2014年 09月 01日
歯医者と虫歯と夏休み
「せっかくの休み中、旅行中かもしれないし、邪魔してはいけないな。」
と考えて、歯医者父娘が戻るのを待つことにしました。「いつからいつまで」が休みかという説明がないこともあって、休みはそれほど長くないと考えたのです。夫は「携帯電話にかけてみれば。」と言うのですが、痛みがないこともあって、「詰め物が取れたのだろう」と考えていました。この歯医者で詰めたものが欠けたのであれば、無料で詰め直してくれるかもしれないと思うと、他の歯医者に行くのは、ためらわれました。以後、平日は、毎朝歯医者のカードに書かれた固定電話の番号にかけてみたのですが、いつまで経っても留守番電話が答えるばかりです。
わたし自身、8月11日から14日までは、草花染め講座で、アブルッツォに出かけていて、歯医者には行けないし、8月15日のFerragostoが過ぎれば、さすがに休暇から戻るだろうと、不便と虫歯の発生を心配する気持ちはありましたが、休暇が終わるのを待つことにしました。そうして、アブルッツォから夜中に帰宅し、義弟夫婦が開いていた夕食会に途中から参加し、夫や友人たちと食べていたら、奥歯に何だか鈍い痛みがあります。翌8月15日に気づくと、なんとその奥歯にも穴が開いています。しかも歯の前部が欠けている感じで、折れる恐れもあります。間が悪いことに、15日金曜日は祝日で、後には土日が続き、8月18日月曜日の朝に、ようやく歯医者に電話をすることができました。
ところが、最初の電話から2週間は経ったと思えるのに、相変わらず留守番電話が、「休暇中です」と答えるではありませんか。けれども、「もう2週間も待ったし、折れかねない歯もあるし」と、思い切って、留守番電話で指示された二つの番号への電話を何度か試みると、数度目にようやく、娘さんの歯医者さんが出て、状況を説明すると、この日の夕方に診てもらえることになりました。
夕方歯医者に出向くと、隣の診療室では、にぎやかに工事をしています。父さん歯医者に歯を診てもらうと、なんと二つとも、詰め物が取れたわけではなく、新たな虫歯ができたということです。いつものように、この日はすぐに治療をするのではなく、穴が開いた2か所に薬剤をつめて終わり、先週火曜日と今日、歯医者に行って、一つずつ虫歯を治してもらいました。1本80ユーロですから、出費は合計160ユーロ。いつも食後にていねいに歯を磨いていれば、こんな出費も痛い思いも必要なかったのにと、残念です。
留守番電話が答えて、「休暇」と言ってはいたけれど、実は歯医者さん父娘は、ペルージャにはいたものの、「8月は患者も少ないし」と、ああいう留守電を入れておいたそうです。というわけで、遠慮せずに早く電話をしていれば、早く診てもらえていたわけで、ひょっとしたら、虫歯ももっと早い段階で治療してもらえていたかもしれません。とりあえずは、虫歯の治療が終わってほっとしています。歯は大切にしなければと、つくづく思う今日この頃です。
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Oggi sono finalmente finite le cure di due carie;
ancora una parte delle labbra è sotto l'effetto dell'anestesia,
ci sono meno banconote nel portafoglio,
ma sono contenta!
Secondo Ambrose Bierce, il dentista è un "prestigiatore che,
dopo aver messo del metallo nella tua bocca, tira fuori monete dalle tue tasche".
Ma dopo aver ascoltato parecchie volte la segretaria telefonica
che annunciava l'assenza del dentista,
ringrazio l'esistenza dei dentisti, pur augurandomi di
non aver più bisogno del loro aiuto per curare le mie carie.
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お休み中に歯が痛くなるとは困りましたね^^;
私も、もう3年半前になりますが、奥歯の治療済みの歯が悪くなり
頭痛がして困ったことを思い出します!奥歯の治療済みの歯は神経を抜いてる歯で、近くの歯医者さんに行くと歯槽膿漏もあるので治療出来ない、部分入れ歯にするしかないと言われました。この時はさすがにガ~ンときて、考えますと言いました。そしてなんとか抜かずに済む方法はないものかとネットでいろいろと調べたところ、抜かずに治療してくれる歯医者さんを見つけて行き、片道30~40分かかるところでしたが、1か月半通いといっても行ったのは7~8回かな・・・、なんとか治してもらいました。歯槽膿漏になんかなってないですよ!とも言ってくれました。それからは、歯ブラシも2種類のを使い、歯みがき粉もハーブの入っている自然な酵母入りのを使い今日に至ってます。歯は大事なので、夜寝る前はきちんと磨く週刊をつけてがんばって下さいませ。一に歯磨きだと思います(^-^)
でないと虫歯から恐ろしい成人病になるそうです。歯の健康=体も健康くらい大事らしいです♪
休暇のアナウンスを流す歯医者さん、
欲がないというか、のんびりなさっておられるのですね(笑)。
虫歯、お大事になさってくださいね。
私も昨年の冬に、
かぶせが取れたのをきっかけに
数年ぶりで歯医者さんに通いまして。
以前は定期点検にも行くなど、
こまめにケアしていたのですが、
家の近くにいい歯医者さんがなくて
ケアをおろそかにしていたら、
思いがけず治療が必要な箇所がたくさん見つかって
けっこう長く通院しました。
歯医者さんに行くと、
日ごろの歯磨きなども、
もっと丁寧にやろうという気持ちになりますよね。
↓のシロちゃんの天気予報、可愛いですね☆
うちの猫の顔洗いも、けっこう当たる気がします。
日本も不安定な気候が続いた夏でしたので、
秋は穏やかであってほしいと願っています。
すずさんも、そんなに長い間歯医者さん通いをされたんですね! やっぱり何事も、日頃からの手入れが大切だなと、わたしもつくづくそう思いました。
すずさんのお宅の猫ちゃん予報も当たるんですね! イタリアでもまた土砂崩れなどの災害が起こり、犠牲者が出ています。悪天候は続くようですが、日本でもイタリアでも、痛ましい災害が起こることのないよう祈っています。業者や行政があてにならないので、やっぱり市民が目を光らせ、地盤沈下や洪水・土砂崩れを引き起こすような建造や森林の伐採はしないよう、行われた場合も、大雨の際の対策を練るように、訴えていく必要がありそうですね。
きゃー、わかります!イタリアで8月と年末年始の歯痛こそ恐ろしい事はありません。私は歯医者にかかることは殆どありませんが、市場に私のかかりつけの歯医者さんがくると、いつからいつまで居ないのかいつも聞いてしまいます。
歯医者の出費は高額でそれもまた痛いですね。
私が歯医者にあまりお世話にならないのは、ワインとグラッパでアルコール消毒されているのでしょうかね?
行くのがうれしいところでは決してありませんが、今回ばかりはようやく歯医者に行けたときは、ほっとしました。なぎささんが歯医者にお世話にならないのは、甘いものがお好きではないので、めったに食べないからかもしれませんね。