2014年 08月 20日
いきなりスペイン語

そうして今日、近所の書店に置かれていたスペイン語の入門書を手に取り、アマゾンでの書評も思い起しながら、ページをめくったり、外側の解説を読んだり、大きさや厚さを見比べたりした結果、店頭で、この『Impara lo spagnolo con Zanichelli』を購入しました。
フランス語の入門書は、多少入門者には難しすぎるように思えるものの、しっかりできているGiunti社のCorso completoシリーズは、スペイン語については、アマゾンイタリア上の書評がいまひとつで、今日訪ねた書店にはありませんでした。それに、フランス語同様のつくりとすれば、1か月で勉強するには、難しすぎるだろうとも考えました。アマゾンでもスペイン語学習サイトでも、絶賛されているAssimilの本とCD4枚のセットも、店には置かれていています。迷いはしたのですが、会話に置く比重がかなり重く、会話ではB2レベルに到達できても、読み書きや文法の力はそれほどつきそうにないように思われ、また、わたしは会話も、文法や書き言葉も共に学ぶのが好きなので、選びませんでした。
昨日アマゾンの書評やスペイン語学習サイトを見て、評価が高かったのは、わたしが買ったザニケッリ社の入門書と、『Lo Spagnolo in 30 giorni』という本の2冊でした。書評から察するに、どちらも日常生活や旅行などで遭遇しがちな場面についての会話を柱として、語彙や文法も勉強できるようになっていて、CDがついており、わたしが好きなつくりになっています。ただ、会話の長さや文法項目の説明の程度が、表紙の写真や書評だけでは分かりません。アマゾンイタリア上では、確か昨日の時点では、わたしが買った本は「2、3週間後に取り寄せ」となっていたため、昨夜はよほど、内容が分からないままでも注文しようかと思ったのですが、今日になって、「やっぱり学習書は、手にとって、ページをめくって内容を見比べないと、選べない。」と考え、食料品の買い出しに行く途中に書店に寄って、店員さんに質問し、いろいろと教えてもらったあと、Assimilと『スペイン語30日』と『スペイン語はザニケッリで学べ』の三つを、つくづくと見比べて、悩みました。
店員さんは、「私はこのザニケッリシリーズでドイツ語を勉強したんですが、とてもよくできていますよ。」と勧める一方、「人気があるのはAssimil」だと教えてくれました。それでも、ザニケッリ社の入門書が、これまで使ったイタリア人向け入門書に比べると、導入会話がひどく短く、文法の説明が少なく思えて気になったのですが、『スペイン語30日』は、本とCD入りの箱を、開封して中を見ることができない上に、箱がこれだけ小さいのなら、本に書かれている情報も限られてくるし、本のサイズも小さそうで、字を書き込むにも苦労しそうだと、結局は、このザニケッリ社の入門書を選びました。アマゾンイタリアでは在庫もなかったしと、購入して帰り、今この記事を書くために見たら、店頭での購入価格より4ユーロ安くなっています。
ただ、今日すぐにも手に入り、中を見て購入できたことに満足しています。帰宅後は、買ってきた食品を片づけ、夕食のしたくをしながら、さっそく2枚あるCDのうち1枚を聞き始めました。スペイン語だけが録音してあるものと思ったら、イタリア語の説明や訳まで入っていて、少々がっかりはしましたが、逆に言うと、本での勉強が進まなくても、聞き流すだけでも、会話に耳を慣らしながら、身につけることができるということです。わたしは、本来、日本語を教えるときでも、外国語を学ぶときでも、まずは何も知らない状況で聞きながら、概要をつかみ、内容を推測・把握することが大切だと考えています。これは母語で何かを読んだり聴いたりするとき、脳がこんなふうに働くからです。それなのに、このCDには、少なくとも最初の部分には、先にイタリア語の言葉があって、それをスペイン語で言っているところが何箇所かあって、それが残念なのです。
フランス語と違って、日本から入門書を取り寄せる時間もなく、1か月で、1冊をみっちり勉強しようと考えているので、少し易しく見える(見えるだけかもしれません)、このくらいがちょうどいいのかもしれません。アブルッツォ旅行以来、フランス語で読むことや聴くことさえさぼり、フランス語学習がすっかり頓挫しているというのに、なぜここでいきなりスペイン語を勉強するのか。それは、来月末から、約10日間だけですが、夫や友人たちと共に、サンティアーゴ・デ・コンポステーラまで歩くことが、ほぼ決まったからです。
