです。もちろん友人たちには、昨晩はうちに泊まってもらいました。
MUSIC FOR SUNSET all'Isola Maggiore sul Lago Trasimeno, Tuoro (PG), Umbria
- Grazie mille per i musicisti, organizzatori, ideatori e tutti coloro che hanno contribuito alla realizzazione della manifestazione.
- Un grazie speciale a Silvia Elia e Luigi per la compagnia gradevole e gradita e poi naturalmente al Lago Trasimeno e al tramonto; questi due ultimi ci regalano sempre uno spettacolo magico.
参照リンク / Riferimento web
- Umbria Journal – Ramberto Ciammarughi suona per Sergio Piazzioli a For Sunset (28/7/2014)
最高のロケーション、トラジメーノ湖に浮かぶマッジョーレ島でこのような素晴らしいコンサートがあるっていうのがイタリアらしいですよね~♫夏場はこうしたコンサートが多いのでしょうね~(^-^)
羨ましい環境です!こちら(愛媛)でも、最近は野外コンサートなんかも開催されているようですが、残念ながら松山近郊が多く私の町ではないようです^^;
こころに沁み入るチェロやギターの音色だったに違いありません(*^_^*)また夕日の色が素晴らしく、お天気はそれこそその日にならないとわからないので雨天では中止だったのでしょうか?
なかなか主催する側もこういう自然いっぱいの場所では大変だと思いますので、ありがたいことだと思います(^-^)
私にとっては初めてのトラジメーノ湖に浮かぶマッジョーレ島の記事なので感動いたしました~♫ありがとうございます(^^♪
天気予報では、3日間とも雨の確率がかなり高いということだったのですが、実は会場がレストランの庭・芝生なので、たぶんどこか屋内で演奏はしたのではないかと思います。
どういたしまして。こちらこそ、うれしいコメントをありがとうございます♪
なおこさんのブログで何度も拝見しているトラメジーノ湖、
いつも水が心の中まで潤してくれるような
穏やかな喜びをたたえた
美しい湖だなあと感じます。
穏やかに心を満たしてくれる、
素敵なお写真ですね。
さそりの記事、
どうしても「さそり=恐ろしい」というイメージがあってびっくりしましたが、
自然にも生き物にも、
どんなものにも命あるものとして、
ともに生きることを自然に受け入れておられるご主人に、
改めて感心しました。
人間は、
すぐ自分にとって有益なものとそうでないものを区別し、
自分たちの都合だけで植物も動物の命も支配できるような錯覚を起こしがちですが、
本当は人間だって自然の一部で、
お互いに支え合い、共存しているのですものね。
とはいえ、
さそりやげじげじを受け入れての生活は、
私は自信ないのですけど(苦笑)、
すべての命の尊厳を認め、
ともに生きているのだと感謝できる生き方を
私も目指したいと思いました。
夫も、蚊や小麦粉にたかる蛾はすぐに退治するのですが、蝿やサソリ、ゲジゲジには優しいのです。義父母も「外に放しても、また屋内に戻って増えてしまう」と言うので、賛否両論あるでしょうが、刺されたら命が危ない大型のスズメバチの巣があっても、放置するのはいかがなものかと(以前住んでいた田舎の家の話ですが)思うので、人と動植物、自然の共存のその境界線を見つけるのはなかなか難しいですよね。この記事を書いた日だったかにも、ごみ箱の中にゲジゲジがいたりしました。『蜘蛛の糸』には、助けてもらえそうにありません。