それで、昨日から、留守が続いた家の中を片づけ、ブログの記事を書く傍ら、飛行機やスペイン語の学習書の情報を、あれこれと調べ続けていました。巡礼のためのガイドも、航空券も、購入するのはこれからです。
というわけで、これから1か月は、スペイン語の勉強に励みます! ポルトガル語やギリシャ語も、やはり旅に出る1か月前から勉強して入門書を1冊終え、相手の言うことを理解するのは大変なものの、自分の言いたいことは、本に助けられながら、何とか伝えることができました。2006年秋にポルトガルを訪ねたのも、本来は友人たちと共にポルトガルからサンティアーゴまで歩くためだったのが、夫がひざを動かすのに痛みを感じたため、そのときは、巡礼をする代わり、バスでポルトガルを周遊しました。あのときは、3週間の旅の2週間が終わった頃から、ようやくポルトガルの人たちと話ができるようになったのですが、スペイン語の方が、イントネーションや言葉がイタリア語に近いという印象があります。ただ、巡礼の場合は、結局は友人とイタリア語で、他の巡礼者と英語で話すことが多く、結局、スペイン語を使える機会はそれほどないかもしれません。とは言え、備えあれば憂いなし。フランス語をしっかり身につけてから、スペイン語も勉強して、それからサンティアーゴへ、もっとしっかり収入がある身になってからサンティアーゴへなどと考えていたのですが、人生、思い立ったときが好機です。というわけで、9月22日の出発に向けて、明日から本格的に、スペイン語の勉強を始めます。
DA OGGI STUDIO LO SPAGNOLO
con questo libro per un mese, perché cammineremo verso Santiago di Compostela dal 23 settembre anche se solo per circa dieci giorni. In futuro vorrei camminare un percorso classico, ma per iniziare questo anno cammineremo insieme agli amici che hanno già raggiunto Santiago a piedi più volte. Peccato, l'originale del manuale è in inglese. Sarebbe stato meglio se fosse stato scritto per gli italiani. Comunque, per un mese studio la lingua spagnola! Mi aiuteranno le conoscenze dell'italiano. Nel 2006 ho studiato il portoghese sempre per un mese con un libro e di recente poco ma studio il francese dal 2012. Anche le conoscenze di queste lingue saranno utili per imparare lo spagnolo.
LINK
- Amazon.it - ”Impara lo spagnolo con Zanichelli” Con 2 CD Audio


来月は、スペインのサンティアゴ巡礼の旅に出られるのですね~(*_*)確かに思いたった時が行きどきかもしれません!
私も今まで若い頃からそのようにしてきたので、あの時でなければ行けなかっただろうということ今になって思えばたくさんあります~(笑)
ただなおこさんのように語学をマスターしてからという選択肢がなかったもので…(笑)
スペインへ旅行した時の現地在住のガイドさんが、「日本人にとっては、フランス語やドイツ語の発音よりスペイン語のそれは簡単なのですよ~」なんて言ってましたが…私には全くわからないので本当かな?と思った思い出があります。
なおこさんは、語学学習が大好きなので多分短い期間でもかなりマスターされるに違いないと思います(*^^*)
また、色々なことの記事を楽しみにしていますね~♪
私は20代の頃に1年ほど東京にあるスペイン系の会社で働いたことがあって、その時期に少しだけスペイン語を勉強したことがあります。それ以来、勉強はストップしてしまいましたが、次に勉強するならスペイン語と思っています。テキストを進めていって、また感想を聞かせてください!
それと、前回のポストでシェアされてた染色の先生のリンクなどみてみました。素敵ですね〜。私もとても染色など興味あります。縫い物も編み物もするので、いつか自分の染めた糸で編み物を、、、なんて思い描いてます。ベルガモの手芸品店で織物の講座を見つけたのですが、人がいなくて不定期開催らしく「開催するときに連絡します」と言われたものの全くもって連絡なし。でも、あちこちで講座があるんですね。知らなかったです! 楽しみが増えそうです!
イタリア語が日本人にとって発音が学びやすいのは、音節構造が「子音+母音」である場合が多いという点が、日本語と似ているため、そして、文字表記と発音の乖離が少ないからですが、スペイン語もそうなのかもしれませんね。
最近はフランス語の勉強をすっかりしっかりさぼっていますが、今回は、出発までちょうど1か月、しかも実際に歩くのに必要ですから、気合を入れて頑張ります! マスターとまではとてもいきませんが、旅行中、簡単なことならスペイン語で意思疎通ができるくらい程度の基礎力がつけられたらと思っています。
Rosso di Robbiaは、毛糸の染色の方が歴史が長くて、拠点がリミニなので、これからも時々、ロマーニャ地方を中心に講座があると思います。毛糸の染色講座に通ったことはありませんが、先生が熱心でいい方なので、おすすめです。今回のアブルッツォでの草花染め講座には、ジェノヴァやパドヴァ、ヴェローナなど、わたしよりさらに遠方から、電車やバス、来るまで駆けつけた人たちもいて、びっくりしました。
がんばってくださいね☆
イタリア語とスペイン語は似たところがありますから、
きっとなおこさんなら、1ヶ月でかなりマスターなさることと思います☆
じつは私も、
外国語の会社に勤めていたとき、
仕事柄、手軽に学べる環境にあったので、
イタリア語のレッスンを受けていたら、
隣でスペイン語をレッスンしている内容が簡単にわかって(基礎的なレベルのレッスンだったためだと思いますが^^)、
イタリアの方はスペイン語も簡単に話せるのだろうなと思いました。
なおこさんが学ばれてのご感想、またぜひお聞かせくださいませ。
スペインへの巡礼の旅、
きっとまた素晴らしい感動との出会いの旅となられることでしょうね。
ご出発の日が、楽しみですね。

なおこさんなら、語学の専門家だし、スペイン語はきっとあっという間にマスターされるでしょうね。実際に現地に行って話すことを念頭におくと、モチベーションも上がるし、それが何より勉強に拍車を掛けることになりますものね。楽しみですね。
通訳は大きい仕事は数か月前に連絡が来ることが多いし、大学や学校の授業は、万一この時期に当たることになっても融通が利くので、身動きもできるし元気だしと、思いきって行ってみることにしました。時々、旅行中に緊急の仕事の依頼が入ることもあるのですが、すみませんが無理ですと丁重にお断りしています。6日間の巡礼やトレッキングは、これまでイタリアで何度かしているのですが、「2週間は初めてだから大丈夫かしら」と言うと、巡礼の達人フランコから、「巡礼は3日以上歩いたら、3日も3か月も同じこと」という返事が返ってきました。せっかく行くのだから、より余裕を持って楽しめるためにも、しっかりスペイン語を勉強します!
本には「A1からB2まで到達することができる」とあるのですが、1か月でそこまでは難しいでしょうから、せめて確実にA2程度、旅行などで必要なだけの会話はやり過ごせるだけの力は着くように頑張ります!
なおこさんスゴい!本当に積極的な人生を送っていらっしゃると思います。私もイタリア語がイヤになったときにスペイン語を始めました。イタリア語に非常に似ていると思いますが、文法的にはスペイン語のほうがちょいと難しいように思えます。
しかし、語学に興味のある方は筋がいいですからなおこさんには問題ないでしょうね。
がんばってください!本当に勉強熱心で私なんぞ恥ずかしい限りです。
昨日は、とりあえずスペイン語についての概要を読み、本の付属CDを家事をしながら一通り聞いてみました。本には今日から取りかかります!